フランスの日刊スポーツ紙L’Équipe(レキップ)の報道によると、プジョーがオレカと予定されていたパートナシップ締結が頓挫した後、トップレベルのプロトタイプレースに復帰するため、リジェ・オートモーティブとの間に提携を結ぶことが明らかになった。
この動きは2月13日に発表されたレベリオン・レーシングの全レース活動撤退に端を発すもの。プジョーは、このスイスのレーシングチームとともに2022/23年シーズンからWEC世界耐久選手権に復帰することをアナウンスしていた。
プジョー、レベリオン撤退後もWECプログラム継続を宣言。今後はトタルと協力
グループPSAモータースポーツのジャン-マルク・フィノー代表はレキップの独占インタビューに対し、プジョーが2023年のル・マン24時間レース復帰に向けて、車両開発分野でリジェと下請け契約を結ぶ予定であることを認めた。
そのなかでフィノーはレベリオン・レーシングの撤退によって組織は「より強固」になったと述べた。また、カーボンファイバー材料や、エアロダイナミクス開発を含む複数のプロジェクト分野で、リジェを活用することを排除していないという。
「今後、我々はリジェ・オートモーティブとのパートナーシップを確立する」と彼はレキップに語った。
「近年、私たちは何年もスポーツカーレースを行っていない。そのため、チームを内部組織だけで構成するか、外部パートナーとの協力体制をとるかの選択肢を開いたままなんだ」
「現在、我々のプロジェクトは技術的な分野の構築段階にあるため、まだ本格的に運用する段階ではない」
オレカは、WECの過去2シーズンにわたってレベリオン・レーシングのLMP1プログラムのレースオペレーションと、技術サポートを提供しており、2019年にはハイパーカーの潜在的な可能性を評価するためにプジョーと初期段階のリサーチと概念的なエアロダイナミクス研究を行った。
このような理由からオレカがフランスメーカーの“ル・マン復帰”プログラムのため、プジョーと提携することが予想されていた。
しかし、同社の創設者であるユーグ・ド・ショーナック社長はACOフランス西部自動車クラブとIMSAからグローバルプラットフォーム“LMDh”が発表されたことを受け、ベースとなるLMP2カーの開発を優先させる目的で、LMHル・マン・ハイパーカーに準拠したプジョーのハイパーカー製作に関わらないことを認めている。
この件について、ともにフランスのシャシーコンストラクターであるオレカとリジェの両代表者は、Sportscar365とEndurance-Infoからの問い合わせに対して、プジョーがらみの開発に関するコメントを拒否した。
一方、フィノーはリジェが最近承認されたLMDhプラットフォームのベース車となる4つのLMP2コンスタトラクターに選ばれるかどうかは、まだ決まっていないとし、「(シャシーコンストラクターの)選択は技術ワーキンググループ内の主題である技術規則に従って行われる」とレキップに語っている。
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