1月3日からアメリカ、フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで始まったIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の公式プレシーズンテスト。2日目となった4日はLMP2、GTD(GTデイトナ)クラスの“ピットボックス予選”を含む計4セッションが行われ、前日に引き続きマツダチーム・ヨーストの77号車マツダRT24-P(オリバー・ジャービス/トリスタン・ヌネス/オリビエ・プラ組)がベストタイムを記録している。
1月25~26日に開催されるデイトナ24時間レースに向け、各チームが本番を想定したメンバーで臨んでいる今回のオフィシャルテスト。3日間の日程の中日は現地時間10時15分からプラクティス3が開始され、まずはインディカー王者、ライアン・ハンター-レイをラインアップに加えたマツダチーム・ヨーストの55号車マツダRT24-Pが1分35秒679で首位に立つと、前日に77号車マツダが記録した総合トップタイムを塗り替える。
2020年初走行、マツダチーム・ヨーストが1番時計/IMSA公式テスト1日目
2番手は77号車マツダ、3番手にはJDCミラー・モータースポーツの85号車キャデラックDPi-V.Rが入った。午後のショートセッションで最速タイムを記録したのは、フィリペ・アルバカーキがステアリングを握ったウェレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.Rだ。
タイムは1分36秒441で、55号車マツダが0.147秒差の2番手。ロイック・デュバルが助っ人加入しているマスタング・サンプリング・レーシング/JDCミラー・モータースポーツの5号車キャデラックDPi-V.Rが、首位から約コンマ4秒遅れの3番手となっている。
ナイトセッションとなったプラクティス5ではふたたびマツダ勢が速さをみせ、ジャービス操る77号車マツダが1分34秒753を叩き出して総合トップに。僚友55号車マツダも自己ベストを更新する1分35秒198をマークしてこれに続いた。3番手は小林可夢偉を起用して連覇を狙うコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車キャデラックDPi-V.Rで、助っ人のスコット・ディクソンが1分35秒648を刻んだ。
最高峰DPi以外のクラスでも気温が下がったプラクティス5で多くのマシンがタイムアップを果たす。LMP2クラスではドラゴンスピードUSAの81号車オレカ07・ギブソンが1分37秒372でクラストップに立った。
GTLM(GTル・マン)クラスでは、マシンを2019年型にスイッチしたポルシェGTチームの912号車ポルシェ911 RSRが1分43秒513でクラス首位に。僚友911号車ポルシェが2番手となりポルシェ勢がワン・ツー。3番手にはリシ・コンペティツィオーネの62号車フェラーリ488 GTE Evoがつけている。
■デイトナ3連覇を狙うGRTランボルギーニが本領発揮か
GTDクラスでトップとなったのはGRTグラッサー・レーシング・チームの11号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoで、タイムは1分46秒713。わずか0.027秒差の2番手にGRTマグナスの44号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoがつけると、ポール・ミラー・レーシングの48号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoが1分46秒881で続きイタリアンメーカーがトップ3を独占してみせた。
なお、プラクティス4とプラクティス5の間に行われた、レースウイーク中に使用するピットを決める特別予選ではPR1マティアセン・モータースポーツの52号車オレカ07・ギブソンがLMP2クラスのトップタイムをマーク。
GTDクラスはエイム・バッサー・サリバンの12号車レクサスRC F GT3が首位となり、道見真也も搭乗するマイヤー・シャンク・レーシングの86号車アキュラNSX GT3 Evoがクラス2番手に入っている。
IMSA公式テスト“ロア・ビフォア・ロレックス24”の最終日となる5日は、プラクティス6と7、DPiクラスとGTLMクラスのピットボックス予選が実施される予定だ。
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