レッドブル・レーシングは、F1第3戦日本GPから角田裕毅をドライバーに起用することを決定。角田と入れ替わる形で、リアム・ローソンはレーシングブルズのマシンをドライブすることになる。
ローソンはフル参戦1年目にして、セルジオ・ペレスの後任としてレッドブルの期待を背負っていたが、開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPでは不振を極めた。スプリントも含めた計3度の予選ではいずれもQ1突破すらできず。ポイントもまだ獲得できていなかった。
■角田裕毅レッドブル入りが実現すれば、それは“日本人F1ドライバー歴代最高”のシートとなる?
対照的に角田はオーストラリアGPでの予選5番手をはじめ、Q3進出を続けている。チームの戦略ミスもありレースでは思うようにポイントを稼げていないが、レースペースも安定している。
F1中国GP後から、レッドブルがローソンの代わりに角田の起用を検討しているのではないかと報じられるようになったが、角田の母国レースである日本GPを前に、それが現実のものとなった。
レッドブルの今季用マシンであるRB21はドライブしにくく、一方でレーシングブルズのVCARB02はドライブしやすいマシンだという評価もあるが、レッドブルはこの冬に決めた決断を残酷なほど早く翻し、ローソンと角田の立ち位置を入れ替えることを決めた。
ドライバー交代がこれだけ早く決断されたのは、F1参戦5年目を迎えている角田がその経験を活かして、ディフェンディングチャンピオンのマックス・フェルスタッペンと共にRB21の開発をサポートすることを期待されているからだ。そしてこれはホーナー代表の個人的な選択ではなく、グループとしての決定だったと理解されている。
「最初の2レースでリアムがRB21に苦戦しているのを見るのは辛かった。その結果として、我々は早期にスイッチするという決断を団結して下した」
そうホーナー代表は語った。
「我々は2025年シーズンに、ドライバーズチャンピオンの防衛とコンストラクターズチャンピオンの奪還という2つの野心を持って臨んだ。そしてこれは純粋に、スポーツとしての決断だ」
「RB21にはやるべきことがたくさんあり、ユウキの経験は現行マシンの開発に大いに役立つだろう。我々は彼をチームに歓迎し、彼がRB21のステアリングを握るのを楽しみにしている」
「我々にはリアムを保護し、育てるという義務がある。困難なスタートを切ったリアムが経験を積み、彼がよく知るチーム・環境であるレーシングブルズでF1キャリアを続けられるよう、迅速に行動するのは理に適っている」
角田がレッドブルに昇格することは確実視されていたものの、シートを失ったローソンがどうなるかは不透明だった。昨シーズン後半をウィリアムズで戦い、2025年にリザーブドライバーとしてアルピーヌに移籍したフランコ・コラピントが角田の後任としてレーシングブルズのシートを獲得するという噂もあったが、最終的にはローソンが自分の能力を示すセカンドチャンスを手にした。
いくら同じレッドブル陣営だとはいえ、シーズン途中の移籍は角田にとって難しいチャレンジとなる。RB21が扱いにくいマシンならなおさらだ。フェルスタッペンが圧倒的な強さを誇っていた数年前の勢いがレッドブルから無くなりつつあるのも間違いない。
それでも、レッドブルは紛れもないトップチームの一角。角田にとっては、いくら努力しても手に入れられなかったシートが、意外な形で転がり込んできた格好だ。このチャンスを最大限に活かしてその実力を改めて見せつけることができれば、不透明となっていた角田の今後のF1でのキャリアが大きく開けてくるだろう。
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鈴鹿で会いましょう!