充電口を確認 2.5Lユニット搭載か
トヨタが欧州の公道において、RAV4のPHEV仕様をテストしている様子が目撃された。一見する限りでは、このプロトタイプには標準モデルと外観上の違いはない。しかし、細部を確認してみれば車体の右側に配置された開口部が確認できる。これは燃料キャップとは反対側であり、充電用のポートのようだ。
このテスト車両はダイナモメーターのようなものを牽引しており、ここからも新たなパワートレインを開発中であることがうかがえる。
トヨタは公式なコメントを出していないものの、PHEV RAV4には今までと同じくアトキンソンサイクルの2.5L、4気筒エンジンを搭載し、これにより大型の電動モーターをリチウムイオン・バッテリーを組み合わせるようだ。
トヨタはプリウスPHEVに搭載しているパワートレインを保有しているものの、この1.8LエンジンではPHEV化にともなう重量増に対してパワー不足のようだ。
モーターのみで50km程度の走行可能
このSUVに使われるTNGAプラットフォームは複数のパワートレインに対応している。電動航続距離は50km程度に達し、ビジネスユーザーにも満足できる低CO2排出量を実現するようだ。
トヨタは従来より「セルフチャージ」式のハイブリッドシステムを使用しており、これはプラグイン式よりも手軽だとしてきた。しかし、欧州での排出規制が2020/21年から厳しくなり、各社にCO2排出量のフリート平均を引き下げることが要求されている。
十分な電動航続距離を持つシステムの搭載は、これの達成に有効な手段だ。RAV4のPHEVは2020年中頃に登場し、三菱アウトランダーPHEVやヴォグゾール・グランドランドX PHEVに対抗する。
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