現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ルノーと東風汽車の合併会社、「DRAC ビジョン 2022」戦略を発表

ここから本文です

ルノーと東風汽車の合併会社、「DRAC ビジョン 2022」戦略を発表

掲載 更新
ルノーと東風汽車の合併会社、「DRAC ビジョン 2022」戦略を発表

ルノーと東風汽車との合併会社である東風雷诺汽車(Dongfeng Renault Automotive Company,以下DRAC)は2022年までに年間販売台数を40万台に伸ばすことを目指すと10月31日に中国武漢市でのメディア説明会で発表した。

ルノーと東風汽車との合併会社である東風雷诺汽車公司(以下DRAC)は武漢市でのメディア向け説明会において「DRAC ビジョン2022」戦略を発表。それによると、DRACは2022までにSUVを中心とした9つの現地モデル(うち電気自動車3モデル)で40万台の販売を目指す。同時にディーラーネットワークも400店舗拡大、高い品質と顧客満足度を目指すという。DRACは過去4年間において当初の目標を十分達成しており、次の5年に目を向けている。大手合同ベンチャー企業としての新たなスタートを切り、完全なバリューチェーン機構の構築を目指す。

マツダが次期アクセラ?の魁(Kai)コンセプトで見せたデザインメッセージとは?

メディア向け説明会でルノー取締役会長兼CEOのカルロス・ゴーンは「我々は中国を世界最大の自動車市場であり、未来のモビリティにおける世界的なトレンドセッターであると認識している。中期ビジョンである“Drive the Future”のもと、ルノーグループの成長のために優先戦略として盛り込んだのはそのためだ。東風グループと共に、我々には中国市場におけるDRAC の持続的な発展をサポートするためのリソースや技術を持っている」と述べた。東風汽車総支配人の李紹燭(Li Shaozhu)は「現在の市場トレンドについての十分な知識と顧客のニーズに応えたいという強い意志のもと、そして株主の我々DRACに対する期待と信用のもとで、この『DRACビジョン2022』はある。東風、ルノー、日産が合わさり、DRACが革新的な開発を進められるよう全力で後押ししたい」とコメントした。

以下、公開内容「DRAC ビジョン2022」は2022年までに以下を達成することを目標とする:•SUVを中心とした9つの現地モデル(うち3モデルは電気自動車)の販売のもと、年間販売台数を40万台に伸ばす。•ディーラーネットワークを400店舗分拡大。•品質及び顧客満足度がトップであると認識されるようになる。DRACは次の発展段階に入る。DRACの次の発展は4本の柱をメインとする: ブランド及び商品の開発。販売及びマーケティングの向上。品質の保証。そして中国における市場拡大。ブランド及び商品の開発DRAC はラインアップの充実化を図る。2022年までに、DRACは電気自動車3モデルを含む9つの現地モデルを販売する。より高性能化した内燃機関及び新型の電気自動車モデルの投入により、特にSUVの充実化を図る。DRACは積極的にルノーの最新技術をEVや自動運転、コネクティビティに応用し、特に中国の若者世代に強く見られる最新技術を求める声に応えるようにする。

販売及びマーケティングDRACの力強い発展は高品質で持続可能なディーラーネットワークにもとづいている。科学的且つ合理的な成長プランのもと、DRACは2022年までに400店以上のディーラーを持つことになる。DRACは持続可能な発展と投資家たちに多くのディーラーを育ててもらうため、多様なネットワークモデルを提供する。そしてこのネットワークの更なる拡大のもと、ルノーは中国全土で認識されるようなブランドになることを目指す。品質2022年までにDRACは品質及び顧客満足度においてマーケットリーダーに立てるような合同ベンチャーブランドを目指す。2017年初頭、ルノー及びDRACはオートホーム(Auto home)誌に掲載された「現地生産をしている海外ブランド車の新車品質ランキング」及び「現地生産をしている海外ブランド車の生産工場品質ランキング」においてそれぞれトップを飾った。9月にはJ.D.パワー顧客満足度調査専門機関が掲載した「2017年の中国車信頼性ランキング」の中型SUV部門においてルノー車が3位、DRACのカジャーが2位にランクインした。この結果は我々の力強い発展を更に後押しするものになる。DRACは今後も品質の向上を目指し、中国のユーザーに対し最高の販売と満足度をもたらせるようにする。同時に、DRACはルノーの世界スタンダードをもって、車の開発・製造ができるようにする。中国市場拡大を追い求めるDRACは臨機応変であり続ける。中国市場を常に意識した商品開発を続け、90%以上の現地生産を続ける。同時に、EVやコネクティビティなどの技術開発の能力を上げ、武漢市のプラントをルノー・日産・三菱の三社アライアンスにおける最高クラスのものに仕上げる。加えて、この東風・日産・ルノーグループの“黄金の三角形”がDRACの最新技術を開発できるポテンシャルを引き出せるようになるだろう。DRACのCEO及びルノーグループアジア太平洋部門チェアマンであるフランソワ・プロボストは「この4年間、DRACはまさしくバリューチェーンな企業に成長した。2500人の従業員やディーラーやサプライヤーのサポートのおかげだ。この2022ビジョンのもと、我々はルノーブランドの独自性を駆使しSUVと電気自動車を中心とした持続可能な発展ができるようになる」とコメントした。

DRAC発展の“第一段階”の達成DRACは早くもバリューチェーンすべてを網羅する一大合同ベンチャーに成長した。多様な国籍や文化を持った2500人ものすばらしいスタッフを雇えた。2年以下の短い期間でDRACは武漢市で新たな生産工場を建て、カジャーと新型コレオスの2モデルの現地生産を始めた。これはまさしく、急速に発展するSUV市場を狙ったわが社の製品戦略の現れである。DRACの“ワン・チーム、ワン・ボイス、ワン・アクション”の理念はわが社の機動力をまさしく現すものとなった。2017年の10月末までには現地のカジャーと新型コレオスの販売台数は6万を超え、年間目標を2カ月も早く達成することになる。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
VAGUE
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
GQ JAPAN
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

379.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
ビジョンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

379.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村