元F1ドライバーでインディ500チャンピオンでもあるファン・パブロ・モントーヤ。彼の息子セバスチャン・モントーヤが、父が所属するドラゴンスピードから2022年のセブリング12時間レースでIMSAシリーズにデビューを果たすことが決まった。
モントーヤファミリーにとって初の親子参戦を実現させるこの決定は、WEC世界耐久選手権からIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権へとプログラムをスイッチし、北米シリーズに初めてフル参戦するドラゴンスピードの2022年シーズン体制発表で明らかにされたもの。
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先月、バーレーンで行われたWECルーキーテストに参加した16歳のモントーヤ“ジュニア”は、同チームのレギュラードライバーとしてIMSAシリーズに参戦する父ファン・パブロとヘンリク・ヘドマンのペアに加わるかたちでセブリング・ラウンドに出場し、初めて公式戦でLMP2マシンをドライブする。
セバスチャンはカートからジュニア/ミドルフォーミュラにステップアップを果たした後、最近はイタリアとドイツでFIA-F4選手権を戦ってきた。そんな彼の父親で、2度のインディ500優勝ドライバーであるファン・パブロは2020年シーズン以来、2年ぶりのIMSAフル参戦を果たす予定だ。
モントーヤは2019年にデイン・キャメロンとペアを組み、最高峰カテゴリーのDPiクラスでシリーズチャンピオンを獲得。翌年もアキュラ・チーム・ペンスキーのフルシーズンプログラムに参加したが、2021年はドラゴンスピードとともにWECに挑みつつ、IMSAではマイヤー・シャンク・レーシングに参加してのスポット参戦に留まった。
WECからIMSAへと主戦場をスイッチするドラゴンスピードは、レギュラードライバーのうち、ふたりを世界選手権プログラムから継続して起用する。そのひとりであるヘドマンは昨年、ドラゴンスピードとともに3ストッププログラムを実施しデイトナ24時間レースではLMP2クラス2連覇を達成した。今回発表された彼らのIMSAでのフルタイム・プログラムは、チームにとって初めてのチャレンジとなる。
「ル・マンでともに(LMP2プロ・アマクラス優勝という)目標を達成したあと、2022年にヘンリク(・ヘドマン)とともにIMSAに戻ってくることができ、とてもうれしく思う」と語るのは、チーム代表を務めるエルトン・ジュリアン。
「彼は私たちの助けを借りてレーシングベルトにいくつかのノッチを刻みたいと考えている。彼のドラゴンスピードに対する信頼に改めて感謝したい」
「ファン・パブロとの仕事は私のレーシングキャリアのハイライトのひとつであり、この関係からセバスチャンがスターとしての地位を確立するための手助けをする機会をはじめ、さらに多くのことができるだろう」
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