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ザクセンリンク”9連勝”のマルケス「ドゥカティの追い上げを予想していた」一方ロレンソらはタイヤの性能劣化に苦戦/MotoGPドイツGP

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ザクセンリンク”9連勝”のマルケス「ドゥカティの追い上げを予想していた」一方ロレンソらはタイヤの性能劣化に苦戦/MotoGPドイツGP

 MotoGP第9戦ドイツGPで優勝を飾り、ザクセンリンクで連勝数を”9”に伸ばしたレプソル・ホンダのマルク・マルケス。彼は、決勝レースではドゥカティが追い上げてくるのではないかと予想していたと語った。

 ポールポジションからレースをスタートしたマルケスは、そのスタートでホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)にトップの座を奪われてしまった。マルケスがロレンソをパスして先頭に戻ったのは、13周目のことだった。

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 レース後、優勝争いは予想通りの展開となったのかと尋ねられたマルケスは、次のように答えた。

「おそらく、僕は彼らが(セットアップなどの)ミスをしたんだと思う。ええと……”ミスをした”と言ったけど、それは僕にとっては良い知らせとなった。フリー走行の後、ドゥカティのふたりが速いと分かっていたんだ」

「レースの序盤は、ロレンソがプッシュしていた。すると突然、彼のペースが大きく落ち始めた」

「その時、今がオーバーテイクをする時だと思った。ドゥカティのライダーを追い抜くのはとても難しいけど、僕は彼をパスして、プッシュし続けようとした」

「チームメイトのドヴィはFP4でも、ウォームアップでも速かった。でもレースでは、彼も大きくペースを落としていたようだった」

 最終的に6位でレースを終えたロレンソは、マルケスに追い抜かれた後ペースが落ち始めた。彼は、レースペースが落ちたのはスタミナの問題が再発したからではなく、リヤにミディアムタイヤを使用しなければならなかったことが原因だと述べた。

「ミディアムを履くというのが僕らの選択肢だった。これが問題だったんだ」

「オープニングラップでは、スロットルをスムーズに行おうとした。でもあのように、レース中盤から終わりにかけて、通常の加速を行うことができなかった」

「トラクションがかからなくて、バイクのリヤが振動していた。これが一番の問題であって、フィジカル的な状況が問題だったのではない」

 ロレンソのひとつ後ろ、7位でレースを終えたドヴィツィオーゾは、もっと良い結果になると予想していたことを認めたが、タイヤの性能が落ちたことにより、自分に何ができるのかを前もって正確に考えることが非常に難しくなってしまったと主張した。

「僕はもっと良い結果を望んでいた。皆そうやって考えなければならないだろう」とドヴィツィオーゾは話した。

「でもザクセンリンクでは、何ができるのかを知ることができなかった」

 ドヴィツィオーゾは、ドゥカティが苦手としてきたトラックで改善できたことには励まされたというが、ロレンソだけでなく、4位のダニーロ・ペトルッチ(プラマック)や5位のアルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)らの後ろでのフィニッシュにがっかりしていると語った。

「僕らが昨年よりも速くなっていたというのは事実だし、これはポジティブな要素だ。フリー走行からレースを通して、これは本当だった」

「僕はそれには満足している。でももう少しバイクを改善することができるはずだ。高速コーナーでは加速できなくて、ホンダやヤマハと同じ速度でコーナーを通過することができなかった」

「これが僕たちがレースで苦戦した理由だ。それに、リヤタイヤも大きく性能が落ちてしまった」

「ポイントにも満足できていない。僕はドゥカティユーザーの中で4位だった。つまりもっと良い結果で終われたチャンスがあったということだ。この点は、今回のレースでのネガティブな要素だ」

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