現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 専用チューニングの“ニスモ”が追加。ニッサン、フェアレディZの2024年モデルを発表

ここから本文です

専用チューニングの“ニスモ”が追加。ニッサン、フェアレディZの2024年モデルを発表

掲載 3
専用チューニングの“ニスモ”が追加。ニッサン、フェアレディZの2024年モデルを発表

 8月1日、日産自動車はスポーツカー『フェアレディZ』を一部仕様向上させた2024年モデルを発表し、エンジンやシャシーに専用チューニングが施された『フェアレディZ NISMO(ニスモ)』を追加した。

 2022年8月に発売されたRZ34型フェアレディZは、先進技術がもたらすダイナミックなパフォーマンスやシャープなレスポンス、心を震わせるサウンドなどを特長としたモデルだ。モータースポーツでもスーパーGT GT500クラスのベース車両となり2022年シーズンにTEAM IMPULが王者に輝いたほか、2023年にはニッサンZ GT4がデリバリー開始となり、国内ではスーパー耐久シリーズに参戦している。

北米日産が『ニッサンZ NISMO』の発表を予告。今夏後半に詳細発表か

 そんなフェアレディZに2024年モデルが登場した。一部の仕様が向上された通常モデルでは、全グレードにAmazon Alexaが標準搭載されたほか、初代S30型『フェアレディZ 432』のボディカラーとして設定されていた“グランプリオレンジ”を想起させる“432オレンジ”が新色として設定された。さらにブルーの特別内装色がバージョンT/STグレードに追加設定されている。

 また、フェアレディZ向けのニッサン純正アクセサリーパッケージとして発売されている『フェアレディZ Customized Edition(カスタマイズド・エディション)』では、フェアレディZのエンブレムが入れられたフロントバンパーやグリル、カーボンリヤスポイラーなど、特徴的な外観を再現できる“エントリーパッケージ”および、専用デザイン19インチアルミホイール、専用デザインエンブレム、フードデカールやボディサイドステッカーで『東京オートサロン2023』出展車を再現できる“フルパッケージ”の2種類を用意した。

 そして、新たに追加されたフェアレディZニスモでは、まずエンジンの出力を通常の298kW(405PS)から309kW(420PS)にパワーアップさせ、最大トルクも475N・m(48.4kgf・m)から520N・m(53.0kgf・m)に向上し、パワフルな加速を実現。トランスミッションは変速レスポンスと耐久性を向上させ、俊敏なシフトチェンジを可能としている。

 車体面では、ステアリングとボディのねじり剛性を高めるとともに、シャシーに施されたチューニングや、新設定される“トラクションモード”が、狙いどおりのラインをトレースできる正確なステアリング操作をサポートするという。さらにブレーキにはニスモ専用ブレーキシステムを採用し、本格的なスポーツ走行を実現するほか、ドライブモードには、ニスモ専用の“SPORT+モード”を含む3種類のドライブモードを設定、使用シーンに応じた最適なチューニングが施されている。

 フェアレディZニスモのエクステリアは、フロントグリルに加え、フロントおよびリヤバンパー、フェンダーモール、サイドシルプロテクター、リヤスポイラー、リヤLEDフォグランプがニスモ専用パーツとして開発され、低重心かつ長く伸びやかなスピード感を演出し、ダウンフォースを強化するとともに、空力性能も向上させた。

 なお、フロントグリルのメッシュは2024年モデルのニッサンGT-Rでも採用された通風抵抗の少ないハニカムデザインが採用され、風をすくい取る形状のエアガイドスロープとの相乗効果により冷却効率が最大化。そして新たに設定された19インチの全面グロスブラック塗装の鍛造アルミホイールは、剛性と軽量化を両立した9本のラジアルスポークデザインで、リム幅を広げながらも軽量化を実現している。

 一方で内装では、フェアレディZのシンプルでスポーティーなインテリアをベースに、さらにドライバーの運転への集中を高め、スポーツ走行を盛り上げるカラーと素材が組み合わされ、ブラックのパーフォレーション付きアルカンターラとレザー素材の“ニスモ専用チューニングレカロ製スポーツシート”がノンスリップ機能と高い質感を両立。ボディカラーは専用色のニスモステルスグレー/スーパーブラック2トーンを含む、全5色がラインアップされた。

 一部改良や“ニスモ”モデルが追加されたフェアレディZの2024年モデル。消費税込みの価格は通常グレードが539万8800円~665万7200円、そしてフェアレディZニスモが920万円に設定された。なおフェアレディZニスモの注文については、当面の間はフェアレディZを注文して長期間待っているユーザーのなかで、ニスモへの振替を希望する人のみに販売されるとのことだ。ニッサンは「納期長期化の解消目途が立ち次第、新規のご注文受付を検討してまいります」としている。

 フェアレディZおよびフェアレディZニスモの詳細については以下のニッサンの公式サイトまで。
・フェアレディZ:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/z.html
・フェアレディZニスモ:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/z/specifications/nismo.html

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
くるまのニュース
ルーミーって…なんでこんなに売れてるの? どこがいいの???
ルーミーって…なんでこんなに売れてるの? どこがいいの???
ベストカーWeb
間違えると最悪車両火災の原因に! クルマのヒューズが切れたら「同色=同数値」のものに交換が必須!!
間違えると最悪車両火災の原因に! クルマのヒューズが切れたら「同色=同数値」のものに交換が必須!!
WEB CARTOP
トヨタWRC代表、勝田貴元にいよいよ“攻撃命令”。同点で並ぶヒョンデとのメーカー対決に向けて「攻めに転じる時がやってきた」
トヨタWRC代表、勝田貴元にいよいよ“攻撃命令”。同点で並ぶヒョンデとのメーカー対決に向けて「攻めに転じる時がやってきた」
motorsport.com 日本版
ローソン、ラスベガス予選はQ2敗退15番手「大きくスライドしてしまった。まあそれがなくてもQ3は無理だったけど……」
ローソン、ラスベガス予選はQ2敗退15番手「大きくスライドしてしまった。まあそれがなくてもQ3は無理だったけど……」
motorsport.com 日本版
新東名「最後の区間」どこまでできた? 過去最大規模の「トンネル湧水」発生も…どんどん造ってます!
新東名「最後の区間」どこまでできた? 過去最大規模の「トンネル湧水」発生も…どんどん造ってます!
乗りものニュース
オーナーは桐島ローランドさん 葉山町にオープンした新スポット『Felicity Cafe』とは
オーナーは桐島ローランドさん 葉山町にオープンした新スポット『Felicity Cafe』とは
バイクのニュース
70年代の“GTカー”が令和に復活!? 限定100台のミツオカ「M55ゼロエディション」ついに登場
70年代の“GTカー”が令和に復活!? 限定100台のミツオカ「M55ゼロエディション」ついに登場
VAGUE
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
くるまのニュース
新スタイルの洗車場、個室ブースで心置きなく洗車が可能…土曜ニュースランキング
新スタイルの洗車場、個室ブースで心置きなく洗車が可能…土曜ニュースランキング
レスポンス
マンホールの”大打撃”から1年……今度こそフロントロウからラスベガス決勝に挑むサインツJr.、混戦を予想「分からないことが多すぎる」
マンホールの”大打撃”から1年……今度こそフロントロウからラスベガス決勝に挑むサインツJr.、混戦を予想「分からないことが多すぎる」
motorsport.com 日本版
【悲報】マジかよ!? ホンダ二輪スポンサーのレプソルが2024年限りで契約解消へ
【悲報】マジかよ!? ホンダ二輪スポンサーのレプソルが2024年限りで契約解消へ
ベストカーWeb
「六本木のカローラ」を乗り継ぎ4台目!…BMW「3シリーズ」が自宅ガレージにあるのが普通という親子の現在の「E30」の経歴が凄かった!!
「六本木のカローラ」を乗り継ぎ4台目!…BMW「3シリーズ」が自宅ガレージにあるのが普通という親子の現在の「E30」の経歴が凄かった!!
Auto Messe Web
【クシタニ】による「クシタニの防寒グッズまとめ」!これで寒さを乗り切れる!
【クシタニ】による「クシタニの防寒グッズまとめ」!これで寒さを乗り切れる!
モーサイ
【写真蔵】「Jeep」ブランド初の100%電気自動車は、レネゲードよりもコンパクトな「アベンジャー」
【写真蔵】「Jeep」ブランド初の100%電気自動車は、レネゲードよりもコンパクトな「アベンジャー」
Webモーターマガジン
今季最悪の路面が今季最高のスペクタクルを生む? F1ラスベガスGP、タイヤの“グレイニング”を抑えることが鍵に
今季最悪の路面が今季最高のスペクタクルを生む? F1ラスベガスGP、タイヤの“グレイニング”を抑えることが鍵に
motorsport.com 日本版
東京都に住むEVオーナーは注目!  最新設備の「アウディ・チャージング・ハブ 紀尾井町」の150kWh超急速充電を30分無料開放
東京都に住むEVオーナーは注目!  最新設備の「アウディ・チャージング・ハブ 紀尾井町」の150kWh超急速充電を30分無料開放
THE EV TIMES
「公道で操れんわw」「1.6億で仰天」超弩級のシューティングブレーク『ROCKET GTS』にSNSも熱視線
「公道で操れんわw」「1.6億で仰天」超弩級のシューティングブレーク『ROCKET GTS』にSNSも熱視線
レスポンス

みんなのコメント

3件
  • 日産のZへの意気込みは頼もしく感じるが、新車時の人気に反して下取り価格の情けなさを感じたものです。
    と言うのも、33STを新車から30000km走行して百くらいでした。
    ただ、現在124スパイダーに乗っていますが、Znismoを見たら刺激的で心穏やかではありません。
  • どこで売ってるか教えて?
    初めてのお使いレベル(笑)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村