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俳優・駒木根葵汰の「今、気になるバイクに乗りたい!」──Vol.1 ホンダ・ダックス125

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俳優・駒木根葵汰の「今、気になるバイクに乗りたい!」──Vol.1 ホンダ・ダックス125

今、125ccクラスのバイクが売れている。“原付二種”というカテゴリーで、原付並の手軽さとコストパフォーマンスの高さが魅力だ。いっぽう走りは小型二輪と遜色ない俊敏さで、その “いいとこ取り”が人気の理由。バイク好き俳優・駒木根葵太(こまぎね・きいた)と元バイク雑誌編集長・カワニシが注目の125ccモデルにイッキ試乗し、その魅力を確かめる。まずはホンダの「ダックス125」から。

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河西啓介(以下、カワニシ):駒木根さん、はじめまして。“葵汰(きいた)”とはキャッチーな名前! きいた君と呼ばせてください。

駒木根葵汰(以下、きいた):はい、ぜひ“きいた”で! 僕の地元は茨城県で、田舎だったんです。高校もバイク通学がOKでしたし、16歳になったら「バイクの免許を取る」というのが当たり前でした。

カワニシ:きいた君は、どんなバイクに乗っていたんですか?

きいた:ホンダの「フォルツァ」です。足がわりに使っていたので、荷物も積めて便利な250ccのビッグスクーターを選びました。二輪免許はMT(マニュアル)で取ったので、変速ギア付きのスポーツバイクにも乗ってみたかったんですけどね。

カワニシ:近ごろ注目されている125ccバイクにぜひ乗ってみてください。まずはホンダ・ダックス125です。ダックスの初代モデルは50年以上前、1969年に発売された、クルマに積めるコンパクトさが売りの原付レジャーバイクだったんです。

きいた:知ってますよ!実は父がバイク好きで、僕が二輪免許を取ったのをきっかけに、「ふたりで共用のバイクを買おう」ということになり、旧いダックスを買ったんです。自分たちで直しながら乗っていたんですが、めちゃくちゃ遅かったです(笑)。

カワニシ:おお、初代ダックスに! このダックス125は、2022年に同じ名前で復活したモデルなんです。初代に比べ車体や排気量は大きくなっていますが、T字型のバックボーンフレームをはじめ、デザインはしっかり初代を踏襲しています。そのレトロ感も受けて、初代を知る世代だけでなく、若いライダーからも人気がありますね。さっそく乗ってみましょう!

燃費は驚きのリッター65.7km!きいた:あ、クラッチレバーがないんですね。僕が乗っていたダックスは、クラッチ付きのマニュアルシフトでした。

カワニシ:ダックス125はスーパーカブとおなじ、自動遠心クラッチを採用しているので、クラッチレバー操作が必要ないんです。クルマで言う「セミオートマ」という感じかな。だから発進時にエンストすることもないし、小型AT免許で乗れるというメリットもあります。

きいた:ギアもふつうのMTバイクとは違いますね。変速ギアを踏み込んでいくと「1→2→3→4→N→1→2……」と循環していく、ロータリー式ですね。

カワニシ:エンジンとトランスミッションは、基本的にスーパーカブ125と共通。信頼性の高さ、扱いやすさ、燃費のよさなどはカブ譲りなんです。カタログに記載されている燃費はなんとリッターあたり65.7kmですから。

きいた:それはすごい! おぉ、出だしからしっかりトルクがあって、エンジンの吹け上がりもスムーズ!4速ギアでも不足を感じないし、思っていたよりずっと速い! これならストレスなく、交通の流れをリードできますね。旧いダックスとはぜんぜん違うなあ。

カワニシ:ダックス125のエンジンは最高出力9.4ps、最大トルク1.1kgm、初代ダックスS T50は4.5ps、0.37kgmですから、パワーもトルクも2倍以上違います。それに車体もホイールベースも長いので、直進安定性や安心感もかなり違います。初代から受け継いだ“レジャーバイク”というコンセプトを謳っていますが、ダックス125の走りはスポーツバイクに近いですね。

きいた:確かにキビキビ走りますよね。でも車体が小さいのにふらふらする感じはなくて、乗り始めたばかりなのに、なんの不安もなく走れちゃう。乗り心地もいいし、これならツーリングにも行けそう。

カワニシ:極太のフレーム構造は剛性が高いし、フロントには倒立式フォークが奢られている。組み合わされる12インチの小径ホイールもスポーティなハンドリングに寄与していますね。ダックス125なら日帰りツーリングぐらいラクに行けると思いますよ。原付二種だから高速道路には乗れないけど、下道をトコトコ走るのも楽しそうです。

いま「原二」が注目される理由とは?きいた:あらためて、近ごろの“原二(原付二種)ブーム”の理由って、どこに理由があるんですか?

カワニシ:やはり“コスパ”のよさと便利さでしょう。税金が安く、任意保険は自動車保険のファミリーバイク特約が使えるので、125cc以上のバイクと比べると、維持費がかなり安いんです。いっぽうで原付(50cc)に適用される30km/hの最高速度規制や2段階右折に縛られないので、一般道では自動車や普通二輪車と同じように走れる。あとタンデム(ふたり乗り)ができるのも、原二のメリットですね。

きいた:タンデムできるのはいいですね! シートが大きくてフラットだから、ふたり乗りしやすそうですよね。若いカップルが乗っていてもカワイイし、親子タンデムっていうのも憧れます。あ、僕と父とじゃちょっともう、ムリだけど……(笑)。

カワニシ:初代ダックスは“オモチャ”的な可愛さというか、デフォルメ感のあるサイズが魅力だったんだけど、ダックス125は車体もシートも大きいので、ポジションの自由度が高いんです。身長178cmのきいた君が乗っても、窮屈ではないでしょ?

きいた:そうなんですよね。クラッチ操作がなくてすごくイージーなんだけど、乗ってる感覚はしっかりと“バイク”してる。でも、見た目はやっぱりダックスなんですよ。初代を知ってる人でもきっと「お、ダックス!」と、思える。そこが絶妙だなぁ、と、思いました。

カワニシ:ホンダは「スーパーカブ」をはじめ、「モンキー」、「ハンターカブ」、このダックスなど、おなじエンジンや共通のコンポーネンツを使って、いくつものモデルを作り分けているんです。でもそれぞれしっかり作り込まれているので、安易な“着せ替え”という感じはしない。乗るとそれぞれに個性的なんです。

きいた:いま125ccクラスの“原二”が人気なのがよく分かったし、初代ダックス・オーナーとしても、このダックス125がめちゃくちゃ欲しくなりました!

駒木根葵太(こまぎねきいた)2000年1月30日生まれ。茨城県出身。高校生時代、SNSでスカウトされ芸能界に。2021年、スーパー戦隊シリーズ『機界戦隊ゼンカイジャー』にて主役の五色田介人/ゼンカイザー役を演じ話題に。次作の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』にも出演を果たし、異例の2年連続レギュラー出演に。特技は空手とバスケットボール。文化放送「レコメン」に月曜パーソナリティとして出演中。また7月期テレビ朝日金曜ナイトドラマ「伝説の頭翔」に丸川敦役で、10月期BS-TBS「天狗の台所」Season2に主演で出演する。

文・河西啓介 写真・安井宏充(Weekend.) スタイリスト・堀直樹 ヘア&メイク・Ryo 編集・稲垣邦康(GQ)

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