6代目のランボルギーニ製スーパーパトカー
イタリア警察は2023年12月12日、新らな警察車両として配備されたランボルギーニ「ウルス・ペルフォアマンテ」のパトカーを公開しました。
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説明によると、本車は移植用の臓器や輸血用の血液製剤などを緊急輸送するための特別車であり、道路警察(交通警察)に配備されるそうです。
イタリア警察には、これまで同じ用途の警察車両として、ランボルギーニ「ガヤルド」や「ウラカン」などが配備されてきました。
新たに配備された「ウルス」は6台のランボルギーニになるとのこと。今回の納入式典には、ジョルジャ・メローニ首相とマッテオ・ピアンテドージ内務大臣が立ち会ったほか、ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン会長兼CEOも参列。同会長からピアンテドージ内務大臣に鍵を渡す形で車両が引き渡されています。
ヴィンケルマン会長は式典で、「イタリア国家警察との20年にわたる協力関係を継続できることを大変嬉しく思います」とコメント。続けて、「私たち(ランボルギーニ)の車両が公務、とりわけ人命救助のための重要な任務に使われているという事実は、私を始めとして我が社にとって大きな誇りになります。このような取り組みは、私たちに多大なる満足感をもたらしてくれるものであり、我々が母国イタリアと緊密な関係を構築していることを示しています」と述べています。
ランボルギーニによると、ウルス・ペルフォルマンテのカラーリングは、ランボルギーニ・セントロ・スティーレがデザインしているそう。色はイタリア国家警察の伝統であるブルーとホワイトのツートンで、サイドシルにはトリコロール(3色)バンドをあしらっています。ドアには警察のロゴが反射フィルムで貼られ、屋根には360度に光る青色LEDライト付きのライトバーを設置。救急車両の接近を知らせる電気サイレンも内蔵しています。
運転席回りは、警察車両として必要な装甲板が封入されるなど、カスタマイズが施されているそう。また後部のトランクには、臓器や血液製剤などを収納するためのポータブル冷蔵庫が設置されているほか、特別なコンパートメントと応急処置に対応するための除細動器が搭載されています。なお、トランク内の冷蔵庫には庫内温度を常時監視するためのディスプレイとデータロガーが設置されているといいます。
ウルス・ペルフォアマンテは見た目こそSUVであるものの、その性能は0-100km/h加速3.3秒、最高速度306km/hを誇ります。そのため、これまで運用されていたランボルギーニ「ウラカン」「ガヤルド」に負けない緊急走行っぷりを見せるでしょう。
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