9月12日、2025年MotoGP第16戦サンマリノGPの初日セッションがイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、MotoGPクラスのプラクティスではマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)がトップタイムをマークした。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は21番手となっている。
前戦カタルーニャGPではスプリントでマルク・マルケスが、決勝でアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が勝利を挙げ、ドゥカティがコンストラクターズタイトルを獲得。イタリアが舞台の今大会はメーカーにとっての母国凱旋となる。
【タイム結果】2025MotoGP第16戦サンマリノGP プラクティス
また、今大会にはアウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム)がワイルドカードで参戦。直列4気筒エンジンを長らく使用してきたヤマハが新しく開発したV型4気筒エンジンを実戦に投入する。
フリー走行1回目は、気温26度、路面温度28度のドライコンディションで行われた。セッション開始時、コースに向かった全車がリヤにミディアムタイヤを装着。フロントはホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)がハードを履き、他のライダーはソフトを選択している。また、フランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)は、前戦でマーシャルの指示に従わなかったとして45分間のFP1のうち最初の10分を出走停止となっている。
ほぼ全車が1回目の走行を終えた残り約30分の時点でトップに立っているのはマルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)で、2番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、3番手にルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)が続く。新型エンジンを搭載するアウグスト・フェルナンデスはトップから0.975秒差の12番手で最初のランを終えている。
また、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)はストレートエンドでマシンの様子を確かめるように体をかがめてコースを外れた。しかしその後はピットに戻り、コースへ復帰できている。
残り23分を切ったころ、アウグスト・フェルナンデスがスローダウンしマシンを止める。さらに17番手のミゲール・オリベイラ(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)が16コーナーで転倒。イエローフラッグが振られた。
タイムシート上はしばらく順位の変動がなかったが、残り15分を迎えて各車が2回目の走行を終えるとトップは1分31秒600のアレックス・マルケスで、マルク・マルケスとベゼッチが続く。この時点で小椋は22番手だ。残り5分を切るとモルビデリがトップに立ち、2番手にディ・ジャンアントニオが続くVR46のワン・ツー体制。後ろにはアレックス・マルケスが続く。
最終盤、残り約2分を切ったところでオリベイラが転倒。黄旗が掲示されるもその後は各車最終アタックを行うことができ、クアルタラロが2番手に浮上した。このままセッションは終了となり、トップは1分31秒342のモルビデリ、2番手は0.249秒差のクアルタラロで、3番手にはディ・ジャンアントニオが続いた。新型エンジンのアウグスト・フェルナンデスは21番手、小椋は19番手で午前を終えている。
予選Q2に直接進むライダーが決まる午後のプラクティスは、気温28度、路面温度37度で午前に続き路面はドライ。60分間のセッションがスタートすると、序盤の約10分間はベゼッチがトップをキープした。
しかしマルク・マルケスが1分31秒026を記録し、全体ベストを更新。各車が最初のピットインを迎えた時点でトップはマルク・マルケスで、2番手にベゼッチ、3番手にアレックス・マルケス、4番手にクアルタラロ、5番手にマリーニが並ぶトップ5だ。
残り約34分、ディ・ジャンアントニオが2番手に浮上すると、続けてモルビデリも4番手タイムを記録。さらにモルビデリは1分31秒118をマークして2番手に上がり、午前で上位につけたVR46の2台は0.007秒差で2番手、3番手に並んだ。
その後はしばらくマルク・マルケスを先頭としたトップ3に変動は起こらない。動きがあったのは残り約12分、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が1分30秒794をマークしてトップに立った。しかしその1分後、マルク・マルケスが1分30秒480を叩き出し首位は交代。さらにベゼッチが2番手に浮上し、バニャイアは3番手に下がった。
各車がニュータイヤを投入して最後のアタックに向かうと、残り約4分で2コーナーでアウグスト・フェルナンデスがクラッシュ。さらに1分後にジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)が9コーナーで転倒を喫する。続けて残り約30秒でラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)が15コーナーで転倒。さらにジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)もクラッシュしたことでコースの各所で断続的にイエローフラッグが振られ、自己ベストを更新できないライダーも多い。
しかし、この状況を回避できたマリーニは13番手から7番手に大幅ポジションアップ。それでもセッション中盤にマルク・マルケスが記録したタイムを更新するライダーはおらず、トップの交代はないままセッションは終了した。
2番手に続いたのはベゼッチで、3番手にモルビデリ、4番手にバニャイア、5番手にアレックス・マルケスというトップ5。6番手はミルで、7番手がマリーニとホンダファクトリーが上位に並び、8番手はマルティン、9番手はペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、10番手はディ・ジャンアントニオだった。アウグスト・フェルナンデスは新型マシンにもかかわらず、最後尾ではなく19番手でフィニッシュしている。
[オートスポーツweb 2025年09月12日]
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みんなのコメント
一発の速さはファビオもマルクに負けてないと思うんだけど。。。