現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 新型『トヨタ・カローラGRS TCR』最初のカスタマーは強豪パラディーニの2台体制に/TCRサウスアメリカ

ここから本文です

新型『トヨタ・カローラGRS TCR』最初のカスタマーは強豪パラディーニの2台体制に/TCRサウスアメリカ

掲載 1
新型『トヨタ・カローラGRS TCR』最初のカスタマーは強豪パラディーニの2台体制に/TCRサウスアメリカ

 創設3年目のシーズンとなる2023年のTCRサウスアメリカ・シリーズに向け、アルゼンチンの強豪パラディーニ・レーシングが参戦体制を発表。昨季2022年終盤3戦に“TOYOTA GAZOO Racingラテンアメリカ”としてテスト参戦し、賞典外ながら早くも2勝を飾った新型『トヨタ・カローラGRS TCR』の2台体制を敷くとアナウンスし、同車を走らせる世界初のカスタマーチームとなることが確定した。

 元シングルシータードライバーとして活躍を演じたヴィクトル・ロッソが率いる同チームは、ホモロゲーション登録と車両開発を担当したTOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナ(TGRA)との契約でトヨタ陣営に加わり、来る新シーズンでまったく新しいTCR規定ツーリングカーを走らせる。

撤退騒動に揺れたリンク&コー・シアン・レーシング、新設のTCRワールドツアーに4台体制での参戦を表明

 そのロッソ代表の息子であり、同国のツーリングカー・シーンで実績を重ねるファン-アンヘル・ロッソは、昨年度の2022年もTCRサウスアメリカに参戦。こちらも有力チームであるスクーデリア・マルティーノのFK8型ホンダ・シビック・タイプR TCRをドライブし、タイトル争いを展開してみせた。

 最終的にロッソは惜しくもドライバーズランキングで2位に終わったものの、2023年は父のチームに復帰し、エースとしてトヨタ・カローラGRS TCRのステアリングを握る。

「まずは、こうしてTCRサウスアメリカへの挑戦を継続できることをうれしく思うよ」と語った現在29歳のロッソ。

「チームは非常にプロフェッショナルで、完璧な環境を提供してくれる。今季は見習いの年になるだろうし、懸命に働かなければならないだろうが、この組織には技術的専門知識があると確信している。良い結果を目指してタイトルを争うための実力は備わっているはずさ」

 一方、ロッソのチームメイトを務めるファビアン・シャナントゥオーニも、国内最高峰シリーズであるTC2000(旧スーパーTC2000)でのタイトル獲得と複数の優勝経験を持つ実力派であり、2022年はロッソ代表率いるプーマ・エナジー・ホンダ・レーシングのシビックSTC2000でシーズンを戦ってきた。

「年々成長を続けるチャンピオンシップであるTCRサウスアメリカに参加できることをうれしく思う。競争レベルが非常に高いことは明らかだし、クルマをテストするのが待ち切れないね!」と、ツーリングカー出走500戦以上を誇る43歳の大ベテラン。

「昨年のシリーズでも各レースをフォローしていたし、とても気に入っているチャンピオンシップだ。チーム、トラック、そして一緒に走る他のドライバーの何人かは知っている顔だから、そうした環境も活かしてすぐにクルマを理解できるようになりたいと思っているよ」

 すでに本拠地アルゼンチンで車両の本格生産が開始されている新型トヨタ・カローラGRS TCRだが、デリバリー初年度となる2023年は年間10台の製造が計画されており、TGRAによれば「最初の6台は3月までに納入され、残りの4台は6月ごろに完成する予定」としている。そのうち数台は、南半球のオセアニア海洋部ポリネシアを渡って、オーストラリア大陸でレースを戦う見込みだ。

こんな記事も読まれています

ホンダ「新型軽バン」登場! まさかの“2シータータンデム仕様”に「真っ黒テールゲート」採用!? 斬新すぎる「カラバリ」に反響大
ホンダ「新型軽バン」登場! まさかの“2シータータンデム仕様”に「真っ黒テールゲート」採用!? 斬新すぎる「カラバリ」に反響大
くるまのニュース
「Honda E-Clutch」の対抗馬登場!?  BMW Motorradがオートメイテッド・シフト・アシスタントを発表! 自動化されたクラッチとギアシフトにより新しいライディング体験を実現
「Honda E-Clutch」の対抗馬登場!? BMW Motorradがオートメイテッド・シフト・アシスタントを発表! 自動化されたクラッチとギアシフトにより新しいライディング体験を実現
バイクのニュース
三菱ふそうがトルコで『eキャンター』新型を販売開始へ
三菱ふそうがトルコで『eキャンター』新型を販売開始へ
レスポンス
三菱自動車が欧州市場向けコンパクトSUV「ASX」を大幅改良。販売は本年6月より開始
三菱自動車が欧州市場向けコンパクトSUV「ASX」を大幅改良。販売は本年6月より開始
カー・アンド・ドライバー
2024年4月の外国メーカー車販売、11.3%減で4カ月連続の前年割れ 輸送遅延の影響も
2024年4月の外国メーカー車販売、11.3%減で4カ月連続の前年割れ 輸送遅延の影響も
日刊自動車新聞
【ガチンコ勝負】ミッドサイズスポーツカーの対決!「アウディ RS5 クーペ」対「BMW M4クーペ」AT対MT、AWD対RWD その勝者は?
【ガチンコ勝負】ミッドサイズスポーツカーの対決!「アウディ RS5 クーペ」対「BMW M4クーペ」AT対MT、AWD対RWD その勝者は?
AutoBild Japan
六甲アイランド~神戸山手線を直結 阪神高速「5号湾岸線 湊川延伸」が工事進行中! 橋脚ニョキニョキ! 夢の「神戸中心街スルー」どこまで完成した?
六甲アイランド~神戸山手線を直結 阪神高速「5号湾岸線 湊川延伸」が工事進行中! 橋脚ニョキニョキ! 夢の「神戸中心街スルー」どこまで完成した?
くるまのニュース
日野自動車がジャパントラックショー2024に出展へ…BEVやFCV
日野自動車がジャパントラックショー2024に出展へ…BEVやFCV
レスポンス
アウディ陣営移籍ヒュルケンベルグ、ハースF1離脱は「簡単な決断じゃなかった」小松礼雄代表が引き留め交渉も
アウディ陣営移籍ヒュルケンベルグ、ハースF1離脱は「簡単な決断じゃなかった」小松礼雄代表が引き留め交渉も
motorsport.com 日本版
生産終了から7年 いまでも人気の絶版“原付モンキー”を米国で発見 38年前の“日本にない特別なホンダ・モンキー”とは
生産終了から7年 いまでも人気の絶版“原付モンキー”を米国で発見 38年前の“日本にない特別なホンダ・モンキー”とは
VAGUE
日産モータースポーツ&カスタマイズはZでスーパー耐久のST-Qクラスに出場
日産モータースポーツ&カスタマイズはZでスーパー耐久のST-Qクラスに出場
Auto Prove
県ごとにわかれていたディーラーが同一経営に! ホンダが直資系販売店を統合する狙いとは?
県ごとにわかれていたディーラーが同一経営に! ホンダが直資系販売店を統合する狙いとは?
WEB CARTOP
トヨタが新型「FF最大セダン」登場! 斬新“サメ顔”の特徴は!? 洗練内装にも注目!  カムリの日本発売は無い? 中国で試乗
トヨタが新型「FF最大セダン」登場! 斬新“サメ顔”の特徴は!? 洗練内装にも注目! カムリの日本発売は無い? 中国で試乗
くるまのニュース
スズキの兄弟車「GSX-8S」と「GSX-8R」 デビュー間もないけど、すでに永久保存版な予感
スズキの兄弟車「GSX-8S」と「GSX-8R」 デビュー間もないけど、すでに永久保存版な予感
バイクのニュース
BMWモトラッド、「自動シフトアシスタント」発表
BMWモトラッド、「自動シフトアシスタント」発表
レスポンス
【BMW Motorrad】最新ギア&ガーメントを紹介!アプリと同期できるナビ、春夏用の通気性がいいジャケットなど  
【BMW Motorrad】最新ギア&ガーメントを紹介!アプリと同期できるナビ、春夏用の通気性がいいジャケットなど  
モーサイ
気にしたことなかったかも…信号機の電気代っていくら?
気にしたことなかったかも…信号機の電気代っていくら?
月刊自家用車WEB
テスラ モデル 3【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
テスラ モデル 3【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村