三菱でイチ推し！アウトランダーPHEVの注目ポイント・おすすめグレードは？

車種別・最新情報 [2023.03.29 UP]


三菱でイチ推し！アウトランダーPHEVの注目ポイント・おすすめグレードは？

2023春版・国産車ブランド別“イチ推し”セレクション
ブランドを代表するモデルをセレクトして、そのブランドらしさ、そのモデルらしさを深掘り！ 「らしさ」のポイントをわかりやすく解説し、「らしさ」満点グレードを選定する。

●文：川島茂夫

MITSUBISHI アウトランダー


●価格：484万1100～570万5700円

ランエボなき今、三菱4WD車の走りを象徴するモデル
PHEVのみとなった現行型は電動4輪制御のS-AWCの進歩が著しく、まさしく思いのままのハンドリングを手に入れた。それでいて積載性などの使い勝手は損なわれず、さらにアウトドアで給電も可能で、SUV用途との親和性も高い。

■主要諸元（G・7人乗り）　●全長×全幅×全高（mm）：4710×1860×1745　●ホイールベース（mm）：2705　●車両重量（kg）：2090　●パワーユニット：2359cc 直列4気筒（133PS/19.9kg･m）+モーター（フロント85kW/255N･m、リヤ100kW/195N･m）　●トランスミッション：1段固定式　●WLTCモード総合燃費：16.2km/ℓ　●タイヤ：255/45R20

急速充電にも対応。3列シートも設定
　先代から急速充電への対応などレンジエクステンダーBEV的使用を前提としたPHEVとして開発。現行モデルの満充電でのEVモードでのWLTC航続距離は85kmであり、理屈では急速充電での充電量を80%までとするなら68km毎の急速充電でEV走行のみで走行できることになる。PHEVの中でもBEVに最も近づいたモデルと言える。

　もうひとつの特徴はツインモーター電動4WDがもたらす走りである。圧倒的なダッシュ力も売り物の一つだが、フットワークの良さが光る。プラットフォームではエクストレイルと姉妹車の関係にあり、ツインモーターの使い方も似ているが、エクストレイルに比べるとよりファントゥドライブに振った特性が与えられている。具体的には深いスリップアングルでのコントロール性などであり、雪道などの滑りやすい路面はもちろんサーキット走行までSUVらしからぬ走りを可能としている。ランエボなき三菱4WD車ラインナップで三菱の走りを象徴するモデルなのだ。

　また、3列シート仕様の設定やキャビン実用性などレジャー用途向けの機能や性能も充実。SUVの本流を外していないのも特徴だ。


ルノー・日産とのアライアンスにより、プラットホームは日産のエクストレイルと共通化。レジャー用途にも十分なサイズで、水平なルーフラインのスクエアなフォルムを採用。動力性能のみならず居住性や積載性にも余裕がある。

電動化のトップグループに属するPHEVだが、インテリアはオーソドックス。未来感を強く感じさせるような部分はなく、水平基調の機能的なインパネデザインを採用している。9インチナビはスマホ連携機能が充実。

2.4ℓガソリンエンジンを搭載。ジェネレーターの性能と相まって、効率の高い発電が可能となっている。走行は電気モーターがメインだが、フロントモーターとエンジンが協調して前輪を駆動させることも可能だ。

“アウトランダーらしさ”ココにあり!!

・高度なスポーツドライビングまでこなすS-AWC

・長い満充電航続距離

・急速充電対応

20kWhのリチウムイオン電池を搭載し、等価EVレンジは約100km。PS換算の出力はエンジン=133PS、モーター前/後=116/136PS。タイムラグのない電動4輪制御により、悪路のみならずオンロードの走りも秀逸だ。

“らしさ満点”グレードは?

ブラックエディション

●価格：526万7900円（5人乗り）、535万9200円（7人乗り）
　走行性能に関わる部分は全車共通設定であり、車種選びは内外装及び装備が中心になる。売り物のひとつとなる3列シート仕様は中間グレードのG及び最上級に採用されるが、2列/3列シートの選択が可能なのはGのみ。Gを中心に選ぶのが基本と言えるが、スポーティなイメージを強化するならGベースの特別仕様車が有力候補である。

Comments

エンジンルームの写真は、アウトランダーPHEVではない。
なんだこれ？

最近、アウトランダーPHEVを評価している記事が多いが、車重は2トンを超えていて車も大きいし、経済的では無いし、日本の道路では持て余してしまうのではと思います。ほとんど1人で乗るのでしょうから軽自動車で十分だと思いますね。