現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > マツダ新型CX-60 内装/外装/価格 販売開始前に総チェック!

ここから本文です

マツダ新型CX-60 内装/外装/価格 販売開始前に総チェック!

掲載 更新 8
マツダ新型CX-60 内装/外装/価格 販売開始前に総チェック!

車種別・最新情報 [2022.09.08 UP]


マツダ新型CX-60 内装/外装/価格 販売開始前に総チェック!
待望のFRプラットフォーム&新型パワートレーンを引っさげて発売されたCX-60。先に公開されたプロトモデルの走りを見る限り、期待以上の実力を持つのは間違いなさそうだ。ミドルSUVの注目モデルの動きに迫ってみるぞ。

CX60正式発表【4】メカニズム&装備/結論

●文:川島茂夫/月刊自家用車編集部


MAZDA 新型CX-60
●予約受注開始:2022年6月24日 ●販売開始:2022年9月予定 ●価格:299万2000~626万4500円


XD Exclusive Mode ■主要諸元 ●全長×全幅×全高(mm):4740×1890×1685 ホイールベース(mm):2870 車両重量(kg):1890 ●パワーユニット:3283cc直列6気筒ディーゼルターボ(231PS/51.0kg・m) ●WLTCモード総合燃費:18.3km/ℓ ●燃料・タンク容量:軽油・58ℓ ●最小回転半径:5.4m ●タイヤ:235/50R20
FRを採用することで
走りの魅力を貪欲に追求
「魂動デザイン」と「人馬一体」。マツダが掲げる2つのテーマを効率よく追求するには、FFよりも自由度が高いFRレイアウトの方が適している。マツダがこの先プレミアムメーカーとしてさらなる進化を遂げていくには、今回CX-60から始まるFRモデルの展開は大きな節目になるのは疑いようもないだろう。
 CX-60の車名からも分かるように、CX-5とCX-8の中間に位置するミドルSUV。CX-8が車体サイズやキャビンユーティリティでCX-5の上級モデルに位置するに対して、CX-60は主にメカニズムやハードウェアでCX-5の上を主張するモデルと考えると分かりやすい。
 全長はCX-5とCX-8の間となる4740mm、ホイールベースは2870mm。この全長/ホイールベースはミドルSUVでは最大級になる。ただ、ゆとりあるサイズ寸法の割には室内長は1910mmと、こちらはミドルSUVとしては平均的な長さに留まっている。
 前輪とフロントピラーの位置を確認すると、長い全長とホイールベースはボンネット長に振り向けられていることが分かる。この特徴的なスタイリングからして、「魂動デザイン」のロングノーズを意識したもので、他のマツダ車と同様にキャビンユーティリティの向上を狙ったモデルでないことが理解できる。
 目玉となるFRプラットフォームを導入したメリットは、パワートレーンの設計自由度が高まることが挙げられる。設定されるパワートレーンはガソリン車はFF系にも展開する2・5ℓ直4が搭載されるが、ディーゼル車にはFR専用に開発された3・3ℓ直6ディーゼルターボを搭載する。この直6ディーゼルターボにはトルコンレスATを用いたマイルドハイブリッドも設定される。さらに詳細は公開されていないが、ガソリン車にはPHEVも追加される予定であり、パワートレーンラインナップからして、多くの選択肢が用意されることになる。
 FR駆動の強味は、操舵と駆動を前後で分業できることにある。さらに機能装備のKPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)やFRを利した電子制御4WDを活用することで、ファントゥドライブや走りの質感に優れることは容易に予想できる。さらにFR駆動は悪路適性という面でもかなり有利。例えば登坂路では登坂角が急になるほど、後輪の駆動力の多寡が安定性に影響してくる。最近の4WD車は前後輪の駆動力を巧みに分配制御することでも走破性を高めているが、FRベースの4WD車も同じ。後輪側に余裕十分の駆動力を確保できるCX-60は明らかに有利だ。ちなみに最低地上高は180mm。全長の割りに短めのフロントオーバーハングを持つなど、設計面からして従来のマツダSUVより走破性は期待できそうだ。
 FR駆動の採用や多彩なパワートレーン設定など、走りの魅力を強く追求するキャラクターは、いかにもマツダらしいモデルといえる。それでいて主力のディーゼルターボ車でも350万円弱から狙えるなど価格の面もかなり優秀。SUVの人気を支える、プレミアムとコスパの両方を満たしてくれる稀有なモデルといえよう。


最新の魂動デザインの考えが注がれた個性的なスタリング。マツダ車らしいロングノーズ&ショートデッキのシルエットが印象的だ。

フロント&リヤライトはLEDライトを採用。共にL字形状をモチーフとすることで、力強さと精悍さを表現している。

上級グレードのエクスクルーシブモードは質感に優れた素材を巧みに用いることで上質なキャビン空間を実現。

キャビンスペースはCX-5とほぼ同等。マツダ車らしい前席優先のレイアウトを踏襲している。前後シートにはナッパレザーが用いられている。

荷室開口幅はCX-5よりも35mm拡大した1082mm。後席格納はアレンジ性に富んだ4:2:4分割式を採用するなど、実用性に配慮した設計も見逃せない。

コンソールにはエレキシフトとコマンダーコントロールを配置。モニターは10.25インチと12.3インチ(写真)が選べる。

マツダ最新メカニズムを惜しみなく投入

ディーゼルターボのハイブリッドモデルもPHEVモデルも、駆動モーターアシストが加わることで、電動ターボのような伸びのある力強さを持つ。最新FRプラットフォームとの相乗効果でレベルの高い走りが楽しめる。(写真は欧州仕様のプロトモデル)

主力を担うことが予想されるディーゼルハイブリッド車は、3.3ℓ直6ディーゼルターボ+モーターの「e-SKYACTIV D」を採用。回生充電を積極的に用いることで電動走行領域の拡大が図られている。

エンジン/モーター/トランスミッションを同軸上に配置できる新開発FRプラットフォームを採用。写真はPHEVモデルだが大容量電池を床下に格納することで低重心化も実現している。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
くるくら
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
くるまのニュース
これはクセスゴ!!  オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
これはクセスゴ!! オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
バイクのニュース
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
レスポンス
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
カー・アンド・ドライバー
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
日刊自動車新聞
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
AutoBild Japan
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
VAGUE
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
Webモーターマガジン
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
WEB CARTOP
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
くるまのニュース
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
バイクのニュース
ホンダ 全固体リチウムイオン電池のパイロット生産ラインを公開
ホンダ 全固体リチウムイオン電池のパイロット生産ラインを公開
Auto Prove
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
カー・アンド・ドライバー
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
くるまのニュース

みんなのコメント

8件
  • コメント欄がやばいのばかりだ。
  • 普通にカッコいいが
    マツダディーラーと
    車を知らないのに
    車好きはマツダだねと
    ほざく信者達が嫌いすぎて、、、

    あれ信者達は何処に行ったの?

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村