クレジットカードを持っていない人でも作れるETCカードがあるって知ってた？

令和2年5月現在ETC利用数は92.9％（※）となり、高速道路の料金を前面ETCにするという報道も出たほど需要が広がっています。
※国土交通省　ETC利用状況

ETCを使うには、ETCカードとETC車載器が必要なことから、例え高速道路が全面ETCになったとしても、ETC車載器を買ってまで…　という方もいれば、ETCカードを持ってまで利用しなくていい。そもそもクレジットカードを持つことができない、持ちたくないという方もいることでしょう。

その理由の中で、ETC車載器が付いている（つけても良い）おり、ETCを使いたいけれど、クレジットカードが苦手、クレジットカードに申込んでも持つことができないという方に、クレジットカードと紐づけしないETCカード2枚を紹介していきます。

ETCパーソナルカード（ETCパソカ）

ETCパーソナルカードはクレジットカードがなくても、保証金（デポジット）を入れることで使うことができるETCカードです。（利用する場合はETC車載器とセットアップが必要）

本人確認書類を同封し、ETCパーソナルカード事務局に郵送申し込み後、デポジット払込が届くので、そちらを支払うことでETCパーソナルカードが約2週間後に届くという流れになっており、到着後はすぐに利用OKとなっています。

＜気になるところをピックアップ＞

■デポジット額は平均利用額の4倍（4か月分）

例えば毎月5,000円未満を利用しているなら、5,000円×4＝20,000円がデポジット額となります。最低20,000円のデポジットが必要と思っていてください。

参考：https://www.etc-pasoca.jp/service/
※ETCパーソナルカードwebサービス

■通行料金は毎月27日に指定口座から引落（利用した翌月/後納）

■年会費は1,142円（税別）

デポジットはあくまで保証金なので、通行料には利用できず、通行料は翌月の27日指定した口座から引落されます。

また年会費はETCパーソナルカードを使った、使わない関係なく発生します。

北國Visaデビットカード

現在、デビットカードで唯一ETCカードが発行できるのが北國銀行のデビットカードです。

北國銀行に口座があれば発行可能ですが、いまのところネット申込みはできず、窓口での申込になっています。

北國銀行本社（石川県）近郊の方や北國銀行の支店が近くにある方はチェックしてみてください。

＜気になるところをピックアップ＞

■通行料金は決済口座から利用日の約3~4週間後に引落

■ETCカードの年会費無料

■ネットから銀行口座を作ると通帳なしの北國スマート口座（無通帳口座）

■現在はネット申込みが停止中で、銀行窓口での申込のみになっている

便利なのはやはりクレジットカードのETCカード

クレジットカードと紐づけのない2枚のETCカードを紹介しましたが、ETCパーソナルカード派少し大きめのデポジット額や郵送申込という時間のかかり具合、北國銀行のデビットカードは当行口座を持っていないと使えず、窓口申込のみというのを考えると、年会費無料のクレジットカードにETCカードを追加して発行した方がスムーズでしょう。

クレジットカードが苦手な場合は、ETCカードだけを年に1回の連休に使うなど決めて、割り切って持つという気持ちでも良いです。

それでもクレジットカードは持ちたくないというのであれば、メリットとデメリットを把握して、上記の2枚どちらかを選んで利用していきましょう。

申込みが面倒でもあるといざというときに便利です。

文／クレジットカード研究Lab 編集責任者 志田愛仁（https://card-lab.com/profile/）
運営会社 バリューファースト（https://valuefirst.co.jp/）
雑誌編集者を経て、フリーライターとして紙媒体とWEBの両方で活動。その後バリューファーストの編集責任者となる。累計取材件数は1,200件以上。

Comments

高速は、無料が前提だろ！

アホ首相にアホ官僚にアホ議員による

有料が延長されてるだけ！

さっさと無料にすればいらないカード！！

オマケにカード会社からも利権があるし！！！

利用頻度が高い法人は基本、コーポレートカードだけど、個人でも入手出来るらしい。パソカは、やはりデポジットの範囲内だし、制約があるしな。プリペイドタイプのETCカードがあってもいいと思うけどな。昔、JAFがETCカード付きの会員証を発行してたな。