現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「ラリー屋がユーザー目線でZC33Sスイスポをチューン!」ラジアルタイヤで筑波1分3秒台の実力

ここから本文です

「ラリー屋がユーザー目線でZC33Sスイスポをチューン!」ラジアルタイヤで筑波1分3秒台の実力

掲載 更新 13
「ラリー屋がユーザー目線でZC33Sスイスポをチューン!」ラジアルタイヤで筑波1分3秒台の実力

全て市販パーツで構成されたユーザー目線の仕様

お手軽かつ高機能なボディ補強でワンランク上の走りに進化!

「ラリー屋がユーザー目線でZC33Sスイスポをチューン!」ラジアルタイヤで筑波1分3秒台の実力

リーズナブル&ハイクオリティをコンセプトに掲げるレイル。補強パーツやサスペンション系パーツを充実させる同社では、ストリート向けのオリジナルブランド「Beatrush(ビートラッシュ)」を展開するなど、幅広いニーズに応えてきた。

全日本ラリーや全日本ダートトライアルにも参戦中で、数多くの競技活動で培ったノウハウをフィードバックして生み出されるアイテムの数々は多くのファンを魅了する。自社生産に拘っているのも特徴だ。

ZC33Sスイスポについては発売当初からパーツ開発に取り組み、その効果を検証するために全国のサーキットで走り込みを重ねる。筑波サーキットでは、ラジアルタイヤで1分3秒143という強烈なタイムをマークするほどの俊足ぶりだ。

ちなみにこのデモカーは軽量化なしのストリートスペックで、しかもそれらは全て市販品(もしくは開発中のアイテム)で統一と、一般ユーザーが真似できる範囲の仕様となっている。

まずエンジンは、ブリッツのハイフロータービンやオートプロデュースBOSSのチューンドECUによりパフォーマンスアップ。最大ブースト圧1.2キロ時に179㎰を発揮する(ダイナパック計測)。

吸気系は剝き出しクリーナーとアルミサクションパイプの併せ技で、効率的に吸入空気を取り入れるインテークキットを投入。こちらはレーシーな吸気サウンドが味わえるのもうれしいポイントだ。

専用オイルフィラーキャップから、ブローバイを排出させる仕組みのオイルキャッチタンク(2万3000円)も用意。ZC33Sはブローバイが多いので、サーキット走行時の必需品と言えるだろう。

そしてボディ補強。ストラットやメンバー周辺、そしてハッチバック開口部など、ヨレが出やすい箇所にボルトオン装着できるオリジナルの補強バーを投入している。


「フロント周りの強化によりハンドリングがシャープになる他、ブレーキング時の安定感も高まります。またFFハッチ特有のリヤのバタ付きを抑えるには、リヤ周りの補強が効果的。色々とセッティングできるのも補強パーツの面白さだと思います」とレイルの渋谷さん。



そうして強固な土台作りを行った上、足回りにはKYBベースのオリジナル車高調(26万8000円)をセット。32段階の減衰力調整機能を備え、ロッドやラムシリンダーにはDLC加工を実施。フリクションを最小限に抑え込んだ自信作だ。


車高調には、フロントストラットのブラケット側でネガティブキャンバー角を調整できるように偏心ワッシャーが付属。ピロアッパーとの併用で最大4.8度までキャンバーを寝かせられる。

さらに、リヤサスのセッティングに便利なトーションビーム用スタビライザー(2万円)も製品化。19φ、16φ、13φと異なる太さが用意されており、好みにあったフィーリングが導き出せる。

ブレーキはAPキャリパーにより安定した制動力を確保。タイヤはアドバンA08Bで、サイズはフロント225/45R17、リヤ215/45R17を選択する。

アタックマシンではあるが、エアコンなどの快適装備付きなので長距離移動も楽。アルミ削り出しのシフトノブ(4000円)は人気製品。アルマイト仕上げで、デモカーに装着されるシルバーの他、ブルーやチタンゴールド、パープルやレッドを設定する。

純正ハンドルに付属するクルーズコントロールのスイッチを、社外のステアリングに移設するための「ステアリングスイッチ」が技アリ。反響次第で商品化も検討していく予定という。

アクセルとブレーキの段差を解消できるフットペダルセット(6000円)や、滑り止め効果のあるアルミ製のフロアーパネルも設定。価格は運転席用が1万2000円、助手席用は8800円だ。

しっかりとした土台作りと緻密な足回りセッティングにより、類いまれなる速さを手に入れたレイルのZC33S。今後もオーナー達の痒い所に手が届くパーツ展開に注目だ。

●取材協力:レイル 神奈川県横浜市戸塚区平戸町335 TEL:045-824-1835

こんな記事も読まれています

【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGPスプリント
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGPスプリント
AUTOSPORT web
フェラーリ育成ベアマンが今季初優勝。宮田莉朋は全体ファステストを記録/FIA F2第7戦レース1
フェラーリ育成ベアマンが今季初優勝。宮田莉朋は全体ファステストを記録/FIA F2第7戦レース1
AUTOSPORT web
スプリントでアロンソを押し出したヒュルケンベルグに10秒加算ペナルティ。罰則ポイントも/F1第11戦
スプリントでアロンソを押し出したヒュルケンベルグに10秒加算ペナルティ。罰則ポイントも/F1第11戦
AUTOSPORT web
中古ミニバンで悩んでる方超必見! プレマシーvsウィッシュvsフリード コンパクトミニバン三つ巴ガチンコ対決プレイバック!!!
中古ミニバンで悩んでる方超必見! プレマシーvsウィッシュvsフリード コンパクトミニバン三つ巴ガチンコ対決プレイバック!!!
ベストカーWeb
強豪チームが定義する常勝ホイールの性能要件。タイヤの伸びしろを引き出す知られざるホイールの役割/BBS RI-A
強豪チームが定義する常勝ホイールの性能要件。タイヤの伸びしろを引き出す知られざるホイールの役割/BBS RI-A
AUTOSPORT web
ランド・ノリス、フェルスタッペンとの接触に憤慨「今日の彼は”やりすぎな日”だった……必死になりすぎているように見えたよ」
ランド・ノリス、フェルスタッペンとの接触に憤慨「今日の彼は”やりすぎな日”だった……必死になりすぎているように見えたよ」
motorsport.com 日本版
マクラーレン750S 詳細データテスト 本能を揺さぶる加速 ダイレクトなハンドリング 引き締まった脚回り
マクラーレン750S 詳細データテスト 本能を揺さぶる加速 ダイレクトなハンドリング 引き締まった脚回り
AUTOCAR JAPAN
F1オーストリアGP決勝速報|首位争ったフェルスタッペンとノリスがまさかのクラッシュ! ラッセルが”棚ぼた”優勝。角田裕毅14位
F1オーストリアGP決勝速報|首位争ったフェルスタッペンとノリスがまさかのクラッシュ! ラッセルが”棚ぼた”優勝。角田裕毅14位
motorsport.com 日本版
衝撃の結末! フェルスタッペンとノリス、頂上決戦の末に接触で共倒れ。ラッセルが優勝さらう|F1オーストリアGP決勝
衝撃の結末! フェルスタッペンとノリス、頂上決戦の末に接触で共倒れ。ラッセルが優勝さらう|F1オーストリアGP決勝
motorsport.com 日本版
ホンダが50ccバイクを生産終了! 原付は排気量から出力規制へ! 新規格のPCXとかシグナスとか出るのか?
ホンダが50ccバイクを生産終了! 原付は排気量から出力規制へ! 新規格のPCXとかシグナスとか出るのか?
ベストカーWeb
世界中で270万台の大ヒット! メルセデス・ベンツ「W123」シリーズは「Sクラス」のコンポーネントを受け継いで多様性に応えた傑作でした
世界中で270万台の大ヒット! メルセデス・ベンツ「W123」シリーズは「Sクラス」のコンポーネントを受け継いで多様性に応えた傑作でした
Auto Messe Web
フェルスタッペンがスプリント制す。ノリスをかわしたピアストリが2位【レポート/F1第11戦】
フェルスタッペンがスプリント制す。ノリスをかわしたピアストリが2位【レポート/F1第11戦】
AUTOSPORT web
あくまでも結果論!? 愛車が一生モノになるオーナーの5つの特徴とは?
あくまでも結果論!? 愛車が一生モノになるオーナーの5つの特徴とは?
外車王SOKEN
驚異的に「速く」明らかに「重い」 最新BMW M5へ初試乗 次世代は727psのV8プラグインHV!
驚異的に「速く」明らかに「重い」 最新BMW M5へ初試乗 次世代は727psのV8プラグインHV!
AUTOCAR JAPAN
シボレーC6型「コルベット」を『ウマ娘プリティーダービー』の痛車に! こだわり抜いて完成までに3カ月かかった理由とは
シボレーC6型「コルベット」を『ウマ娘プリティーダービー』の痛車に! こだわり抜いて完成までに3カ月かかった理由とは
Auto Messe Web
”代役参戦”のロバンペラ、王者の貫禄見せる総合優勝。エバンス2位でトヨタがワンツー|WRCラリー・ポーランド
”代役参戦”のロバンペラ、王者の貫禄見せる総合優勝。エバンス2位でトヨタがワンツー|WRCラリー・ポーランド
motorsport.com 日本版
バニャイヤ、独走逃げ切りでオランダGP”ハットトリック”達成! ランク首位逆転近し|MotoGPオランダ決勝
バニャイヤ、独走逃げ切りでオランダGP”ハットトリック”達成! ランク首位逆転近し|MotoGPオランダ決勝
motorsport.com 日本版
ダイハツの「認証不正問題」どうなった? 基準適合性の確認が終了! グランマックス含む3車種はリコール対応に
ダイハツの「認証不正問題」どうなった? 基準適合性の確認が終了! グランマックス含む3車種はリコール対応に
くるまのニュース

みんなのコメント

13件
  • スイフト速いな。
    元々が軽い車だから、180馬力でも3秒台が出るのね。
  • 車両価格から考えたら改造費が手軽では無いかな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村