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【ストラダーレの強化版】新型ダラーラEXP 欧州発表 ダウンフォース大幅アップのサーキット仕様

掲載 更新 3
【ストラダーレの強化版】新型ダラーラEXP 欧州発表 ダウンフォース大幅アップのサーキット仕様

スリックタイヤで走行可能

text:Richard Lane(リチャード・レーン)

【画像】新型ダラーラEXP【ストラダーレやSR10、3イレブンと写真で比較】 全108枚

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ダラーラは、ストラダーレの特別仕様車「EXP」を発表した。ランボルギーニやポルシェなどのモータースポーツモデルと同様に、公道走行はできず、サーキット専用の仕様となっている。

イタリアのムジェロ・サーキットでのEXPのラップタイムは、GT3カテゴリーの最新のポールポジション・タイムを上回ると言われている。

EXPの車重は890kgで、標準のストラダーレよりも若干重くなっているが、ダウンフォースが大幅に強化されており、ピレリ製のスリックタイヤで走行できるように設計されている。

カーボンファイバー製モノコック構造を採用しており、フルアジャスタブル・ダブルウィッシュボーン・サスペンションがフロントアクスルに直接、リアにはアルミニウム製サブフレームを介して取り付けられている。ボディもすべてカーボンファイバー製だ。

標準のストラダーレは、最もアグレッシブな構成で855kgのダウンフォースを発生させる。2019年に開催された「Britain’s Best Drivers’ Car」の対決で、一般的なスーパーカーとの差を縮めるのに十分だった(アングレシー・サーキットでは、マクラーレン600LTよりも2.2秒速いタイムを記録)。

一方、EXPでは1250kgのダウンフォースが得られるとしている。この数値は、ホイールアーチのルーバー、フロントエプロンのダイブプレーン、スワンネック型の支柱に支えられた巨大なアジャスタブル・ウイングなど、新しいエアロパーツによって実現されている。

最大コーナリングGは2.7とされているが、比較すると、現行のポルシェ911ターボSは1.3Gとなっている。

オープントップのハードコア仕様

また、ダラーラはフォード製2.3L 4気筒ターボエンジンから499psと71.2kg-mを引き出した。これは標準モデルと比べて98psと20kg-mの増加だ。

これにより、EXPのパワーウェイトレシオは、フェラーリ488ピスタのような希少なサーキット走行用スーパーカーの数値をはるかに上回り、最高速度は265km/hから290km/hに向上した。

ストラダーレでは、フルキャノピーからノーウィンドスクリーンまで様々な装備が可能だが、EXPはオープントップのみで、ロータス3イレブンやラディカルSR10のようなハードコアなスペシャルモデルのスタイルを踏襲している。

価格はまだ発表されていないが、ストラダーレの価格が14万ポンド(約2100万円)からであることを考えると、EXPは20万ポンド(約3000万円)を軽く超える価格になると思われる。

ストラダーレの目標台数である600台という数字からも、さらに希少なモデルとなるだろう。

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みんなのコメント

3件
  • 昔はダラーラじゃなくてダッラーラだったよな、メディアによっては
  • ヘルメットにも強烈なダウンフォースが働くようにしてみて欲しい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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