現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【初テスト】ファン待望の2代目ピックアップトラック 新型VW アマロックのドライビングインプレッションと評価

ここから本文です

【初テスト】ファン待望の2代目ピックアップトラック 新型VW アマロックのドライビングインプレッションと評価

掲載
【初テスト】ファン待望の2代目ピックアップトラック 新型VW アマロックのドライビングインプレッションと評価

フォルクスワーゲン アマロックのファンにとって、3年間待ちわびたセカンドシリーズが登場した。AUTO BILDは、原産国である南アフリカでファーストチェックを行った。

「VWアマロックII」の技術的な内容は、「フォード レンジャー」から引き継がれており、同じフォードの南アフリカのシルバートン工場の生産ラインからロールオフされる。しかし、ピックアップは見ただけではフォードだとわからない出来だ。ドアまではすべてVWのもので、ルーフ、ウィンドウ、ミラー、ドアハンドルだけはフォードのものを使用しているからだ。

【初テスト】ポルシェ カイエン ターボへの挑戦! ランボルギーニ製高性能SUV ウルス ペルフォルマンテは最速のSUVになれるのか?

新型「アマロック」は、先代モデルと比べて全長が9.6cm、ホイールベースは17cm長くなっている。これにより、スペースが広がり、オーバーハングが短くなった。特にリアは、トリッキーな起伏のある地形でも、簡単に腰を上げることがなくなった。トレンドに反して、ミラーを畳んだ状態では幅が3.4cm縮んでいるが、これはミラーのデザインによるものだ。

新型VWアマロックの地上高は表記以上

水深80cm(旧:50cm)、地上高22cmから23cmと、オフロード性能は先代より向上している。

「パナメリカーナ」バージョンでは、24cmまで計測できたが、255/55 R 20のグッドイヤー製ラングラータイヤは2.6~2.7バールで充填されていた。「パナメリカーナ」は、「アベンチュラ」とトップバージョンの地位を共有する。フルオフロード機能、リアアクスルロックの標準装備、同時にレザーラグジュアリーを備えている。

しっかりしたブレーキ、アスファルトでも有利なフルタイム全輪駆動(ピックアップでは珍しい)をオプションで選択でき、ピックアップらしからぬサスペンションの快適さを得た。

悪路で気づく。「アマロックII」は、ピックアップ特有の揺れがある。1トンの荷物を積んでいても、スプリングとダンパーで車体の動きを抑えなければならないため、避けられないのだ。

印象的なのは、ワインディングロードでのコーナリングがピックアップの基準でとても良いということだ。ステアリングは間接的で(停止から停止まで3回転以上)、どんな車かわからないが、センター位置付近の遊びが少なく、非常に正確に作動する。

パーマネントホイール搭載バージョンの増加

今回試乗した3.0リッターV6ディーゼル(240馬力)、トルク600Nmは、特にフォードの滑らかな変速の10速トルコンオートマチックと組み合わせると、とても良いエンジンであることがわかる。オフロードでは、アマロックに初めて搭載されたオートマチックトランスミッションとオフロードリダクションの組み合わせが、頼もしい走りをもたらしてくれる。

また、操作系がデジタル過ぎないのも素晴らしい。「フォード レンジャー」とは対照的に、ロック用のボタンは固定式だ。しかも、他のVWモデルにあるような煩わしいスライダーやセンサーボタンはなく、すべてスイッチ式のボタンなのだ。

4気筒のアマロックは、170馬力の2.0 TDI(マニュアルまたはオートマチック、セレクターギアまたは多板クラッチによる半固定式)と205馬力の2リッターツインーボディーゼルとして復活した。2023年5月から最初の購入客に提供され、価格は約40,000ユーロ(約580万円)からとなっている。

VWアマロックのファーストチェック

結論: 新型アマロックはバッジエンジニアリングの域を出ていない。技術的な内容は明らかにフォードからそのまま引き継いでいるが、ハンドリングは別の方法で解決されており、オフロード技術も向上している。仕上がり状態は上々だ。 AUTO BILDテストスコア: 2+

Text: Rolf Klein Photo: Volkswagen AG

こんな記事も読まれています

「“新型”スカイライン」登場はいつ!? 北米では「次期型」を示唆! 67年・13世代続いた「老舗ブランド」の刷新で「ニッサン復活」を目指せ!
「“新型”スカイライン」登場はいつ!? 北米では「次期型」を示唆! 67年・13世代続いた「老舗ブランド」の刷新で「ニッサン復活」を目指せ!
くるまのニュース
シンプルなデザインが光る新製品「RAPIDE-NEO 46works/ラパイド・ネオ 46ワークス」がアライヘルメットから12月下旬発売!
シンプルなデザインが光る新製品「RAPIDE-NEO 46works/ラパイド・ネオ 46ワークス」がアライヘルメットから12月下旬発売!
バイクブロス
「大人レゴ」にマンセルのウィリアムズF1マシン登場、価格は1万2480円
「大人レゴ」にマンセルのウィリアムズF1マシン登場、価格は1万2480円
レスポンス
[NAでFR]のロードスターと[ターボでFF]のスイフトスポーツを比べてみた
[NAでFR]のロードスターと[ターボでFF]のスイフトスポーツを比べてみた
ベストカーWeb
ペレス「マックスのすごさを実感した一年。ベストのマシンがないときでも卓越した仕事をし、チームの推進力となった」
ペレス「マックスのすごさを実感した一年。ベストのマシンがないときでも卓越した仕事をし、チームの推進力となった」
AUTOSPORT web
いすゞの「“4人乗り”和製スーパーカー」! 4.2リッター「V8」×MTの「MRマシン」に反響多数! 超カッコイイ「4200R」が「欲しい」「憧れる」と話題に
いすゞの「“4人乗り”和製スーパーカー」! 4.2リッター「V8」×MTの「MRマシン」に反響多数! 超カッコイイ「4200R」が「欲しい」「憧れる」と話題に
くるまのニュース
F1に導入されるドライバー冷却キットはどんなモノ? 初年度の2025年はクールスーツだけど……チームに独自開発許される
F1に導入されるドライバー冷却キットはどんなモノ? 初年度の2025年はクールスーツだけど……チームに独自開発許される
motorsport.com 日本版
クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #16|日産 ステージア
クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #16|日産 ステージア
くるくら
【社会人なら知っておくべきイマドキ知識】植物から燃料を作る「バイオ燃料」は3つの種類がある! 2つはもう実用化されていた
【社会人なら知っておくべきイマドキ知識】植物から燃料を作る「バイオ燃料」は3つの種類がある! 2つはもう実用化されていた
WEB CARTOP
438.7km/hでギネス認定、アスパーク『アウルSP600』が電動ハイパーカー世界最速に
438.7km/hでギネス認定、アスパーク『アウルSP600』が電動ハイパーカー世界最速に
レスポンス
【MotoGP】ホンダ、テストに新パーツなかったのはなぜ? 「プロトタイプをここに持ち込む意味はなかった」
【MotoGP】ホンダ、テストに新パーツなかったのはなぜ? 「プロトタイプをここに持ち込む意味はなかった」
motorsport.com 日本版
レクサス新型「“和製”スーパーカー」まもなく登場!? LFA後継機な「LF“R”」か!? 超ロングノーズ&迫力デザインの新モデル予想CGがスゴイ
レクサス新型「“和製”スーパーカー」まもなく登場!? LFA後継機な「LF“R”」か!? 超ロングノーズ&迫力デザインの新モデル予想CGがスゴイ
くるまのニュース
キャデラックの新F1チーム、アンドレッティとのつながり残る。マリオ・アンドレッティが非常勤の取締役に
キャデラックの新F1チーム、アンドレッティとのつながり残る。マリオ・アンドレッティが非常勤の取締役に
motorsport.com 日本版
一体どんな内容!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催したクシタニライダー台湾人スクールin桶川スポーツランド
一体どんな内容!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催したクシタニライダー台湾人スクールin桶川スポーツランド
バイクのニュース
“グーグルマップよりも使いやすい”って噂はホント!? トヨタが開発した完全無料のスマホ「カーナビアプリ」ってどんな感じ?   試してわかった実力とは
“グーグルマップよりも使いやすい”って噂はホント!? トヨタが開発した完全無料のスマホ「カーナビアプリ」ってどんな感じ? 試してわかった実力とは
VAGUE
限定車「ICON EDITION」をBonneville T100などモダンクラシックシリーズに設定!筆記体ロゴ復活!【トライアンフ】
限定車「ICON EDITION」をBonneville T100などモダンクラシックシリーズに設定!筆記体ロゴ復活!【トライアンフ】
モーサイ
「娘友達を乗せたらベルト未着用で捕まりました。ママ達は笑うだけで謝りません。不快です」投稿に回答殺到!?「感じ悪い」「でも貴女は命を預かってる」大激論に…悪いのは誰なのか
「娘友達を乗せたらベルト未着用で捕まりました。ママ達は笑うだけで謝りません。不快です」投稿に回答殺到!?「感じ悪い」「でも貴女は命を預かってる」大激論に…悪いのは誰なのか
くるまのニュース
クラウン専門店「ザ・クラウン」取扱特別仕様車の展示イベントを関西で初開催
クラウン専門店「ザ・クラウン」取扱特別仕様車の展示イベントを関西で初開催
Webモーターマガジン

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村