19インチとカーボンミラーで差別化
FCAジャパンは5月22日、アルファロメオのスポーツサルーン、ジュリアに「GIULIA 2.0 TURBO SUPER Monochrome Edition(ジュリア2.0ターボ・スーパー・モノクロームエディション)」を設定。50台限定で発売開始した。魅力的な特別装備をプラスしつつも、プライスはベース車より13万円ダウン。アルフィスタたちからの熱視線を集めている。
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アルファロメオ・ジュリアといえば、1962年のデビューから1977年まで生産された初代が“通好み”の名車と言われる。4ドアセダンからオープンのスパイダー、サーキットで大暴れしたクーペのTZまでバリエーションを広げつつも、1.3リッターと1.6リッターの4気筒を積むコンパクトなFRスポーツという本質に一切のブレはなかった。
それから30年近い空白期間ののち、2016年に2代目として復活。世界中から喝采の声が上がったことも記憶に新しい。アルファにとって1993年以来の“FR”であったことも歓喜を増幅させた。
現行の2代目ジュリアは、新世代のFRアーキテクチャーを誕生させたGIORGIO(ジョルジオ)プロジェクトの第1弾という戦略車。日本国内への導入は2017年の10月からで、アルファロメオの新時代を感じさせるプレミアムスポーツサルーンとして好調に推移している。今年4月には国内ではアルファ初となるディーゼルモデル(2.2リッターターボ)を追加し、選択の幅を広げた。
今回の限定車は、ジュリアのスポーツサルーンとしての魅力はそのままに、定評あるスタイリングをよりエレガントに強化。エクステリアには、カーボンのエクステリアミラーハウジングを採用。通常は18インチのアルミホイールは19インチとなり、ダブルスポークタイプに変更して視覚的な低重心感を強調している。さらに、もはやマストアイテムのETC車載器も特別装備された。
ベース車の「ジュリア2.0ターボ・スーパー」は最高出力200ps、最大トルク330Nmを発生する2リッター・直列4気筒ターボエンジンを搭載。インテリアには8ウェイの電動レザーシート(シートヒーター内蔵)をはじめ、ステアリングヒーター、レザーインストルメントパネル、ウッドパネルが奢られており、装備面も充実。高速巡航時にドライバーの負荷を軽減するアダプティブクルーズコントロールも備えている。
それでいて、今回の限定車「モノクロームエディション」の価格は、驚きの530万円(税込、以下同)。ベース車の543万円より13万円も安いのに特別装備のオマケ付きということになる。ボディカラーは車名どおり、アルファブラック(インテリアカラーはブラック&ベージュ)とアルファホワイト(インテリアカラーはブラック)の2色を設定。それぞれ25台の限定だ。
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