「技術の日産」の名前に相応しいエンジンが日産にはある。エンジン技術者100年の夢を実現した「可変圧縮比エンジン」だ。現在は、インフィニティQX50と日産アルティマに搭載されている。
日産で最も注目すべきエンジンは、いまやGT-Rが積むハイパワーV6ツインターボ(VR38DETT)ではない。それは、日産が長年かけて開発した、夢の可変圧縮比エンジン、KR20DDET型(VC-Turboエンジン)直列4気筒ターボエンジンである。
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2016年のパリ・サロンで発表され、世界中で大きな話題となった。負荷に応じて圧縮比を変化させるというアイデアは、飛躍的な高効率化をもたらすものとしてさまざまな試みが過去に行なわれてきた。このKR20DDETは、ミラーサイクルのような疑似可変圧縮比ではない、物理的に圧縮比を変化させる機構を持った乗用車用エンジンとして世界初の画期的エンジンなのである。
クランクピンを支点として両側に回転軸を持ったロッカーアームの一端にコンロッドが、もう一端にモーターでレバー比を変更できるリンクレバーが取り付く。モーターが回転するとリンクのレバー比が変わり、コンロッドの大端部位置が上下することで、圧縮比が8.0 (高負荷時) から14.0 (低負荷時) まで連続可変する仕組み。コンロッドの支点がピンからオフセットしているため、サイドスラストが軽減され二次振動がほとんどなくなることからバランサーはなし。
そのKR20DDET型(ちなみに、KRは可変レシオ=Kahen Ratioの頭文字からきている)は、展示用のカットエンジンは公開されているし、プレス用オフィシャル画像もある。
今回は、KR20DDET型の生産実機の展示でディテールを眺めてみることにする。展示してあるのは、横浜にある日産エンジンは博物館だ。実機だからこそわかることもある。
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