現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新旧ガルウイングも出品! 総落札価格が8億を超えたシルバーストーン・オークション

ここから本文です

新旧ガルウイングも出品! 総落札価格が8億を超えたシルバーストーン・オークション

掲載 更新
新旧ガルウイングも出品! 総落札価格が8億を超えたシルバーストーン・オークション

Silverstone Classic Auction 2019

シルバーストーン・クラシック・オークション 2019

現ランドローバー ディフェンダーのオーナーに朗報! 性能を引き上げる純正パーツ発売

“56歳差”の新旧ガルウイング

英国シルバーストーン・サーキットで7月最終週に行われたヒストリックカー・イベント「シルバーストーン・クラシック」。会期中に開催されたオークションでは、メルセデス・ベンツ300SLガルウイングなどが登場し、総落札価格は640万ポンド(約8億4600万円)にのぼった。

1954年製メルセデス・ベンツ300SLガルウイングの落札価格は83万2500ポンド(約1億1000万円)。その生まれ変わりともいえる2010年製メルセデス・ベンツSLS AMGは20万3625ポンド(約2700万円)で競り落とされている。

昨年亡くなった英国モータースポーツ界の名士、故バリー“ウィゾー”ウィリアムスのコレクションからは、1972年製ランチア・フルビア HF 1600(落札価格:3万9375ポンド=約520万円)と、国際ラリーで優勝した1963年製オースチン・ミニ・クーパー S(落札価格:6万5250ポンド=約860万円)が新たな嫁ぎ先へ旅立っていった。

「最低落札価格未設定」という太っ腹な1991年製フェラーリ・テスタロッサ(落札価格:9万9000ポンド=約1300万円)や、1974年製BMW 2002 ターボ(落札価格:7万874ポンド=約935万円)、珍しい“ビアンコ・ペルラ”カラーの1994年製ランチア・デルタ HF インテグラーレ(落札価格:6万5563ポンド=約865万円)の登場には、満席の会場内にどよめきが起きた。

コレクター垂涎の蒐集品も

シルバーストーン・オークションのマネージャー、ハリー・ホエールは「英国のモータースポーツ史におけるレジェンド、ウィゾーのコレクションをシルバーストーン・オークションで扱えたことは大変光栄なことです」と語る。

午前中に行われたオートモビリア(クルマ関連の蒐集品)販売も、多くのコレクターや愛好家を釘付けにした。ロットNo.120のシャシーナンバー#33マクラーレンF1用ラゲッジ3個セットは予想価格のじつに7倍、なんと7200ポンド(約95万円)で競り落とされた。

フルサイズの信号機も恒例の人気アイテムのひとつで、リモコン付きの“動態保存”状態の信号機は750ポンド(約10万円)で落札されている。

オークション2日目には、走行距離わずか81マイル(約130km)の1978年製フォルクスワーゲン・ビートルが3万9938ポンド(約529万円)、1958年製アストンマーティン DB2/4 マーク3が16万4250ポンド(約2174万円)、1995年にWRC グループAのホモロゲーション用として製作されたフォード・エスコート RS コスワースは6万8063ポンド(約900万円)で新たなオーナーの元へ渡った。

この日のハイライトは、俳優兼コメディアンのスティーヴ・クーガンが所有する1970年製アストンマーティン DBS V8で、落札価格は15万1875ポンド(約2010万円)。さらに5速MTの1991年製ポルシェ928 GTは6万7500ポンド(約893万4000円)、2018年に発売したフェラーリ・カルフォルニアTの70周年記念モデルが27万ポンド(約3573万7000円)で落札。

アンディ・ラウズのコンペティションマシン、“Kaliber”フォード・シエラ RS500 コスワース Gr.A仕様は17万ポンド(約2250万円)の値がついた。

また、今回のオークションでは2台のACアシーカが競売にかけられており、ブリストル製のエンジンを積んだ1958年製の個体が10万1250ポンド(約1340万円)、1960年製の個体は内装の状態も非常に美しく、13万5000ポンド(約1786万8000円)まで値段がつりあがった。

最終日のオートモビリアでは、1950年代に使われていたBP仕様のBeckmeter M50給油ポンプをレストアしたものが3240ポンド(約42万8000円)で、スケドーニ社製のフェラーリ・テスタロッサ用レザーラゲッジ6個セットも5400ポンド(約71万4000円)で取り引きされた。

今回のオークションは全出品車両のうち67%が、クラシックカーのみに絞るとじつに74%の個体が売買成立となり、成約率の高さを印象づけた。

こんな記事も読まれています

『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
レスポンス
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
motorsport.com 日本版
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
くるまのニュース
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
バイクのニュース
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
ベストカーWeb
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
WEB CARTOP
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
日刊自動車新聞
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
AutoBild Japan
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
くるまのニュース
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
VAGUE
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
motorsport.com 日本版
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
くるまのニュース
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
ダイハツ『タフト』安全性能向上で仕様変更、138万6000円から
ダイハツ『タフト』安全性能向上で仕様変更、138万6000円から
レスポンス
BMW 2シリーズクーペ【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
BMW 2シリーズクーペ【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
レクサスの末っ子LBXに、次世代モダンインテリア空間を表現したElegantが新登場
レクサスの末っ子LBXに、次世代モダンインテリア空間を表現したElegantが新登場
カー・アンド・ドライバー
荷台が“伸びる”ダイハツ「斬新軽トラ」登場! “画期的”発想の「超ロングボディ仕様」がスゴい! まさかの「実車化」果たした衝撃のモデルでWRCをサポート
荷台が“伸びる”ダイハツ「斬新軽トラ」登場! “画期的”発想の「超ロングボディ仕様」がスゴい! まさかの「実車化」果たした衝撃のモデルでWRCをサポート
くるまのニュース
新車で買える!? トヨタ「シエンタ“SUV”」がスゴイ! 5人乗り仕様もある「小型SUVミニバン」が台湾で人気すぎるワケとは
新車で買える!? トヨタ「シエンタ“SUV”」がスゴイ! 5人乗り仕様もある「小型SUVミニバン」が台湾で人気すぎるワケとは
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1342.01783.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

120.02688.0万円

中古車を検索
SLの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1342.01783.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

120.02688.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村