現在位置: carview! > ニュース > イベント > サーキットをトラックが走る! はしご車のバケットにも乗れる! 日本最大級のトラックの祭典「ジャパントラックショー in Fuji Speedway 2024」はトラックマニアではなくても楽しかった

ここから本文です

サーキットをトラックが走る! はしご車のバケットにも乗れる! 日本最大級のトラックの祭典「ジャパントラックショー in Fuji Speedway 2024」はトラックマニアではなくても楽しかった

掲載 6
サーキットをトラックが走る! はしご車のバケットにも乗れる! 日本最大級のトラックの祭典「ジャパントラックショー in Fuji Speedway 2024」はトラックマニアではなくても楽しかった

 この記事をまとめると

■日本最大級のトラックの祭典であるジャパントラックショーが富士スピードウェイにて開催

巨大トラックが富士スピードウェイを激走! ジャパントラックショー in FSW 2024が昨年よりパワーアップして開催!!

■いくつか注目のブースをピックアップして紹介する

■トラックについての造詣が浅くとも楽しめるイベントだった

 トラックの祭典「ジャパントラックショー」に潜入

 去る10月27日(日)、富士スピードウェイにて自動車関連の複合イベント「POWER & TORQUE」が開催された。そこで開催されたイベントのひとつである、日本最大級のトラックの祭典「ジャパントラックショー in Fuji Speedway 2024」において、編集部が気になったブースをいくつかピックアップし、リポートする。

 ジャパントラックショーは、2016年より各年開催されているトラック関連の総合展示会だ。基本的にパシフィコ横浜にて開催されるが、富士スピードウェイで催される「ジャパントラックショー in Fuji Speedway」では、車両やパーツの展示だけでなく、迫力のあるデモランなども行われている。トラックドライバーだけでなく同行するファミリーにも好評を博しているイベントなのだ。

 さて、トラックショーのブースが出展されているAパドック会場に入ってまず目についたのが、天高くはしごを伸ばしているはしご車。どうやら、バケット(人が乗る部分)への同乗体験を行っている模様だ。

 運営している片岡オート代表の片岡憲彦さんにお話をうかがったところ、主な事業はトラックの販売、架装、修理など。廃棄される中古トラックの再利用の促進としてユーザー同士をマッチングさせるアプリ「トラボディ」も手がけており、その宣伝の一環として「デコトラはしご車を作ったら面白いかも」というところから話がはじまって、現在はこのはしご車で全国各地を訪問すべく奔走しているという。

 また、今年1月に起きた能登半島地震の被災地である石川県でのイベントにも精力的に出展しているとのことだ。

 片岡さんは、今後は年内6県をまわり、携わる人々を笑顔にすると同時に、トラック業界に興味を持つ人が増え、少しでも業界の発展に貢献できればとコメントしてくれた。

 カスタム業界が盛り上がりを見せていた

 つづいて、色鮮やかなホイールを展示していた株式会社Climateのホイールブランド「BLACK WOLF」のブースに足を運んだ。

 トラックのカスタマイズ事情についてあまり詳しくないという方も多いのではないかと思うが、いわゆる「デコトラ」系ではないカスタマイズ向けの社外アルミホイールはつい最近までほとんど存在せず、このBLACK WOLFがパイオニア的存在なのだとClimate営業部部長の松原勇介さんは語る。

 とくに人気だというのが、マシニング加工によってシルバーの加飾が入ったブラックカラー。乗用車向けのアルミホイールでも最近よく見るカラーリングでもあり、確かに売れそうなイカツいカッコよさだ。

 これらのホイールはすべて鍛造。鍛造ホイール=高級品のみ、というイメージがなんとなくあるのではないかと思うが、松原さんによるとトラックのアルミホイールは基本的にすべてが鍛造だという。いわれてみれば、トラックのホイールにかかる負荷や要求される耐久性は普通車のそれとは段違いのはず。それゆえ、必然的に高強度の鍛造になるのだろう。いやはや、浅学無知を恥じるばかりである。

 2台のボルボ製大型トラックが並ぶ圧巻の展示に惹かれ、最後に訪れたのが、ヨシノ自動車の手がけるカスタマイズ事業部「Fast Elefant」のブース。

 車体販売からレンタル・リース事業、車検整備など、トラックに関わるあらゆる事業を手がけているのではないかというヨシノ自動車は、ボルボ・トラックの正規ディーラーでもある。その地力を活かして、ボルボ製トラックのカスタマイズやパーツ販売を行っているのがFast Elefantというわけだ。

 さっそく、Fast Elefant事業部部長の中渡瀬アルフレッドさんにお話をうかがった。中渡瀬さん曰く、ボルボのトラックは国産の同等車種と比較すると車体価格はいくぶん張るものの、室内空間の居住性、パワーなど、全体的な性能において優れているという。

 圧倒的な存在感を放っていたこちらの一台は、Fast ElefantのデモカーであるボルボFH。なんと、改造費だけで1500万円もかかっているらしい!

 ディテールを見ればそれも納得。これだけで数百万円という手の込んだカスタムペイントからはじまり、派手なエアロパーツやワンオフだという大迫力のマフラーなど、改造点を数えはじめれば枚挙に暇がない。

 いわばトラック界の高級カスタムカーであるこういったデモカーも、ポンと買っていくお客さんがいるというから驚く。Fast Elefantのボルボ・トラックは、業界においてもかなり名高いとのことなので、広告等的な役割を果たしているのだろう。

 一部のみの抜粋と相成ってしまったが、ジャパントラックショーには興味深い展示が多く、トラックに疎いクルマ好きでも楽しめるようなイベントになっていた。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

たった1レースで1200本も用意! サスティナブルなタイヤも開発! スーパーフォーミュラにタイヤを供給するヨコハマの取り組みに圧倒された
たった1レースで1200本も用意! サスティナブルなタイヤも開発! スーパーフォーミュラにタイヤを供給するヨコハマの取り組みに圧倒された
WEB CARTOP
よくみると種類でキレイさが違う! 冷凍トラックに「ボコボコ」なクルマが多いワケ
よくみると種類でキレイさが違う! 冷凍トラックに「ボコボコ」なクルマが多いワケ
WEB CARTOP
まもなく軽車「インスター」も導入で韓国ヒョンデの勢いが止まらない! 中国・四国地方には「Hyundai Mobility Lounge 岡山」がオープン
まもなく軽車「インスター」も導入で韓国ヒョンデの勢いが止まらない! 中国・四国地方には「Hyundai Mobility Lounge 岡山」がオープン
WEB CARTOP
200台以上のカスタマイズされたワゴン・ミニバン・SUV・ハイエースが会場を埋め尽くす! 富士スピードウェイで「スーパーカーニバルリアル・イースト」を初開催
200台以上のカスタマイズされたワゴン・ミニバン・SUV・ハイエースが会場を埋め尽くす! 富士スピードウェイで「スーパーカーニバルリアル・イースト」を初開催
WEB CARTOP
20年ぶり完全復活のトヨタ「セリカ」実車初公開! 5MT&凄いエンジン搭載のオーバーフェンダー仕様!? “ダルマ”な青個体が米国で展示
20年ぶり完全復活のトヨタ「セリカ」実車初公開! 5MT&凄いエンジン搭載のオーバーフェンダー仕様!? “ダルマ”な青個体が米国で展示
くるまのニュース
「BYDが出展したら……」 いまバス業界は中国メーカーの動向に戦々恐々!
「BYDが出展したら……」 いまバス業界は中国メーカーの動向に戦々恐々!
WEB CARTOP
ユルさのなかに感じるカングー愛! 山中湖に1280台のカングーと人と犬が集結して思い思いに楽しんだ
ユルさのなかに感じるカングー愛! 山中湖に1280台のカングーと人と犬が集結して思い思いに楽しんだ
WEB CARTOP
「オーナーは運転するべからず」のセンチュリーに大改革! 世の固定観念を覆したSUVタイプとGRMNの存在
「オーナーは運転するべからず」のセンチュリーに大改革! 世の固定観念を覆したSUVタイプとGRMNの存在
WEB CARTOP
ついに我らのホンダがキタァァァァ! 2024年のホンダはN-BOX頼みじゃない! ヒット車連発の背景とは?
ついに我らのホンダがキタァァァァ! 2024年のホンダはN-BOX頼みじゃない! ヒット車連発の背景とは?
WEB CARTOP
控えめにいってガラクタ……ぶっちゃけゴミだろ! フェラーリやランボの「鉄くず」が数百万円で取引されるマニアの異常っぷり
控えめにいってガラクタ……ぶっちゃけゴミだろ! フェラーリやランボの「鉄くず」が数百万円で取引されるマニアの異常っぷり
WEB CARTOP
やたらとヒョンデ&キアの韓国車が目につく! アメリカで販売台数以上に目立つのは「奇抜な」デザインのおかげ?
やたらとヒョンデ&キアの韓国車が目につく! アメリカで販売台数以上に目立つのは「奇抜な」デザインのおかげ?
WEB CARTOP
カメレオン状態になれる「ピカピカ鏡面仕上げ」のテスラ・サイバートラックが登場! 中古ながらお値段2200万円ナリ!!
カメレオン状態になれる「ピカピカ鏡面仕上げ」のテスラ・サイバートラックが登場! 中古ながらお値段2200万円ナリ!!
WEB CARTOP
最強のポルシェになったハズなのに……残念! ル・マン3連覇を果たしたポルシェ919には「幻のナンバー付き車」が存在した
最強のポルシェになったハズなのに……残念! ル・マン3連覇を果たしたポルシェ919には「幻のナンバー付き車」が存在した
WEB CARTOP
大型トラックとの事故は費用面でも厳しい! 高額車がゆえに修理費も高い上に「代車費用」「休業補償」も支払う必要アリ
大型トラックとの事故は費用面でも厳しい! 高額車がゆえに修理費も高い上に「代車費用」「休業補償」も支払う必要アリ
WEB CARTOP
トヨタが超スゴい「新2ドアSUV」実車初公開! 現代版「ハイラックスサーフ」やん! "脱着ルーフ仕様"爆誕… 「市販化を!」望む声多し、米国で展示
トヨタが超スゴい「新2ドアSUV」実車初公開! 現代版「ハイラックスサーフ」やん! "脱着ルーフ仕様"爆誕… 「市販化を!」望む声多し、米国で展示
くるまのニュース
三菱初代「デボネア」とともに50年! 社内ルールに従って購入…いまや部品取り車で3台は起こせるほどのマニアに!
三菱初代「デボネア」とともに50年! 社内ルールに従って購入…いまや部品取り車で3台は起こせるほどのマニアに!
Auto Messe Web
ホンダがド派手な新「2人乗り4ドアセダン」実車初公開! 凄い“タイプS”何が凄い!? エアロ&ウイング採用の「HRCなインテグラ」米国に登場で注目
ホンダがド派手な新「2人乗り4ドアセダン」実車初公開! 凄い“タイプS”何が凄い!? エアロ&ウイング採用の「HRCなインテグラ」米国に登場で注目
くるまのニュース
「はたらくクルマ」を見て触れるイベント…SHINMEI FES 2024 11月16-17日開催!
「はたらくクルマ」を見て触れるイベント…SHINMEI FES 2024 11月16-17日開催!
レスポンス

みんなのコメント

6件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村