■レジェンドライダーにもついに決断の時が
「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」のライダーとしてMotoGPに参戦するレジェンドライダー「バレンティーノ・ロッシ」選手とヤマハは、2021年以降のレース活動継続についての最終決定を今シーズン半ばに決定すると発表しました。
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今シーズンで参戦25年目、最高峰クラスで21年に渡り戦い抜いてきたV・ロッシ選手は、Yamaha Factory Teamでの参戦は15年目となります。これまで9度の世界チャンピオンを獲得してきたV・ロッシ選手、ヤマハ・モーターレーシングのリン・ジャービス マネージングディレクターは今回の発表について次のようにコメントしています。
■バレンティーノ・ロッシ選手
「現在の契約市場の状況から、ヤマハからは将来について今年初めには答えを出すようにお願いされていました。昨シーズン中にも言いましたが、私としては決断を急がず、時間をかけて考えたいと思っています。ヤマハはそれを理解してくれました。
技術変更があり、新しいクルーチーフを迎えましたが、現在の私の第一目標は、競争力を高め、2021シーズンもMotoGPライダーを継続することです。それには、サーキットと実際のレースでしか得られない答えが必要です。また継続となった場合、ファクトリーマシンの提供とファクトリー契約というヤマハの全面サポートに感謝します。そしてまずは、最初のテストでチームと共にベストを尽くし、シーズンスタートに向けて準備を進めます」。
■ヤマハ・モーターレーシングのリン・ジャービス マネージングディレクター「2020シーズンの競争力を評価してから、2021年について決定するというロッシ選手の決断を、私たちヤマハは全面的に尊重し、同意します。ロッシ選手の才能、2020シーズンの競争力には十分期待できますが、ヤマハとしても今後の方針を立てる必要があります。
昨今、MotoGPには6メーカーが参戦しており、若く速いライダーが求められています。そのため、ライダーとの契約は以前よりも早まっているのが実情です。2021年のファクトリーチームにロッシ選手の名前がない状態でシーズンをスタートするのは違和感がありますが、ヤマハとしては彼の決断を待ちたいと思います。 ロッシ選手がレースを続ける場合は、ファクトリーマシンであるYZR-M1の提供と技術サポートを行い、引退を決めた場合は、ブランドアンバサダーとしてYamaha VR46 Master Campの若手ライダー育成の活動等、ヤマハとの関係を継続する予定です。いずれにせよ、すべては未定です。2020シーズンはもうすぐはじまります。今、我々がすべきことはロッシ選手のサポートを全力で続けることです」。
※ ※ ※
「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」は、V・ロッシ選手、マーベリック・ビニャーレス選手の2名体制でMotoGP2020年シーズンに挑みます。
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