スクーデリア・アルファタウリは、日本時間2月12日(日)にアメリカ・ニューヨークのリンカーンセンターにて2023年用F1マシン『AT04』のカラーリングを発表した。
ドライバーの角田裕毅とニック・デ・フリーズ、チーム代表のフランツ・トストらも出席した発表会では、レッドブル傘下のアパレルブランドであるアルファタウリの「2023 A/Wコレクション」も併せて発表された。
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F1とファッションを融合させたチームによる、ファッションの発信地アメリカ・ニューヨークでの発表会。今回の開催地の選択について、ブランドCEOのアフマド・メルカンは、F1を取り巻く環境の変化を挙げている。
ベネトンを筆頭にF1とファッションの繋がりは昔から存在してきた。多くのチームがアパレルブランドをスポンサーやパートナーに迎えチームとのコラボ商品などを展開してきたが、近年ファッションアイコンとしてのF1チーム、F1ドライバーという存在が益々重要になってきているとメルカンは指摘する。
「シーズンを重ねるごとに、ファッションがF1との関係性が深まり、不可欠な存在へと成長しているのを実感できるというのは素晴らしいことだ」
そうメルカンは言う。
「ファッションは常に重要な役割を担ってきたが、今やファッションは単なるスポンサーシップ/パートナーやマシンのブランディング以上の意味を持つようになった。自分自身のスタイルやファッションで自分の個性を表現することの方が遥かに重視される」
「Netflixやソーシャルメディアのおかげで、F1を取り巻く環境全体が最も魅力的なライフスタイル基盤のひとつ変わった。全く新しいファン層にアピールしているのだ」
「チームやドライバーは長い間インフルエンサーとして活躍してきた。そして、よりファッションに関連したモノが重要になってきたのだ」
メルカンが言及する通り、NetflixのF1ドキュメンタリー番組『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』はアメリカを中心に大きな反響を呼び、2022年にオースティンで開催されたアメリカGPには延べ40万人の観客が訪れた。2023年シーズンにはアメリカGPと第2回目となるマイアミGP、そしてラスベガスGPが復活と、アメリカ国内で3戦が開催される。
加えてニューヨークでは、2月10日から2月15日にかけて、様々なアパレルブランドが一同に新作のコレクションを発表する「ニューヨーク・ファッション・ウィーク」が開催中。アルファタウリもそのひとつとしてスケジュールに組み込まれており、テクノロジー素材を使用しながらもそれをあえて感じさせないミニマルなデザインに落とし込まれた2023年のA/Wコレクションが発表された。
なぜニューヨークでAT04のカラーリングと新作コレクションを発表したのか、という質問に対してメルカンは次のように応えている。
「2023年はアメリカでF1レースが3戦開催されるだけでなく、アルファタウリもアメリカ市場に初進出する」
「そして丁度、新しいファッション・シーズンも始まるタイミングで、ニューマシンが発表されるF1のタイミングとも合致していた」
「加えて、ニューヨークはファッションの中心地であり、世界中のクリエイターやデザイナーのインスピレーションの源でもある」
アメリカ市場だけでなく、ファッション業界もF1に注目を始めている。昨年の日本GPの際にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が、ポップアーティストの村上隆とコラボウェアを発表。先日2023年型マシンのシェイクダウンを完了したハースF1には、MONCLERのアートディレクターであるフランチェスコ・ラガッツィが手掛けるアパレルブランド「Palm Angels」がスポンサーとして加わっている。
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みんなのコメント
ベネトンがそれだったなぁ