アストンマーティンは2019年7月10日、コーチビルダーのZagato生誕100周年を記念するスペシャルモデル「DBS GT Zagato(ザガート)」モデルの最終的な生産仕様のイメージスケッチを公開した。「DBS GT Zagato」と「DB4 GT Zagato Continuation」の2台から構成される「DBZセンテナリー・コレクション」は、わずか19台のみが製造され、販売価格は600万ポンド(約8億850万円)となっている。
2020年に生まれるDBS GT ザガート
アストンマーティン史上もっともパワフルな量産車であり、高い評価を受けている「DBS Sスーパーレッジェーラ」をベースに製作されるDBS GT Zagatoは、アストンマーティン&ザガートのデザイン言語を新たな次元に昇華させたといえる。
1960年代に製造されたアイコン・モデル「DB4 GT Zagato」の官能的なフォルムにインスピレーションを得たそのデザインは、アストンマーティンとザガートのデザイナーがコラボレーションした結果、その美しいスタイルを見事に現代へと蘇らせた。
DBS GT Zagatoは、絶対的なラグジュアリー、エクスクルーシブなキャラクター、そしてピュアなフォルムにより圧倒的な存在感を実現している。新たにデザインされたフロントのダイナミック・グリルが強いオーラを放つ。駐車時にはこのグリルは108個のダイヤモンド形状のカーボンファイバー製ピースがフラットな面を構成し、美しいシルエットを生み出している。しかし、DBS GT Zagatoがエンジンを始動させると、それぞれのピースが開き、搭載されているV12気筒ツインターボエンジンにエアを供給するようになっている。
このスペシャルなスポーツカーは、美しさだけではなく、ドラマチックな演出にも焦点を当てて開発されており、一旦エンジンを始動すれば、強烈なパフォーマンスを解き放つ準備を始めて、官能的なサウンドとスタイルで見る者を圧倒する。
リヤエンドは、車両の後方までをカバーするカーボンファイバー製のルーフが装着されている。一般的にリヤウィンドウが配置される場所までシングルピースの大型カーボンファイバー・ルーフで覆われている。このルーフに対応するため、カメラにより車両後方の映像が映し出されるルームミラーを採用。
このDBS GT Zagatoは2020年に生産が開始される。また19台のDB4 GT Zagatoは2019年からアストンマーティンワークスで製造が開始される。
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