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「伝説の限定車“NISMO R34GT-R Zチューン”を手にした男」街乗りからサーキットアタックまでこなす!

掲載 更新 46
「伝説の限定車“NISMO R34GT-R Zチューン”を手にした男」街乗りからサーキットアタックまでこなす!

GT-Rを乗り継いできたマニアが保有する19分の1台!

メーカー系チューンの本気が詰まった究極R!

「伝説の限定車“NISMO R34GT-R Zチューン”を手にした男」街乗りからサーキットアタックまでこなす!

限定20台(実際には19台)という希少性と1700万円を超える価格が大きな話題となった「ニスモR34GT-R Zチューン」。クルマ好き、ましてやチューニングカー好きにとってZチューンはそれこそ雲の上にあるような存在で、手を伸ばせば届くと思える人はほんの一握り。そんなこともあって「Zチューンは金持ちのコレクションとして買われたに違いない」との憶測が流れても、仕方ないところだ。

しかし、状況は違った。海外はともかく、国内のZチューンオーナーのうち数人が、嬉しいことにGT-Rからの乗り替え組だったのだ。持つべき人の元に渡ったZチューン。その中の1台に巡り会い、オーナーに話を聞くことができた。

まずなによりも凄いのは、オーナーのGT-R歴だ。初代KPGC10にはじまり、BNR32とBCNR33は2台ずつ計4台乗りつぎ、当然BNR34も発売後まもなく購入。このBNR34にはニスモ大森ファクトリーでSチューンを施した後、Rチューンとの中間仕様へとステップアップを果たしたという。

そこへZチューンが登場。2004年のことである。オーナーは「究極のGT-Rとして、これはもう買うしかない」と思ったそうだ。所有するBNR34をベースにパーツコンバージョンで仕上げるという選択肢もあった。しかし、選んだのはコンプリートカーだった。

注文を入れてから納車まで半年待ち。やってきたのはZチューン3号車だ。アッパーサポートにリベットで固定されたオーナメントプレートの一番下にはZチューンの3号車であることを示す「003」という数字が確認できる。

搭載される「Z2」エンジンは、Zチューンプロトに搭載された「Z1」の正常進化型という位置付け。Zチューン専用として用意されるだけで単体では手に入れることができない、言わば門外不出のエンジンなのだ。

排気量は2.8Lの500PS仕様。燃焼室加工&容積合わせ、ポート修正、カム逃げ加工等などニスモによってしっかりと手が加えられている。装着されているタワーバーは、Zチューン専用のロゴ入りの逸品だ。


オーナー絶賛の足回りとブレーキ。「僕が乗っても分かるくらいトータルバランスが素晴らしい。アフターパーツの組み合わせではこうはいかないでしょうね」とのことだ。


装着される車高調はザックス製でバネレートは前後共14kg/mm。ブレーキはフロントがブレンボモノブロック6POTキャリパー+365mm2ピースローター、リヤがブレンボ4POTキャリパー+355mm1ピースローターという組み合わせ。ABSユニットも専用チューンが施されている。

下まわりも見どころ満載。デュアル構造のチタンマフラーやカーボンプロペラシャフト、トランスファー周辺のフロアを覆うドライカーボン製補強パネルなどがZチューン専用品だ。

並べてセットされたミッションオイル&デフオイルクーラーが目を引く。バンパーの下にチラッと見えるのがニクい演出。また、ジオメトリー変更のため前後アーム類も交換される。

「すっかり惚れこんで手に入れたクルマです。それこそ毎日乗りたいじゃないですか。通勤にも、買い物にも、週末のドライブにも。そんな話をニスモのスタッフにしたら“Zチューンは本当に特別なクルマなんですから、大事に乗ってくださいね”と何度も念を押されまして。だから、今は通勤で週に1~2回、それと天気が良い日にドライブするくらいで我慢してるんですよ」とオーナーは笑う。よくよく聞いてみると、実はサーキット走行も体験済みとのことらしい。

ストリートでもサーキットでも構わない。ただひとつ、ニスモ最強のロードゴーイングカーは、走らせることをためらわない、こんなオーナーの元にあってほしいと願うばかりだ。

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みんなのコメント

46件
  • 羨ましいしかない。
    車は機械ですが、私はそうは思わない。大切にしてあげて下さい。
  • コレクションとして車庫に眠らせず、積極的に走らせてしかもサーキット走行もする点に好感が持てる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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