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GTワールドチャレンジ・アジア富士大会はポルシェが2連勝。岡崎ポルシェが日本勢ベストの7位に

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GTワールドチャレンジ・アジア富士大会はポルシェが2連勝。岡崎ポルシェが日本勢ベストの7位に

 6月22日から24日にかけて、静岡県の富士スピードウェイにてファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSの第3ラウンド『SRO GTパワーツアー』が開催され、土曜日のレース1はオリジン・モータースポーツ87号車ポルシェ911 GT3 R(992)のボブ・ユアン/レオ・ホングリ・イェ組が、日曜日のレース2はアブソリュート・レーシング1号車ポルシェのアンソニー・リウ/アレッシオ・ピカリエロ組が優勝を飾った。

 2024年シーズンはマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット、タイのチャーン・インターナショナル・サーキットと第1、第2ラウンドを戦い、続く第3ラウンドは日本の富士スピードウェイを舞台に、日本をはじめ香港や中国、タイ、オーストラリア、ニュージーランドなどアジア・オセアニアの各地から全33台が集結。SROジャパンカップとの併催で、両日1レースずつの全4レースが行われた。

SROジャパンカップ第1ラウンドSUGOは武井真司/笹原右京組コルベットが連勝を飾る

 22日の午前中に実施されたGTワールドチャレンジ・アジアの予選では、トリプルエイトJMRの888号車メルセデスAMG GT3に乗るプリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒムとルカ・ストルツが2度のセッションでそれぞれトップタイムをマークし、第5/6戦のポールポジションをともに獲得する。

■レース1

 しかし、同日昼過ぎに開始となった60分間の第5戦決勝では、フォーメーションラップで先頭の888号車メルセデスが緊急ピットイン。マシントラブルが発生してしまい、リタイアとなって戦うチャンスを失ってしまった。

 よってレースは、2番手グリッドにつけたコンフー・チェンが乗るFAWアウディスポーツ・アジア・レーシングの36号車アウディR8 LMS GT3 EVO IIを先頭にスタートが切られた。前半は、リードする36号車アウディを87号車ポルシェが僅差で追いかける。

 ピットオープンとなる25分が経過したタイミングで、2番手の87号車ポルシェが先にピットイン。次周に36号車アウディもピットに向かうも2番手でコースに復帰し、レオ・ホングリ・イェに交代した87号車ポルシェがアンダーカットに成功する。

 その後は中団勢の接触によって飛散したボディパーツを回収するためのフルコースイエロー(FCY)が導入されるも、大きなアクシデント等なくイェがリードを広げ、8.945秒差でトップチェッカーを受けた。

 2番手につけていた36号車アウディは、40分が経過したころにトラブルからか大きくペースダウン。ここでポジションを上げたVSRの6号車、63号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボIIの2台がツー・スリーフィニッシュを飾る表彰台となった。日本勢では、ポルシェセンター岡崎の25号車ポルシェ(内山清士/近藤翼)が総合7位で最上位となっている。

■レース2

 23日第6戦の決勝は雨に見舞われたなかで幕が開け、2番手スタートのジュール・グノンがドライブするクライマックス・レーシング22号車メルセデスAMG GT3が、ストルツがドライブするポールポジションの888号車メルセデスを抜いてホールショット。3番手にはマーロ・エンゲルが乗るクラフト・バンブー・レーシングの30号車メルセデスがつけてAMGがトップ3に並び、その背後には1号車ポルシェが続く。

 その後、スタートから間もなくコカ・コーラコーナーで藤井誠暢が乗るDステーション・レーシング777号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3が他車との接触によりスピンアウト。セーフティーカー(SC)が導入された。

 10分強が経過したタイミングでSCランは終了、残り約40分のレースが再開となる。上位勢はメルセデスのワークスドライバーが駆るAMGが白熱の接近戦を繰り広げ、エンゲルの30号車が2番手に浮上。すぐ後ろでは、3台のポルシェが4番手争いを繰り広げ、ファントム・グローバル・レーシングの13号車とオリジン・モータースポーツの4号車がアブソリュート・レーシングの1号車をオーバーテイクする。

 約30分が経過すると、ピットウインドウギリギリで各車ドライバー交代を行い、順位変動無くコースに復帰した。その後はスピン車両による2度目のSCランを挟み、残り15分でレースが再開。霧が濃くなってきたなか、リスタートラップで30号車メルセデスが首位に浮上し、22号車メルセデス、1号車ポルシェが続く。

 その後は依然霧深いなかで1号車ポルシェがペースを上げ、2台のメルセデスを追い抜いてトップに浮上。以降は接触によって落下したパーツの回収のためにFCYが導入され、ファイナルラップに突入した残り約40秒でFCYが解除となり、1号車ポルシェがトップでチェッカーを受けた。

 そのすぐ後ろでは、18番手スタートからミニマムでピットインし、チェンからアダレイ・フォンに交代した36号車アウディがブロンズドライバーが乗るライバルらを抜いて3番手に急浮上。30号車メルセデスを目の前に捉えるも、抜き切るまでには至らず30号車メルセデスが2位、36号車アウディが3位表彰台を獲得した。

 日本勢では、TEAM 5ZIGENの500号車ニッサンGT-RニスモGT3(HIROBON/金丸ユウ)が総合11位で最上位となっている。

 GTワールドチャレンジ・アジアの次戦は7月5日から7日の鈴鹿サーキット大会で、SROジャパンカップも併催となる予定だ。


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