少量生産の最高級車ブランド
メルセデス・ベンツは、2026年までに売上を2019年比で60%増加させるため、「超高級コレクターズカー」を展開する新ブランド「ミトス(Mythos)」を立ち上げた。
【画像】「超高級化」を進めるメルセデス・ベンツ【ブランドを象徴するモデル5車種を写真で見る】 全128枚
ミトスは、実質的にマイバッハの上に位置する最高級ブランドとなる。「メルセデス・ベンツの最も熱心な愛好家やコレクター」向けに少量生産の特別車両を生産する予定だ。
メルセデスが公開したプレビュー画像には、メルセデスAMG SLをベースにしていると思われるオープンルーフのスピードスターが写っており、これがミトスブランドの最初の製品となるようだ。
ミトスはギリシャ語で、「神話」や「伝説」、「伝承」といった意味を持つ言葉だ。メルセデスのオラ・ケレニウスCEOは、新ブランドについて次のように述べている。
「ほとんどの高級車ブランドは、1つか2つの『アイコン』をベースにポートフォリオを構築しています。メルセデス・ベンツは、Sクラス、SL、Gクラスのほか、AMG、マイバッハといったブランドなど、複数のアイコニックな製品とブランドをポートフォリオの上位に持つという幸運に恵まれているのです」
「当社はここで、お客様にとってさらに魅力的な製品を展開し、トップエンドのポートフォリオを拡大することに大きな可能性を感じています」
メルセデスは、高級かつ利益率の高い製品に集中することで、「厳しい市場環境の下でも、強い財務結果を出す」ことを目指している。2020年代半ばまでに営業利益率14%を目標とし、全投資額の75%をこうした高利益の製品開発に振り向けるという。
多くのメーカーと同様、メルセデスは高価なモデルの生産を優先しており、昨年は生産台数が5%減少したにもかかわらず、高級車の需要が30%増加したことで結果的に9%の増収につながった。
エントリーモデルは4車種に縮小
メルセデスは今後、トップエンド・ラグジュアリー、コア・ラグジュアリー、エントリー・ラグジュアリーという3つのカテゴリーに注力するとしている。
トップエンド・ラグジュアリーは、AMGとマイバッハの全車種、EQシリーズの最上級EV、メルセデス・ベンツSクラス、GLS、Gクラスの派生モデル、および限定モデルで構成される。
この新戦略において重要な一翼を担うのが、2023発売予定の新型メルセデス・マイバッハEQS SUVだ。また、マイバッハからは新型SLや次期GTをベースにしたスポーツカーも登場すると思われる。
コア・ラグジュアリーとは、CクラスやEクラスといった量産モデルを指す。Eクラスは来年世代交代を迎え、「このセグメントの進むべき道を示す」ことになる。
そして高級路線の強化は、エントリーモデルにも大きな影響を及ぼす。今月初め、ケルニウスCEOは「下を向くより上を向きたい」と述べた。
メルセデスはエントリーモデルのラインナップを7車種から4車種に絞り込み、一方で「技術的な中身を大幅に向上させる」という。2024年に登場する新プラットフォームMMAを採用した小型EVが、エントリーモデルの方向性を決定付けることになる。
具体的にどのモデルが廃止されるのかは不明だが、最近公開された新型車のシルエットは、CLAのような4ドア・クーペであった。
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