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パワーユニットをアップデートした改良型BMW M2が日本上陸。トランスミッションには6速MTと8速MステップトロニックATを用意

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パワーユニットをアップデートした改良型BMW M2が日本上陸。トランスミッションには6速MTと8速MステップトロニックATを用意

 BMWジャパンは2024年10月29日、2シリーズ・クーペのMハイパフォーマンスモデル「M2」の改良モデルを発表し、同日より予約受注を開始した。車両価格は998万円に設定。ユーザーへの納車は2025年4月からを予定している。

 BMW M社が開発する高性能バージョンのMモデルには、2つのカテゴリーが存在する。1つはサーキットでの走行を可能としたMハイパフォーマンスモデルで、もう1つはサーキットで培われた技術を取り入れて走行性能を高めたMパフォーマンスモデルである。現行のM2(G87)は2022年デビューの第2世代で、Mハイパフォーマンスモデルに位置する1台だ。コンパクトなボディに、自然吸気エンジンのような官能的な吹けあがりと、ターボテクノロジーによる圧倒的なパワーを併せ持つ直列6気筒Mツインパワーターボエンジンを搭載。セグメント唯一の後輪駆動コンセプトと約50:50の理想的な前後重量配分により俊敏なハンドリングと卓越したロードホールディング性能を実現し、BMW Mモデルらしいパワフルなスタイリングとともに、アドレナリンがほとばしる究極の「駆けぬける歓び」を具現化したことが特徴である。

機能装備のアップデートを図ったBMW3シリーズが日本上陸

 今回の改良では、圧力損失を最小限にして流体抵抗も極めて低く抑えることでレスポンスを最適化するとともに、高効率化を果たした吸気ダクト、高回転まで最大限かつ安定したパワー供給を実現する鍛造ピストン、最適化されたブースト圧で迅速かつダイナミックなレスポンスを発揮して低回転時でも高いトルクを絞り出すツインターボチャージャーなどを採用した、2992cc直列6気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジンの出力アップを図ったことがトピック。最高出力は従来の460psから20psアップの480ps/6250rpmを発生し、一方で最大トルクはドライブロジック付き8速 M ステップトロニックAT仕様が従来比50Nmアップの600Nm/2700~5620rpm、6速MT仕様が従来と同数値ながら発生回転域を広げた550Nm/2650~6130rpmを絞り出す。また、ドライバーの好みに即して2パターンのセッティングか可能なM Driveを従来と同様に標準装備。エンジン、サスペンション、ステアリング、ブレーキ等、好みのセッティングをステアリングに配備するM1/M2ボタンにメモリーすることが可能で、ボタンを押すことで瞬時に好みのセッティングが呼び出せる。また、M ModeではRoad、Sport、Trackのモードが選択でき、アシストや横滑り防止装置の介入度合い、メーターパネルやヘッドアップディスプレイ、メーターパネルの表示を変更することが可能。Mラップタイマー/Mドリフトアナライザー/Mトラックモード/Mトラクションコントロールで構成するM Driveプロフェッショナルも組み込んだ。さらに、MアダプティブサスペンションやMスポーツディファレンシャルを標準装備して、スポーツドライビングのみならず街中走行時の乗り心地の向上も実現した。

 高性能エンジンの採用に即して、ボディおよびシャシーの強化を図ったことも従来と共通。各種パーツにアルミニウム材を多用することで軽量化を果たしたうえで、エンジンルーム内へのストラットブレースの追加や、フロントおよびリアアクスルへの補強材の追加などを実施して、車体剛性を強化する。さらに、よりハードなサーキットでの走行を可能とするため、耐熱、耐フェード性能に優れた大径ベンチレーテッドドリルドディスクブレーキと軽量化した6ポッドMコンパウンドキャリパー(レッド塗装)を標準で組み込んだ。シューズは前9.5J×19/後10.5J×20 Mライトアロイホイール ダブルスポークスタイリング930M ブラック+前275/35R19/後285/30R20タイヤを標準で装着。オプションとして、スタイリング930Mホイールのバイカラーやシルバー、サーキット走行向けのトラックタイヤなども設定している。

 エクステリアに関しては従来と同様、2シリーズ・クーペのスポーティかつ精悍な3ボックスクーペデザインをベースに、大きく左右に張り出した四角型基調のエアインテーク、専用アレンジのアダプティブLEDヘッドライト周り、ブラックの横バーを配した直線的なデザインのフレームレスのキドニーグリル、横方向にワイド化したフロントホイールハウスなどにより、より凄みが増したフロントマスクを創出。一方、サイドビューでは2シリーズ・クーペの伸びやかなボディラインと居住性はそのままに、とくにフロントおよびリアのバンパーデザインを力強くかつ大きくすることで、パワフルな走りを表現。また、大型化したサイドスポイラーをボディ同色とし、合わせてMハイグロスシャドーラインエクステンドコンテンツを装備して、安定感と存在感を際立たせる。全高を低くして低重心化を図るとともに、前後異径の大径ホイールを組み込んでレーシングカーのような迫力を演出したことも訴求点だ。そしてリアセクションは、スモーク処理されたコンパクトなLEDテールライト、後部をキックアップさせた厚みのあるトランク形状、専用デザインのMリアスポイラー、Mハイパフォーマンスモデルの伝統である4本出しエキゾーストパイプ(ブラック仕上げ)、空力特性の改善に寄与する立体的なディフューザーなどを採用して、シンプルながらスポーツクーペにふさわしいグラマラスな後ろ姿に仕立てる。オプションとして、軽量かつ高剛性なMカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)製ルーフも設定した。

 内包するインテリアには、12.3インチマルチディスプレイメーターパネルと14.9インチワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機能付)を配したBMWライブコックピットプロフェッショナル、iドライブコントローラー、マルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイール(M1/M2ボタン付)、ヴァーネスカレザー ブラック表皮(ブルーステッチ付)の前席Mスポーツシート、ダークグラファイトマットトリムなどを標準装備。前席の表皮はヴァーネスカレザー ブラックのレッドハイライト付および専用ハイライト付やフルレザーメリノ ブラック(専用ハイライト付)を、トリムはアルミニウムロンビクルアンソラジットトリムやMカーボンファイバートリムをオプションで用意する。一方、後席のシートにはスルーローディングシステム(40:20:40分割可倒式リアシート)を採用し、さらにストレージコンパートメントパッケージを組み込んで利便性を高めた。

 安全機能・運転支援システムについては、高性能3眼カメラ&レーダーおよび高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が増した最新のドライビング・アシストを標準で装備。機能としては、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)やレーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ス テアリング付)、クロストラフィックウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などを採用する。また、標準装備のパーキングアシストにはリバースアシスト機能も組み込んだ。一方、コネクティビティ関連では、車載通信モジュールによりドライバーとクルマ、そして取り巻く情報をITネットワークでつなぎ、またAmazon Alexaに対応したスマートフォン向けアプリ「My BMW」が活用できる最新バージョンの「BMWコネクテッドドライブ」を採用。合わせて、AI技術を駆使することで、音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能となる「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を設定している。

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みんなのコメント

3件
  • whi*******
    横グリルが絶望的に似合ってなくて、中国のパクリカーに通じる残念さを感じる。
  • yuk********
    リセールの悪さが残念。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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