現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > レクサス、新型ISをワールドプレミア。“日本のニュル”で走りを鍛え上げたFRスポーツセダン

ここから本文です

レクサス、新型ISをワールドプレミア。“日本のニュル”で走りを鍛え上げたFRスポーツセダン

掲載 更新
レクサス、新型ISをワールドプレミア。“日本のニュル”で走りを鍛え上げたFRスポーツセダン

 レクサスは6月16日、マイナーチェンジを実施したスポーツセダン『IS』を世界初公開した。この新型ISの日本での発売は2020年秋頃と発表されている。

 1999年に初代が登場したレクサスISは、トヨタの豊田章男社長が「ドライバーの運転感覚を磨き上げる砥石のようなクルマ」と位置付けてるFRスポーツセダンを体現したモデルだ。

レクサス、6月10日の新型ISのオンライン世界初披露を延期へ。現在の世界情勢に鑑み

 モータースポーツの世界では、スーパーGT GT300クラスにIS350がベース車両として使用されたほか、ニュルブルクリンク24時間にもIS Fが挑戦。またIS F CCS-Rがさまざまなカテゴリーで使用されてきた。

 そんなISの新型モデルの開発ではレクサスが求める価値観である、あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速がシームレスにつながる気持ち良さなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を追求。2019年4月にオープンしたテストコースで“日本のニュル”こと『Toyota Technical Center Shimoyama』などを走り込み、走行性能が鍛え上げられたた。

 具体的には、ドライバーの入力に対する俊敏な応答性やばね上の無用な動きの抑制など、路面状況や走行シーンに応じた徹底的にチューニングを行うとともに、ステアリングやペダルの初期応答だけでなく、それらを戻す際のコントロール製の向上にも取り組んでいる。
 
 ボディはサイドラジエーターサポートの補強をはじめ、フロントサイドメンバーのスポット打点追加、構造最適化などが行なわれ剛性が高められた。足回りは19インチタイヤを初採用することで、コーナーリングフォースが大幅に向上。ホイールの締結にはハブボルトが用いられる。
 
 エンジンは2.0リットル直列4気筒直噴ターボと2.5リットル直列4気筒ハイブリッド、3.5リットルV6の3種類で、ハイブリッドではアクセル開度に対するエンジンとモーターの駆動力制御を変更。また、直4ターボでは走行シーンに応じて適切なギヤ段を設定するアダプティブ制御を採用し、リニアなレスポンスを実現させた。

 アグレッシブな印象となったエクステリアは「“Agile(俊敏) & Provocative(挑発的)”をデザインコンセプトとし、走りを予感させるワイド&ローなスタンスと、シャープなキャラクターラインによるアグレッシブなデザインを目指しました」とレクサス・インターナショナルの平井健一プロジェクトチーフデザイナー。
 
 フロントマスクは新開発の小型軽量ランプユニットを搭載したヘッドライトと、低く抑えた新意匠のスピンドルグリルを採用。“寄せ絞り”と呼ばれる最新プレス技術を用いたサイドのキャラクターラインをそれらに合わせて下げることに加えて、トランク後部の造形によってクルマ全体の重心の低さが表現されている。

 そのリヤでは、L字をモチーフにした一文字型リヤコンビネーションランプが新たに与えれた。さらに、立体的なバンパーガーニッシュの採用とワイドトレッドにより、スポーティな走りを予感させるプロポーションとなっている。エクステリアカラーにはソニックイリジウムとソニッククロムの2色が新色としてラインアップされた。
 
 なお、高性能モデルの“F SPORT”では専用のFメッシュパターンが採用される他、グリルロア部のエアインテーク、専用19インチアルミホイール、リヤスポイラーなどの専用装備が奢られる。また、専用外板色のラディアントレッドコントラストレイヤリングを採用し、エモーショナルな走りのイメージを際立たせた。

 インテリアはツートン配色となり、インストルメントパネル上部やドアパネルに有彩色を設定することで左右方向の広がりが強調されている。搭載されるマルチメディアシウテムはタッチディスプレイとなり、SmartDeviceLink、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応する。
 
 ドアトリムの一部にレクサスの新たな加飾表現である複数のエンボスラインを交差させたグラフィックパターンを採用したこともトピックのひとつだ。
 
 オーナメントパネルにはアッシュ(オープンフィニッシュ/墨ブラック)、ブラックジオメトリーフィルム、F SPORT専用サテンクロムが新規採用された。
 
 安全装備は単眼カメラ+ミリ波レーダーを用いるLexus Safety System+が採用され、対応領域が拡大された“プリクラッシュセーフティ”では右折時の対向直進車や、右左折時に前方から来る歩行者も検知可能となった。
 
 この他、車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援や、低速時の事故予防をサポートする低速時加速抑制などの機能も新規追加されている。

こんな記事も読まれています

ケータハム初期の「スーパーセブン」を再現 ケータハム スーパー セブン 600 & 2000登場!
ケータハム初期の「スーパーセブン」を再現 ケータハム スーパー セブン 600 & 2000登場!
AutoBild Japan
【充電体験でEVのストレス軽減へ】 レクサス充電ステーションの予約を一般へも開放
【充電体験でEVのストレス軽減へ】 レクサス充電ステーションの予約を一般へも開放
AUTOCAR JAPAN
スズキ、東京アウトドアショー 2024に新型車出品へ…親子でアウトドアや料理を
スズキ、東京アウトドアショー 2024に新型車出品へ…親子でアウトドアや料理を
レスポンス
アルピーヌ・ジャポンが初の電動モデル「A290」の日本導入を検討へ!
アルピーヌ・ジャポンが初の電動モデル「A290」の日本導入を検討へ!
月刊自家用車WEB
価格以上の高性能が満喫できる、抜群のコスパに脱帽! BYD・SEAL 試乗インプレッション
価格以上の高性能が満喫できる、抜群のコスパに脱帽! BYD・SEAL 試乗インプレッション
月刊自家用車WEB
【MotoGP】ヨハン・ザルコのプロ精神、LCRチェッキネロ代表が称賛。ストイックさは”アーティスト”レベル
【MotoGP】ヨハン・ザルコのプロ精神、LCRチェッキネロ代表が称賛。ストイックさは”アーティスト”レベル
motorsport.com 日本版
キャンプギア収納問題をトランクルームで解決!「CAMP HACK」×「ストレージ王」のコラボ動画が公開(動画あり)
キャンプギア収納問題をトランクルームで解決!「CAMP HACK」×「ストレージ王」のコラボ動画が公開(動画あり)
バイクブロス
“200万円台”から! ホンダ最新型「ヴェゼル」月々いくらで買える? 大人気SUVの「最も安い&高いモデル」とは
“200万円台”から! ホンダ最新型「ヴェゼル」月々いくらで買える? 大人気SUVの「最も安い&高いモデル」とは
くるまのニュース
SHOEIヘルメットにB+COMを美しく装着できるNEWアイテム! サインハウスが「B+COM SHOEIアタッチメント3」を発売
SHOEIヘルメットにB+COMを美しく装着できるNEWアイテム! サインハウスが「B+COM SHOEIアタッチメント3」を発売
バイクのニュース
フェラーリが僅差でトヨタを破り2連覇! 今年のル・マン、24時間走ってもなぜ大接戦に?
フェラーリが僅差でトヨタを破り2連覇! 今年のル・マン、24時間走ってもなぜ大接戦に?
くるくら
VWの小型セダン『ジェッタ』に改良新型、6月25日に米国デビューへ
VWの小型セダン『ジェッタ』に改良新型、6月25日に米国デビューへ
レスポンス
ベンツは「ほとんど変えずに洗練させる」困難な仕事をやってのけた しかし…… Gクラス試乗【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベンツは「ほとんど変えずに洗練させる」困難な仕事をやってのけた しかし…… Gクラス試乗【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
【日本限定30台】メルセデス・マイバッハ特別限定モデル「S 580ナイトエディション」登場! 価格は4400万円。メルセデス ミーで展示中です
【日本限定30台】メルセデス・マイバッハ特別限定モデル「S 580ナイトエディション」登場! 価格は4400万円。メルセデス ミーで展示中です
Auto Messe Web
アルファロメオ ジュニアのハイパフォーマンス バージョン「ヴェローチェ」は最高出力280ps!
アルファロメオ ジュニアのハイパフォーマンス バージョン「ヴェローチェ」は最高出力280ps!
Webモーターマガジン
自動車業界の平均年収ランキング、1位はトヨタで「895.4万円」…SalesNowがトップ10公開
自動車業界の平均年収ランキング、1位はトヨタで「895.4万円」…SalesNowがトップ10公開
レスポンス
スバル新型「スポーツ“セダン”」公開! MT採用&パフォーマンス重視設定がイイ! 羨ましすぎる水平対向エンジン搭載モデル! 米に登場の「WRX tS」はどんなクルマとは
スバル新型「スポーツ“セダン”」公開! MT採用&パフォーマンス重視設定がイイ! 羨ましすぎる水平対向エンジン搭載モデル! 米に登場の「WRX tS」はどんなクルマとは
くるまのニュース
【角田裕毅F1第10戦分析】リヤウイングが一因か。セットアップを最適化できないまま戦い、アンダーステアに苦しみ19位
【角田裕毅F1第10戦分析】リヤウイングが一因か。セットアップを最適化できないまま戦い、アンダーステアに苦しみ19位
AUTOSPORT web
【ポイントランキング】2024スーパーフォーミュラ第3戦SUGO終了時点
【ポイントランキング】2024スーパーフォーミュラ第3戦SUGO終了時点
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

481.0900.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.8970.0万円

中古車を検索
ISの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

481.0900.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.8970.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村