2023年シーズンのF1が始まって2戦が行なわれたが、レースでは連続でスターティンググリッドのポジションを外れたことによるペナルティが発生している。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、コクピット内からの視界の悪さが原因だと考えており、彼らに同情している。
開幕戦バーレーンGPではエステバン・オコン(アルピーヌ)が、そして第2戦サウジアラビアGPではフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)がそれぞれスターティンググリッドをはみ出してしまっていたことで、タイム加算ペナルティを受けている。
■グリッド位置“横ズレ”ペナルティは厳しすぎ? アルピーヌはルール再考を求む「横に10cmズレたって誰も得しないのに……」
ルール的には仕方のないことだが、ドライバー側からは擁護する声が上がってきている。現F1王者のフェルスタッペンは、今のマシンではグリッドボックスの適切な位置につくことは難しいと語っている。
F1マシンは時代が進むと共に大型化してきた。直近のレギュレーション改定である2022年には、マシンはよりロングノーズとなり、タイヤも大径化され、さらにホイールを覆うウイングレットも装備。ドライバーの視界はより制限されることになった。
「マシンに乗っている時の視認性は、本当に悪いんだ。おそらくボックスの適切な位置に完全に収まることができなかったりするのは、それが主な問題だ」
フェルスタッペンはそう語る。
「そうなると辛いけど、トラックリミットを超えてしまうのと少し似ている。時には白線を超えたのか? 超えてないのか? そしてアドバンテージを得たのか? といったように議論にもなる」
「僕はルールが必要だと思う。(グリッド位置の)左右でアドバンテージを得ようとする人が出始めたら、本当に愚かだと思う。でもどうすれば良くできるのかは分からない」
フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスもグリッド位置に正確につくことは難しいと語る。彼曰く、“運のようなもの”でもあるという。
「自分が止まっている位置を確認するだけでも本当に難しいんだ」と、ペレスは言う。
「僕の話になるけど、やり過ぎて早く止まりすぎたこともある。でも、マシンに乗っている時には全然分からないんだ。自分が前に出過ぎたのか、それとも後ろすぎるのかも分からない」
「今よりも優れたアイデアを出すためには、視界を良くすることが必要だね。ルールが定められているのは良いことだけど、同時に正直に話すと自分のポジションは、時に運のようなモノなんだ」
ドライバー組合(GPDA)の理事を務めているジョージ・ラッセル(メルセデス)は、サウジアラビアGPでのアロンソへのペナルティは厳しすぎたと語っており、もう少し常識的な考えを示すように促している。
「信じられないほど難しいよ」と、ラッセルは言う。
「僕らはすごく低い位置に座っていて、多分タイヤの上4~5インチくらいしか見えていない。だから実際には地面を見ることができないんだ」
「イエローラインも引かれているけれど、僕としてはそれすらも見ることができない。白線は言うまでもない」
「本当に、本当に大変なんだ。だからこの点についてもう少し常識的になる必要があると僕は思う」
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