アストンマーチンのランス・ストロールは、F1シンガポールGP予選Q1で喫した大クラッシュについて、複数の要因が重なり準備不足なままアタックしてしまったと語った。
ストロールはQ1終盤、最終コーナーの縁石に乗り上げて挙動を乱すと、アウト側のウォールにクラッシュしてしまった。これによりマシンは大きなダメージを受け、左フロントタイヤと車体を繋ぐテザーが千切れてしまうほどだった。
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このクラッシュでQ1は赤旗終了。バリアの修復や路面の清掃のため、Q2開始が30分以上遅れてしまった。
メディカルセンターに搬送されたストロールは、幸い大きな怪我はなかったと診断された。彼は慌ただしいセッションとなってしまったことがクラッシュの遠因となったしまったのだという。
「アウトラップが本当に酷くて、ラストラップであまり改善できなかった。トラフィックがひどかった。タイムを出そうとしているドライバーが本当に多かったんだ」
「僕たちは重量計測ブリッジで止められてしまい、隊列の後ろの方になってしまった。セッションが終わる前にタイムを出すために何台ものマシンをパスしなければならなかった」
ストロールは、前を走っていたピエール・ガスリー(アルピーヌ)が生んだ乱気流の影響が残っており、ストリートコースで壁が近いというコース特性がそれを増幅した可能性があるという。
「アルピーヌの1台から2秒遅れでアタックを始めたんだ。それは空力パフォーマンスにおいてあまり理想的ではないんだ」
「Q2進出のためにラップタイムをあまり上げられていなかったから、最終コーナーでタイムを稼ごうとした。実際にはそれはできなかった」
「突然のことだったけど、なぜクラッシュしたかは分かっている。そこを通過するのに十分なスピードが出ていなかったからだ」
「2秒前にクルマがいるというのは、空力にとっては本当に悪いことなんだ。特にここでは壁に(乱気流が)ぶつかって多くのダウンフォースを失ってしまう」
このクラッシュでストロールのマシンはシャシー交換を強いられたが、彼は次のように語った。
「僕はただ、自分の体に問題がないかを確認した。それが一番大事なことだったんだ」
「すべてが問題ないと分かってからは、ただただ最悪だった。このところずっと荒れたセッションが続いていたからね」
「予選ではアウトラップ、トラフィック、タイヤの準備不足など、まったく思うようにいかなかった。こういうサーキットではそういうことが積み重なると負のスパイラルに陥ってしまう。その結果があのクラッシュだったんだ」
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みんなのコメント
父親も、それを感じているのではないか。