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ボルボの次世代電気自動車は11月9日に初公開予定! フラッグシップSUVとなる「EX90」が少しずつ見えてきた

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ボルボの次世代電気自動車は11月9日に初公開予定! フラッグシップSUVとなる「EX90」が少しずつ見えてきた

 この記事をまとめると

■2022年11月9日にボルボの次世代フラッグシップSUVとなる「EX90」が発表される

【試乗】C40&XC40に乗ったらボルボ「電動化」の本気が見えた! 高い完成度と暴力的な速さに嬉しいオドロキ

■内外装に自然素材やリサイクル素材を使用したサステナブルなモデルとなりそうだ

■UXや安全運転支援機能も最新となり、その機能にも注目したい

 EX90の登場でボルボの電動化戦略が加速する

 100年に1度の変革期といわれ、カーボンニュートラルの実現によるサステナブルな社会の実現に向け、急加速で変貌を遂げようとするクルマ業界。なかでもボルボはいち早く電動化に取り組んでおり、すでに日本でラインアップするすべてのモデルで電動化を終えている。

 そんなボルボは、2022年11月9日に、次世代のフラッグシップとなる電気自動車SUV「EX90」の発表を予定している。このEX90は、コンセプト・リチャージとして発表されたモデルの市販バージョンとなる。

 コンセプト・リチャージは、「エクステリアに自然素材から作られた軽量複合素材を使用し、またインテリアにも自然素材とリサイクル素材を多く採用してプラスチック使用量を削減。エアロダイナミクスに優れた外観デザインで航続距離を延長するとともに、古典的なSUVスタイルと低床化により広い車内空間を提供する」と発表されている。したがって、その市販バージョンであるEX90も、コンセプト・リチャージのコンセプトを受け継いだものとなることが予想される。

 ボルボでは、EX90のティザーとして、すでにいくつかの情報を開示しているが、そのうちのいくつかを紹介しよう。

 まずはインテリアに関しては、その一部を公開している。インテリアには、ボルボが「ノルディコ」と名付けた新素材を使用しているようだ。ペットボトルなどのリサイクル素材や、スウェーデンやフィンランドの森林から採取したバイオ素材のテキスタイルを用いたもので、スカンジナビアの価値観を現代的に表現し、ボルボのプレミアムなインテリアデザインの新しいスタンダードになるものとしている。

 また、そのほかにもインテリアには、FSC認証(持続可能な森林活用・保全を目的として誕生した、「適切な森林管理」を認証する国際的な制度)のウッドパネルや再生ポリアミドを使用したカーペットが採用されているという。

 2022年11月9日の「EX90」初公開が待ち遠しい

 そのほか公開されている情報で気になるのが、UX(ユーザーエクスペリエンス)に関するもの。EX90では、インパネに大型のセンターディスプレイが用意され、そこにナビゲーションやメディア、電話、各種コントロールが一括されるが、クルマが現在の状況(駐車中か運転中か、あるいは電話中か)を判断し、いま置かれている特定の状況に対して、特別なコンテクストバーがシンプルで最適なアクションを提案してくれる。これにより、一般的な操作に素早くアクセスすることが可能になったそうだ。つまりこれは、新機能が満載されているなかから、クルマが明確で文脈に沿った情報を判断して提供することで、ドライブを快適で安全なものにしてくれるということを意味している。

 UXの責任者であるトーマス・ストヴィチェクは、「適切な情報を適切なタイミングで提供することが重要です。クルマは周囲の状況やあなたをこれまで以上に理解しているので、モード選択の混乱や注意散漫、情報の過多を減らすことで、より安全な状況を作り出すことができるのです」と語る。

 安全な状況ということに関していえば、EX90では、車内外のセンシングを自社開発したソフトウェアとクルマのセントラル・コンピューターパワーに組み合わせており、クルマが周囲の状況をこれまでにないレベルで理解することを可能にしている。これにより、ドライバーが運転する際にはクルマが周囲の状況を360度監視して万が一の際には主体的にアシスト介入する。またアシスト運転中は、いま何が見えていてどんな情報をもとに行動しているかをドライバーに知らせることで、クルマとドライバーが一体となった安心感をもたらしてくれる。さらにEX90には、将来的に実現するであろう完全自動運転に対応したハードウェアも搭載されているそうだ。

 ボルボの次世代フラッグシップSUVとなるEX90が、どのような姿で我々の前に登場するのか、11月9日の発表がじつに待ち遠しい。

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みんなのコメント

4件
  • こういうのを見ると、日本企業はEVに対する真剣さが全く足りない。
  • EVはみんな大型でハイパワーだよね。
    スペックの割にはおトクに感じるが
    それでも高価格帯が中心。
    家電と同じで初期もの買うには躊躇しちゃうな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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