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【一充電走行距離759km】メルセデス・ベンツ「EQS」新型 ラグジュアリーと快適性をもう一段階上に

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【一充電走行距離759km】メルセデス・ベンツ「EQS」新型 ラグジュアリーと快適性をもう一段階上に

新型「EQS」を発表

メルセデス・ベンツは、新型「EQS」を発表し、納車は2024年11月以降を予定し、メーカー希望小売価格(税込)はEQS 450+が1535万円、メルセデスAMG EQS 53 4マティック+が2395万円。

【画像】メルセデス・ベンツ「EQS」と「EQS SUV」をみる。 全111枚

2022年にメルセデス・ベンツ初のラグジュアリー電気自動車として日本に導入された「EQS」は、同社が長年培ってきたラグジュアリーと快適性の理想を実現した電気自動車だと表現する。

専用のプラットフォームを新たに設計・開発するだけでなく、電気自動車ならではのパッケージの有用性を活かしたエクステリアデザインでは、空力という機能性も兼ね備えた先進の美しさを表現したことに加え、NVH対策も徹底的に行い、静粛性はこれまでにないレベルに達した。

またHEPAフィルターを採用した空気清浄システムにより、室内の空気はクリーンに保たれる。

今回の新型「EQS」は、室内で圧倒的な存在感を放つタッチ式のMBUXハイパースクリーンを新たにEQS 450+にも標準装備に設定し、機能性と美しさの両面を持ち合わせ、ソフトドアクロージングの新規採用、内外装デザインの刷新、デジタルコンテンツの強化、バッテリー容量の向上など様々なアップデートを実施し、ラグジュアリーと快適性の実現をもう一段階上げた電気自動車となっているという。

EQS 主な変更点

エクステリア

・EQS 450+はクロームルーバーラジエーターグリルとボンネットマスコットを標準装備し、電気自動車のフラッグシップにふさわしいデザインへ刷新
・ソフトドアクロージング機能を標準装備して少ない力でドアを閉めることができ、半ドア状態を防止
・電動充電フラップを新たに採用し、利便性を向上
・有償オプションで新デザインの21インチAMGアルミホイールを選択可能

インテリア

・EQS 450+にMBUXハイパースクリーンを標準装備
・エグゼクティブシートをEQS 53 4マティック+に標準装備、EQS 450+にオプション設定
・EQS 450+に AMGラインパッケージオプションを選択するとシートの素材がナッパレザー内装へ変更
・MBUXエンターテインメントパッケージプラスを標準装備
・iPhoneに対応したデジタルキーを標準装備
・AMGカーボンファイバーインテリアトリムをメルセデスAMG EQS 53 4マティック+に標準装備

便利な機能はどう進化した?

MBUXハイパースクリーン

MBUXハイパースクリーンは、左右Aピラーの間にあるダッシュボードをほぼ埋め尽くす、大型の曲線的なスクリーンユニットだ。1枚のカバーガラスの奥にディスプレイが3枚あり、単一のスクリーンに融合したように見える。

MBUXハイパースクリーンは、コックピットディスプレイ(画面対角サイズ:12.3インチ)、有機ELメディアディスプレイ(17.7インチ)、有機ELフロントディスプレイ[助手席](12.3インチ)の3つのディスプレイを1枚のガラスで覆うことで、幅141cmにわたって広がる大きなスクリーンとしたものである。

メディアディスプレイと助手席用ディスプレイには、きわめて高精細な有機ELディスプレイと、触覚フィードバック機能が採用されており、助手席では、走行中にもさまざまなエンターテインメントが楽しめるという。

エクスクルーシブパッケージ

EQS 450+は乗員の快適性を向上させるエクスクルーシブパッケージを選択するとシートの素材がナッパレザーとなり、また後席の居住性を高めるエグゼクティブシート、ネック&ショルダーウォーマー(後席左右)、シートヒータープラス(後席左右)、マルチコントロールシート機能(後席左右)、ショーファーポジションスイッチ(助手席側)、デザインベルトバックル(前席・後席)、MBUX リアエンターテインメントシステムが装備される。

リアシートは、電動調整で38°まで背もたれの調整が可能となり、ショーファーポジションスイッチ(助手席側)を使い、前席助手席の位置も後席から調整が可能だ。また座面の深さを約50mm拡張できるが、エグゼクティブシートを装着すると後席は可倒式ではなくなる。

MBUXエンターテインメントパッケージプラス

主要音楽ストリーミング配信サービス(Spotify、Amazon Music、Apple Music)をMBUXインフォテインメントシステムに完全に統合した、メルセデス・ベンツの「オンラインミュージック」サービスに加えて、車内で指定アプリケーションによる動画を楽しめる「ビデオストリーミング」サービスが新たに加わった。

iPhoneに対応したデジタルキーを採用

デジタルキーを使えば、対応するiPhoneをドライバーが携帯している場合、クルマの始動やロック操作が簡単に行えるようになることに加え、キーの共有も可能で、家族や友人とデジタルキーを共用することができる。

この場合、オーナーキーを設定しているユーザーはさまざまな権限を割り当てることができ、例えば許可する範囲をロック操作のみとしたり、車両の始動も可能としたりすることができるという。

デジタルキーを共有するには、AirDropやiMessageなどのメッセージサービスを介して共有相手にキーを送信し、受信者は自分のApple Walletにキーを追加する。

なお共有後にキーを削除する場合も、オーナーはApple WalletまたはMBUXインフォテインメントシステムを使って簡単に操作が可能だ。

走りに関する部分は?

パワートレイン

・バッテリー容量を118.0kWhに増やし、一充電走行距離759kmへ
・メルセデスAMG EQS 53 4マティック+にディスコネクトユニットを搭載
・最新世代の回生ブレーキを採用

eATS(モーター)

EQS 450+はリアに電動パワートレイン(eATS)を搭載し、最高出力360psを発生。一充電走行距離は日本で販売されている電気自動車の中で最長となる759kmだ。

電気モーターには永久磁石同期モーター(PSM)が採用されており、PSMでは、ACモーターのローター(回転子)に永久磁石が取り付けられているため、ローターには通電の必要がなく、電気モーターは三相の巻線を2つ備える六相式を採用しているため、きわめて強力だという。

メルセデスAMG EQS 53 4マティック+はフロントとリアにeATSを備えており、最高出力は658psを発生。(レーススタート使用時は最大761ps)。航続可能距離は659kmだという。トルクシフト機能によってフロントとリアの電気モーター間で駆動トルクの連続可変配分が行われるため、前後駆動力配分は常に効率的かつ最適化されている。

ディスコネクトユニット(DCU)

メルセデスAMG EQS 53 4マティック+には新たな機構としてディスコネクトユニット(DCU)を搭載。DCUはフロントのeATSにアクチュエーターを用いたクラッチを設けることで、走行状況に応じてクラッチを切ることで前輪をフリーにしモーターによる抵抗を極力低減させるものだ。例えば、高速巡航時にクラッチを切り離すことで後輪駆動のみとし、電気の消費量を抑制することが可能となる。

回生ブレーキ

回生レベルを高めて減速時により多くの回生エネルギーを回収できるようになり(最大3m/s2)、また、ブレーキシステムもマスターシリンダーなどを最適化し、ブレーキペダルのフィーリングが向上していると述べる。

ヒートポンプ

高電圧バッテリーや電動パワートレイン(eATS)からの廃熱等をより効率よく暖房等に利用するシステムを採用することで消費電力を大幅に削減し、航続距離を伸長することに貢献する。

高電圧バッテリー

EQSのリチウムイオンバッテリーは118.0kWhの大容量になり、6.0kWまでの交流普通充電と、直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応する。

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みんなのコメント

4件
  • EQ系のドアノブカパカパすんのなんだよ。めっちゃ安っぽい
  • しんのすけ
    少なくとも現在は高級電気自動車など成立しない。ラグジュアリーな体験もできなければSDGsもウソ。EV信奉から目覚めよう!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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