現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 満足度100倍!! 300万円以下で買える“リッター100ps”の国産中古車5選

ここから本文です

満足度100倍!! 300万円以下で買える“リッター100ps”の国産中古車5選

掲載 40
満足度100倍!! 300万円以下で買える“リッター100ps”の国産中古車5選

 1989年4月、世界初の可変バルブタイミング・リフト機構付きエンジン(VTEC)を搭載した2代目インテグラが登場した。デビュー当時、VTECならではの油圧によるカム制御が話題になったが、1.6リッターの自然吸気エンジンで驚異の160ps(5MT車)を達成したことで、“リッター100ps”という言葉も大いに流行した。

 それ以降、リッター100psという言葉が高性能車の代名詞として使われてきたのはご存じの通り。エコカー全盛となった今でも、リッター100psという言葉に魅力を感じる人は少なくない。そこで国産の中古車限定で、300万円以下で買えるリッター100psモデルをピックアップしてみた。

満足度100倍!! 300万円以下で買える“リッター100ps”の国産中古車5選

文/奥野大志 写真/ホンダ、トヨタ、スバル、スズキ

自然吸気(NA)でリッター100psを達成した初代86とBRZ

初代86とBRZは中古車市場で高値安定が続くが、300万円以下で購入できる

 2012年に登場した86とBRZには、スバルとトヨタが共同開発した2リッター水平対向DOHC4気筒エンジンのFA20型を搭載。トヨタ独自の燃料噴射技術「D-4S」が組み合わされ、前期型は200ps、後期型は207psを発生した。アクセルを床まで踏みつけた時の鋭い吹け上がりが魅力で、トップエンド付近では200psのパワーを体感することができる。

 エンジン型式:FA20 排気量:1998cc 最高出力:200ps/7000rpm(前期)、207ps/7000rpm(後期) 最大トルク:20.9kgf・m/6400~6600rpm(前期)、21.6kgf・m/6400~6800rpm(後期)※最高出力と最大トルクはMT車の数値

コスパの高さで高評価を得た初代レヴォーグ(1.6リッターモデル)

初代レヴォーグの1.6リッターモデルは100万円台前半から選べる。まさにコスパ王だ

 レガシィに代わる新世代ステーションワゴンとして2014年に登場したレヴォーグ。エンジンは2リッターの水平対向4気筒DOHCターボエンジン(FA20型)と、1.6リッターの同ターボエンジン(FB16型)の2タイプ。どちらもリッター100ps超えを達成したが、ここで推したいのは1.6リッターモデル。財布に優しいレギュラーガソリン仕様にも関わらず、170psのパワーと25.5kgf・mのトルクを達成しているのだ。

 しかも、2リッターモデルと比べると格段にお買い得だ。200万円ほどの価格で本革シート付きの中古車が買えるのだから、これはもう国産最強のコスパと言っても過言ではない。いい買い物ができたと満足感に浸れること請け合いだ。

 エンジン形式:FB16 排気量:1599cc 最高出力:170ps/4800~5600rpm 最大トルク:25.5kgf・m/1800~4800rpm

アスリートの名に恥じない強心臓を搭載した14代目クラウン

 14代目クラウンにも魅力的なリッター100psモデルがある。それがアスリートに追加されたターボモデルだ。8AR-FTS型と呼ばれる直列4気筒DOHCターボエンジンは235psのパワーを発生。リッター100㎰を軽々超えるパワーはプレミアムセダンの証だろう。

 実はこのエンジンにはTRDがチューニングした競技用エンジンが存在し、モータースポーツでも活躍している、隠れたハイパワーユニットなのだ。ちなみに中古車市場ではハイブリッドに人気が集まっていると思われ、ターボモデルは300万円以下で購入可能。高性能なターボ車を探している人には狙い目だ。

 エンジン型式:8AR-FTS 排気量:1998cc 最高出力:235ps/5200~5800rpm 最大トルク:35.7kgf・m/1650~4400rpm

2ランク上の走りが楽しめる現行スイフトスポーツ

 現在、新車かつ最も手頃な価格で買えるリッター100psモデルと言えばスイフトスポーツ。1.4リッターの直列4気筒DOHCターボ(K14C型)は140psを発生。トルクも23.4kgf・m/と太く、1トンをきる軽量ボディと相まって、強烈な加速が味わえる。

 しかも、スイフトスポーツは新車で買っても中古車で買っても安い。メーカー希望小売価格は、最も高い6AT車で215万2700円。新車の平均相場を考えても破格で、中古となれば言わずもがなだ。街中やワインディング、高速など、どこを走っても、走りの質感は2ランク上。ターボエンジンさまさまと言えるだろう。

 エンジン型式:K14C 排気量:1371cc 最高出力:140ps/5500rpm 最大トルク:23.4kgf・m/2500~3500rpm

リッター100psのVTECターボを搭載した先代ステップワゴン

 トリを飾るのは2015年に登場した5代目ステップワゴン。売れ線のミニバンということで燃費の良いハイブリッドに目が行きがちだが、ガソリン車に搭載されている1.5リッターの直列4気筒DOHC VTECターボエンジン(L15B型)の最高出力は150ps。地味な存在ながらリッター100psモデルの仲間入りを果たしている。

 冒頭でお伝えした通り、リッター100psというキーワードが脚光を浴びたのは、初めてVTECを搭載した2代目インテグラである。インテグラの最高出力は160ps、ステップワゴンは同150psと、パワー的にはあまり変わらない印象だが、トルクはインテグラの15.5kgf・mに対して、ステップワゴンは20.7kgf・mと段違い。ステップワゴンのVTECターボに乗ったことはないが、豊かなトルクで多人数乗車も難なくこなすのだろう。

 エンジン型式:L15B 排気量:1496cc 最高出力:150ps/5500rpm 最大トルク:20.7kgf・m/1600~5000rpm

現在のリッター100psモデルはダウンサイジングターボが主流

 ここまで読んでくれた方はお気づきだと思うが、冒頭の2代目インテグラ、そして初代の86とBRZをのぞくと、ターボエンジンがリッター100psモデルの共通項となっている。だからトルクが太くて乗りやすく、燃費もいいわけだが、これが現代のスタンダートということだろう。

 他方、欧州プレミアムブランドに目を向けると、リッター100psモデルは当たり前のようにある。その分、価格に反映されているわけだが、だからこそ300万円ぐらいで手に入る国産中古のリッター100psモデルはものすごく貴重。しかも、エコカーとは明らかに異なる乗り味が楽しめるのだから、狙わない手はないのである。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

都内の“旧式小型バス大活躍”路線ついに廃止へ 「リエッセ」と運命を共に 西武バス
都内の“旧式小型バス大活躍”路線ついに廃止へ 「リエッセ」と運命を共に 西武バス
乗りものニュース
ディーゼルトラックをEVへ改造、国内初の量産予定車が完成 ヤマトモビリティが発表
ディーゼルトラックをEVへ改造、国内初の量産予定車が完成 ヤマトモビリティが発表
レスポンス
FIAがフロア摩耗に関する取り締まりを強化。フェラーリ、メルセデス等に加え、抜け穴を指摘したレッドブルも修正
FIAがフロア摩耗に関する取り締まりを強化。フェラーリ、メルセデス等に加え、抜け穴を指摘したレッドブルも修正
AUTOSPORT web
頭文字Dの次なる遠征先は豊田市駅前? ラリージャパン2024はイベント盛りだくさん/WRC写真日記
頭文字Dの次なる遠征先は豊田市駅前? ラリージャパン2024はイベント盛りだくさん/WRC写真日記
AUTOSPORT web
優れたラリードライバーならF1でもきっと戦える! 8度のWRC王者オジェは確信「ファンも見たいと思っているはず」
優れたラリードライバーならF1でもきっと戦える! 8度のWRC王者オジェは確信「ファンも見たいと思っているはず」
motorsport.com 日本版
新車150万円台で「5速MT」あり! イチバン安い「普通乗用車」どんなモデル? 「国産ダントツ安価」でも装備は必要十分! めちゃ“リーズナブル”な「トヨタ車」とは
新車150万円台で「5速MT」あり! イチバン安い「普通乗用車」どんなモデル? 「国産ダントツ安価」でも装備は必要十分! めちゃ“リーズナブル”な「トヨタ車」とは
くるまのニュース
“熊本~東京1300km” 電気自動車でも快適に移動できる「裏ワザ」とは? 新型「タイカン クロスツーリスモ」で体感! ポルシェらしい走りと遊び心に触れる旅
“熊本~東京1300km” 電気自動車でも快適に移動できる「裏ワザ」とは? 新型「タイカン クロスツーリスモ」で体感! ポルシェらしい走りと遊び心に触れる旅
VAGUE
[15秒でニュース]メルセデスAMG、初の電動SUVを市販化へ
[15秒でニュース]メルセデスAMG、初の電動SUVを市販化へ
レスポンス
軽自動車の6MT!! 2020年登場ホンダ[N-ONE RS]の中古ってどうなん
軽自動車の6MT!! 2020年登場ホンダ[N-ONE RS]の中古ってどうなん
ベストカーWeb
車両火災対策で「消火器」を積むなら「種類」に注意! 場合によっては人体に有害なものも存在する!!
車両火災対策で「消火器」を積むなら「種類」に注意! 場合によっては人体に有害なものも存在する!!
WEB CARTOP
エンツォフェラーリへ通じる「DNA」 マセラティMC20 長期テスト(2) 車重を測ったら1710kg
エンツォフェラーリへ通じる「DNA」 マセラティMC20 長期テスト(2) 車重を測ったら1710kg
AUTOCAR JAPAN
アプリリアの新型スポーツバイク『RS 457』、日本上陸 85万8000円
アプリリアの新型スポーツバイク『RS 457』、日本上陸 85万8000円
レスポンス
100kg軽い車重580kgのベーシック軽[新型アルト]が2026年に登場!? 軽量化と48Vスーパーエネチャージで勝負!!! 燃費は30km/L到達か!?
100kg軽い車重580kgのベーシック軽[新型アルト]が2026年に登場!? 軽量化と48Vスーパーエネチャージで勝負!!! 燃費は30km/L到達か!?
ベストカーWeb
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
くるまのニュース
ルーミーって…なんでこんなに売れてるの? どこがいいの???
ルーミーって…なんでこんなに売れてるの? どこがいいの???
ベストカーWeb
間違えると最悪車両火災の原因に! クルマのヒューズが切れたら「同色=同数値」のものに交換が必須!!
間違えると最悪車両火災の原因に! クルマのヒューズが切れたら「同色=同数値」のものに交換が必須!!
WEB CARTOP
トヨタWRC代表、勝田貴元にいよいよ“攻撃命令”。同点で並ぶヒョンデとのメーカー対決に向けて「攻めに転じる時がやってきた」
トヨタWRC代表、勝田貴元にいよいよ“攻撃命令”。同点で並ぶヒョンデとのメーカー対決に向けて「攻めに転じる時がやってきた」
motorsport.com 日本版
ローソン、ラスベガス予選はQ2敗退15番手「大きくスライドしてしまった。まあそれがなくてもQ3は無理だったけど……」
ローソン、ラスベガス予選はQ2敗退15番手「大きくスライドしてしまった。まあそれがなくてもQ3は無理だったけど……」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

40件
  • カタログデータだけで論じる中学生みたいな記事
  • 現行のスイスポは、中古安くないですよ。
    値下がり率はかなり低い。
    新車買おうって人の方が多いんじゃないですか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村