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【試乗】新型 日産 GT-R(2020年モデル)│「さすがにもう進化は難しいのでは……?」そんな不安は乗ってすぐに払拭された

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【試乗】新型 日産 GT-R(2020年モデル)│「さすがにもう進化は難しいのでは……?」そんな不安は乗ってすぐに払拭された

日産が誇る渾身のモデル……それがGT-Rだ

日産自動車が造る渾身のモデルといえば、GT-Rである。

日産 GT-Rアメリカ試乗の様子はこちら

登場からすでに12年が経過しようとしている長寿モデルだ。

2007年に登場してから毎年のように改良が加えられたイヤーモデルが登場しているが、そのたびに進化を感じることができる。

特に2017年モデルでは飛躍的に改良され、静粛性、乗り心地、扱いやすさが格段にレベルアップした。

そして、そのモデルをベースにした2020年モデルは、さらに磨きがかけられたという。

今回試乗する機会を得たので、その様子をお伝えしたい。

日産車の中で最もハイクオリティな造り

用意されたのは“ワンガンブルー”のプレミアムエディションだ。

アメリカで2018年モデルに試乗してから、約1年ぶりにGT-Rのステアリングを握る。

日産 GT-Rアメリカ試乗の様子はこちらGT-Rのドアは軽量だがとても剛性感があり、アルミ合金のダイキャストの造りはとてもいいクオリティだ。

パワーウインドウを開けたり閉めたりしても、内張りはびくともしない。

インテリアの質感も相変わらずハイクオリティだ。

ホールドをさせつつも、柔らかくバックレストからヒップまで包み込むシートは、スポーツカーらしく雰囲気もよい。

ただ、今こうして乗り込むとスポーツカーとしては着座位置が全体に高く感じる。

しかし、日産車の中で最もハイクオリティであるのは間違いない。

エンジンとブレーキ性能の進化が大きい

エンジンを始動する際のクランキングの音は、本当に静かになったが古さは否めない。

Dレンジに入れてアクセルを軽く踏む。素早い変速が可能なツインクラッチのトランスミッションはダイレクトであるが、極めて扱いやすい。

さらにアクセルを踏み込むと、レスポンスはとてもリニアでドライバビリティが向上していることがうかがえる。

目に見えない部分にも、しっかりと改良を加えていることがよくわかる瞬間だ。

しかも、エンジンからエグゾーストに伝わる音は、6気筒の燃焼が均一であることを教えてくれる心地よい音色だ。

リアルスポーツカーやスーパーカーにあるような、ハーモニックで心を高揚させるサウンドである。

ステアリングも正確無比でコラム部分の剛性も高く、ハイスピードでも安心した操作感とダイレクトな感覚を失わないように設計され進化している印象だ。

また、昨年のモデルと比べても不快な突き上げがない。

以前のGT-Rはわだちでのブレーキングでステアリングが大きく取られるようなこともあったが、大きく改善されている。

初期型ではリアに搭載されるトランスミッションから聞こえる高周波の音が気になったが、とても静かになった。

ついもっとアクセルを踏み込みたくなる衝動に駆られる。

今では少し古さを感じる6速ミッションにも関わらず、粘り強いトルク特性で、どこからでも踏み込めば生じるマキシマムな加速力がエクスタシーへと誘う。

背中が押し付けられるような加速をした後のブレーキングでも、素晴らしい性能を見せてくれる。

低速から高速までリニアに踏み加減を調整できるので、スムーズなブレーキコントロールが可能になるのである。

昨年モデルよりも明らかにコントロール性が向上している。

これは、レスポンシブに反応するようになったエンジンとともに、最も体感できるGT-Rの進化である。

車の性能だけに任せず、操ることを楽しむ

毎年、「もうこれ以上の進化は難しいのでは?」と思えるが、改良されたイヤーモデルに乗ると明らかな違いが見えてくる。

日本のスポーツカーとしても貴重な存在であり、GT-Rがなくなれば技術の日産も消えてしまうくらい影響力は大きいだろう。

そのくらい世界的にも日産を象徴するモデルがGT-Rなのだ。

2020年モデルも12年が経過して色褪せるどころか、さらに成熟したと感じられるモデルであった。

文/松本英雄、写真/尾形和美【試乗車 諸元・スペック表】●3.8 プレミアムエディション 4WD型式4BA-R35最小回転半径5.7m駆動方式4WD全長×全幅×全高4.71m×1.9m×1.37mドア数2ホイールベース2.78mミッション6AT前トレッド/後トレッド1.59m/1.6mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)1.73m×1.48m×1.1m4WS-車両重量1770kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員4名車両総重量1990kgミッション位置フロア最低地上高0.11mマニュアルモード◯標準色ダークメタルグレーメタリック、バイブラントレッドカラークリアオプション色アルティメイトシャイニーオレンジ4コートM、アルティメイトメタルシルバー4コートM、メテオフレークブラックP 2コートパール、ブリリアントホワイトパール3コートパール、ワンガンブルー4コートマルチフレックスPM掲載コメント-型式4BA-R35駆動方式4WDドア数2ミッション6ATAI-SHIFT-4WS-標準色ダークメタルグレーメタリック、バイブラントレッドカラークリアオプション色アルティメイトシャイニーオレンジ4コートM、アルティメイトメタルシルバー4コートM、メテオフレークブラックP 2コートパール、ブリリアントホワイトパール3コートパール、ワンガンブルー4コートマルチフレックスPMシート列数2乗車定員4名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径5.7m全長×全幅×全高4.71m×1.9m×1.37mホイールベース2.78m前トレッド/後トレッド1.59m/1.6m室内(全長×全幅×全高)1.73m×1.48m×1.1m車両重量1770kg最大積載量-kg車両総重量1990kg最低地上高0.11m掲載用コメント-エンジン型式VR38DETT環境対策エンジンH30年基準 ☆☆☆種類V型6気筒DOHC使用燃料ハイオク過給器ターボ燃料タンク容量74リットル可変気筒装置-燃費(10.15モード)-km/L総排気量3799cc燃費(WLTCモード)7.8km/L└市街地:5.2km/L└郊外:8.4km/L└高速:9.4km/L燃費基準達成-最高出力570ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm637(65)/5800エンジン型式VR38DETT種類V型6気筒DOHC過給器ターボ可変気筒装置-総排気量3799cc最高出力570ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm637(65)/5800環境対策エンジンH30年基準 ☆☆☆使用燃料ハイオク燃料タンク容量74リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)7.8km/L└市街地:5.2km/L└郊外: 8.4km/L└高速: 9.4km/L燃費基準達成-

日産 GT-R(初代)のカタログはこちら日産 GT-R(初代)の中古車はこちら

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