ポルシェは、ロサンゼルスモーターショーでパナメーラの新型V6ターボエンジン搭載モデルと、ボディを延長したエグゼクティブを発表しているが、それらの予約受注を全国のポルシェ センターにおいて2016年12月9日より開始する。
【編集部のひと言】日本ではポルシェといえば911が思い浮かぶが、欧州も含め諸外国では、もはやパナメーラを指していることも多くなっている。そのため、ショーファーまでラインアップは拡大されているのだ。
第2世代のパナメーラは、V8型エンジン搭載の4WDモデルとしてパナメーラ4Sとパナメーラターボ、そしてプラグインハイブリッドのパナメーラ4E-ハイブリッドが、すでに日本国内でも予約受注を開始されている。今回はさらにV6型エンジン搭載のエントリーグレードと、ロングホイールベースのトップエンドのグレードを追加することで、そのラインアップを大幅に拡大した。
新型V6ターボエンジンは、先代に搭載されていたものの最高出力を20PS上回る243kW(330PS)を発生しながら、燃料消費量はさらに1.0L/100km低減。後輪駆動のパナメーラ、4WDのパナメーラ4、そしてロングホイールベースのパナメーラ4エグゼクティブに、この新エンジンが搭載される。
パナメーラは初代から第2世代へとモデルチェンジされた際に、ホイールベースを30mm延長しているが、それをさらに150mm延長して後席居住性を向上させ、同時に装備の充実を図ったのが、今回追加されたエグゼクティブだ。ショーファードリブンとして設計されたこのロングバージョンには、4WDのパナメーラ4エグゼクティブ(243kW/330PS)、パナメーラ4 E-ハイブリッドエグゼクティブ(340kW/462 PS)、パナメーラ4Sエグゼクティブ(324kW/440PS)、およびパナメーラ ターボエグゼクティブ(404kW/550PS)が用意される。
パナメーラ エブゼクティブならではの装備としては、大型パノラミックルーフ、フロントとリヤのマルチウェイ電動調節式コンフォートシート(ヒーター付)、電子制御ダンパーシステム(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム/PASM)を含むアダプティブエアサスペンション、および後席ヘッドレスト後方のロールアップサンブラインドが標準で備わる。
またパナメーラ4Sエグゼクティブとパナメーラ ターボエグゼクティブには、リヤアクスルステアとソフトクローズドアも標準装備。最もパワフルなモデルであるパナメーラ ターボエグゼクティブには、4ゾーンクライメートコントロール、ポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)を含むLEDヘッドライト、およびアンビエントライトなども追加される。
ポルシェパナメーラ エグゼクティブ全モデルには、2組の折り畳み式テーブルと新開発の大型リヤセンターコンソールがオプションで用意されるほか、エグゼクティブバージョンのエクステリアは、既存のパナメーラ モデル同様に、スポーツデザインパッケージによってさらなる個性化を図ることも可能となっている。
とりわけ中国と米国でショーファードリブンとしてニーズが高いエグゼクティブ仕様のもうひとつの便利な装備オプションが、最新世代のポルシェ・リヤシートエンターテイメント。フロントシートのバックレストに統合された10.1インチディスプレイは取り外して広範に使用することが可能で、必要に応じてパナメーラの後席を完全にデジタル化された仕事場に変えることができる。しかもディスプレイは車外でもタブレットとして使用可能になっている。
今回の新しい330PSバージョンとエグゼクティブモデルの追加によって、パナメーラには最高出力330PSから550PSまでの全9モデルが揃うことになった。
■問い合わせ先
ポルシェ カスタマーケアセンター 0120-846-911
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