■スバルの提案「スバル360“復刻版”」に大反響!
スバルを代表する名車といえば、1958年に登場した同社初の量産車「スバル360」です。
【画像】超カッコいい! これが「スバル360“復刻版”」です!(11枚)
日本の軽自動車市場とモータリゼーションの発展に大きく貢献したこのモデルを彷彿とさせる、まさに“スバル360の復刻版”ともいえるコンセプトカーが、過去にスバルから発表されていました。
そのモデルこそが、1997年の「第32回 東京モーターショー」に出展された「エルテン」です。
エルテンは、スバル360を思わせるレトロなデザインと、当時の最先端技術を融合させたユニークな一台でした。
ボディタイプは、2ドアだったスバル360とは異なる「5ドアハッチバック」で、ボディサイズは全長3410mm×全幅1500mm×全高1500mmとコンパクト。日常における取り回しの良さを予感させました。
そしてクラシカルな丸目のライトが特徴的な外観とは対照的に、その中身にはスバルが独自に開発したハイブリッド機構が搭載されていました。
パワートレインには、最高出力46馬力を発揮する660cc直列4気筒エンジンをフロントに配置し、さらに最高出力41馬力のモーターをプロペラシャフトの途中に配置するというユニークな構造を採用。
また、コンデンサーバッテリーとマンガンリチウムバッテリーに加え、駐車時にはルーフのソーラーパネルで充電できるという3つの電源システムを備えていたのも特徴です。
これらのハイブリッド機構は、エンジンとモーターを効率的に組み合わせることで、優れたパワーと低燃費を両立するとされていました。
そのほかトランスミッションにはCVTを採用し、駆動方式は4WDとするなど、現在のスバル車に多く見られる特徴を先取りした先進性を持ち合わせているのも注目です。
そんなエルテンの発表から2年後の1999年に、スバルは軽自動車「プレオ」をベースにしたより現実的なモデル「エルテンカスタム」を発表します。
より洗練されたデザインに進化したことから市販化への期待が高まったものの、残念ながら実現には至りませんでした。
※ ※ ※
このように愛らしいレトロなデザインと最新技術を組み合わせたエルテンについて、現在でもSNSでは様々な評価が見られ、
「これ今出しても絶対に売れるやつ」
「ちゃんとスバル360の雰囲気が感じられて良いよね!」
「レトロなデザイン好きだし期待してたのに…」
「エルテンは今こそ出すべきクルマ」
「スバル360のリメイクはスバルにしか出来ないから期待してるんだが」
「燃費の良い軽ハイブリッドは魅力的だね」
「最近の軽はハイブリッド搭載モデルも珍しくないし、今こそ出すべきですよスバルさん!」
「箱型ばかりで退屈な軽自動車市場に一石を投じてください」
といった、同車のデザインを高く評価し、今でも市販化を期待するコメントが寄せられています。
約67年前という日本車文化の黎明期のモデルをモチーフに設定したエルテンのスタイリングは、もはや現在から見ると新鮮とすらと言えるもので、かなり魅力的に映る様子。
このような現状を鑑みると、今でもエルテンのデザインが感性に響くユーザーは存在しており、もし今あらためて市販化されれば、ハイブリッドシステムを搭載したエコな軽自動車として、人気車種に躍り出る可能性も否定できないのではないでしょうか。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
実際に日本国内で発売予定が無い大昔
のクルマのことを釣りタイトルな記事は
悪質だと思う