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シアン・レーシング、『ロータス・エヴォーラGT4』でスウェデッシュGT参戦へ

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シアン・レーシング、『ロータス・エヴォーラGT4』でスウェデッシュGT参戦へ

 中国の吉利汽車(ジーリー)傘下であるボルボのモータースポーツ部門として活動するシアン・レーシングは、2017年に買収しグループ傘下に収めたロータスとジョイントし、新たに“ロータス・シアン・レーシング”として、2018年のスウェデュッシュGTに『ロータス・エヴォーラGT4』を投入。同国のカール・フィリップ王子と、テッド・ビョーク、リチャード・ゴランソンのチームでエントリーする。

 スウェーデン王室の第4位王位継承者であり、2012年からはポールスター・シアン・レーシングの一員としてモータースポーツ活動を続けてきたカール・フィリップ王子は、2017年にもスウェデュッシュGTで複数の勝利と表彰台を獲得。

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 WTCC世界ツーリングカー選手権“最後の王者”であり、WTCRワールド・ツーリングカー・カップにもレギュラー参戦するビョークと、5度のSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権王者であるリチャード・ゴランソンという強力なチームメイトとともに、今季は新たなマシン『ロータス・エヴォーラGT4』をドライブすることとなった。

「引き続きシアン・レーシングの面々とスウェデュッシュGTに挑戦でき、とくにエキサイティングなロータスのマシンと、経験豊富なふたりのチームメイトとともに戦えるのは本当に光栄だ」と、カール・フィリップ王子。

 このスウェデュッシュGTは、STCCとの併催で年間5戦のチャンピオンシップとして開催され、トップカテゴリーにはマクラーレン、ポルシェ、フェラーリなどの各GT3マシンが参戦。シアン・レーシングは、そこに特認車両としてSTCCのTCR規定採用に伴い行き場を失っていたTTA規定の『ボルボS60 TTA』を投入。カール・フィリップ王子とテッド・ビョークがステアリングを握ってきた。
「王子と私は2017年のスウェデュッシュGTでとても良いシーズンを過ごした。今季はGTBに参戦クラスが変わることもあり、ふたたびタイトな勝負のなかで彼をアシストする意欲を感じている。2018年も母国スウェーデンのシリーズで戦えるのは光栄だ」と、意気込みを語ったビョーク。  

 そして、ビョークとスイッチしながらフィリップ王子とペアを組むゴランソンは、開幕戦となる5月4~5日のクヌットストープ戦で久々にシアン・レーシングと合流を果たす。

「2016年のSTCCで彼らとともにタイトルを勝ち獲って以来、ふたたびともに働けることに興奮している。近年のフィリップ王子のドライバーとしての進化に深く感銘を受けている。彼のタイトル獲得の野望を叶えるために、全力で戦うつもりだ」とゴランソン。

 一方、STCCの2018年シーズンに向けても着々とチーム体制が確定しつつあり、昨季最終戦のマントープパークでレストラップ・レーシングからスポット参戦した23歳のアンドレアス・ウェルナーソンが、同チームからフル参戦することが決定。

 同チームがオペレーションを担当するエクスペリオン・レーシングは、引き続きアルビン・ワルネロがステアリングを握る。

 同じくフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRを走らせていたミュッケ・カジャード・レーシングは、今季から2台体制に拡大しアンドレアス・アールベルグに加えてオスカー・クルーガーを起用。25歳のアレックス・アンダーソンもブロバリアン・デザインからSTCCデビューが決まり、アウディRS3 LMSをドライブする。

 そして、昨季はPWRレーシング・セアト・ディーラーチームに所属したポーカー・ウォーレンバーグは、PWRのサテライトとなる“レーシング・フォー・チャリティ”の登録名でアウディRS3 LMSを投入。今季からクプラのブランド名に一新され、4台を投入するトップチームとは異なる体制でエントリーすることとなった。

 STCCの2018年開幕戦は、スウェデュッシュGTとの併催で5月4~5日のクヌットストープで幕を開ける。

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