MotoGPに参戦するホンダは、13日に2021年のライダーラインアップを発表。ポル・エスパルガロをレプソル・ホンダに迎え、アレックス・マルケスをLCRホンダに移籍させることを明らかにした。これにより、カル・クラッチローのLCRホンダ離脱はほぼ確実と見られている。
これについてクラッチローは、2021年のシートの選択肢については昨年末から他チームと連絡をとっていたと明かした。
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中でも彼の移籍先の候補として取り上げられているのが、アプリリアだ。アレイシ・エスパルガロは既に契約を延長しているが、残るひと枠については未定の状況が続いている。
アプリリアはドーピング疑惑で資格停止処分を受けているアンドレア・イアンノーネの裁判結果が出ることを待っている状況だが、クラッチローがイアンノーネのシートを手にするのではないかと見られている。
こうした移籍に関する情報にコメントを求められたクラッチローは次のように答えた。
「仮にアプリリアへ行き、マシンに乗れるチャンスが浮かんできたなら、それは僕にとって素晴らしいことだ。ワクワクさせてくれるようなことだし興味深いプロジェクトだよね」
「アプリリアのマシンを表彰台に導き、いい仕事をして更に開発をするのは僕の得意とすることだ。去年のオーストラリアで僕がマルク・マルケスに次ぐ2位表彰台で終えたのを思い出すべきだね」
「僕は速さを失ってはいないし、フィーリングは良く競争力があると感じている。モチベーションに溢れているし、現役を続けたいと思っているんだ。来年は素晴らしいチームとともにMotoGPでのレースを続けられるチャンスがあると言える。それが僕のやりたいことだ」
クラッチローは今季導入した新型のRS-GPに向けたアプリリアの取り組みが“素晴らしいものだ”と述べ、自身の経験はそのプロジェクトをさらに前進させることができると考えを示した。
その他には彼が2014年に在籍していたドゥカティのシートも現状では空きがある状態だ。シーズン再開前には締結すると見られていたアンドレア・ドヴィツィオーゾとドゥカティの契約交渉が停滞しているためだ。
ドゥカティ復帰の可能性は選択肢にあるのか、そうmotorsport.comに問われたクラッチローはこう答えた。
「僕とドゥカティとの関係は素晴らしいものだ。おそらくこれまでのチームでもベストのひとつだった。パオロ(チアバッティ/スポーティングディレクター)とは月に1度、ダビデ(タルドッツィ/チームマネージャー)とも毎週、世の中で起こっていることについて話しているよ」
「だから『彼らと話したの?』と訊かれればそれはイエスだ。毎週話しているからね。ジジ(ダッリーニャ/ゼネラルマネージャー)とも? イエスだ。僕はちょっと前に彼と話して、彼は状況を理解してくれた。もっともその時とは少し状況は変わっているかもしれないけどね」
「だけど最終的には、僕は彼らのプランを知っているから、それを待つよ。それにそのほうが僕にとってもあっている。もちろん、ドゥカティへ戻ることはできるだろう」
「ここにはふたつの選択肢がある。もしアプリリアという選択肢が使えるなら、それは僕をワクワクさせるものだ。そしてドゥカティも同じように僕をとてもワクワクさせる」
「僕は彼らと話した。だからそういったことを否定するつもりはないよ」
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