イジった感じをあえて主張させない、 「ブレーン」ならではの調律
メインはあくまでセダンではあるが、トヨタ86や日産GT-R、Z34など、最近はスポーツカーにも力を注ぐ「ブレーン」。これらは、『X10スポーツ』と『X10スポーツ・ワイドボディ』というシリーズで展開され、大阪オートメッセ出展でも大きな話題を呼んだ。いわば旬のシリーズといっていいだろう。
「リバティウィーク」が4台のダイナマイトボディを率いて大阪に乱入!【大阪オートメッセ2018】
このLEXUS LC500もまた、『X10スポーツ』にカテゴライズされた注目作。 伝統のシンプルさ、高級感はそのままに、アグレッシブなエッセンスも味わえるボディキットを身に纏わせている。軸となるのは薄く研ぎ澄まされたアンダースポイラーで、各部をカナード風に立ち上げた流行のデザインを採用。スポーティさを引き出しつつも、過激にならないようにサイズやカタチには抑えを効かせた。それと組み合わせられるのがハーフスポイラー。別体のアンダースポイラーを組み合わせたと表現すべきだろうが、こちらも主張は控えめだ。フロントはスピンドルグリルやウインカーに干渉しない設計で、リアは左右に分かれたマッドガード的な構造となる。 しかしフロントハーフには新開発のLEDデイライトが、リアハーフには小振りなダクトがあしらわれるなど、さり気なくも存在感を放つ。 そして、サイドは厚みのあるパネルタイプ。後方にのみ装着され、ボディラインをグラマラスに補正し、アンダースポイラーを自然に馴染ませる役目も果たしてる。
フロントのアンダースポイラーは、スピンドルグリルの幅に合わせて中央はややえぐり、左右は軽く出して尖らせた形状に。コーナー部はほんのりと立ち上げを加えた。 フロントハーフは単体で装着もOK。下部に埋め込まれたLEDデイライトは、従来のX10シリーズのような丸型ではなくバー型を採用している。
サイドステップパネルは純正サイドステップの膨らんだラインを受け継ぎつつ、フェンダーアーチ側に厚みを持たせた造形。ナチュラルにワイド感を演出する。さらにアンダーフラップを装着すれば、視覚的に車高の低さもアピール可能だ。
アンダーディフューザーはリアハーフとは別体。フィンをきっちり立てて主張を高めたデザインで、純正マフラーの下までカバーする構造となる。
左右分割タイプのリアハーフは、3連ダクトがほど良いアクセントに。カナード形状のアンダースポイラーは、ディフューザーと繋がりを感じさせるデザインだ。
LCのトランクはもともとウイング形状になっているが、それをさらに延長させたイメージでトランクスポイラーを製作。純正アクティブウイングとの干渉も心配無用。
パーツ点数は従来より増えているわけだが、トータルでは非常にまとまっている。 イジった感を出すためではなく、シンプルさを求めた結果のエアロ構成。そこに「ブレーン」のセンスが光るというわけだ。気になる発売時期はまもなく、乞うご期待。
VLENE X10 SPORTS LEXUS LC500/LC500h(coming soon)
FRONT HALF SPOILER、FRONT UNDER SPOILER、SIDE STEP PANEL、SIDE UNDER SPOILER、REAR HALF SPOILER、REAR UNDER DIFFUSER、FRONT / LED DAY LIGHT、SIDE ILLUMI PANEL /LED BAR ブレーン TEL093-244-6188 http://www.vlene.com
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