カスタマーへの納車は正式発表を迎える2021年秋から
ビー・エム・ダブリューでは12月16日より、新世代EV「iX」の先行予約受付を開始している。予約は「BMWオンライン・ストア」のみで受け付けており、納車開始は正式発表を予定している2021年秋以降となる。なお、BMWオンライン・ストアでの予約特典として、予約者には日本導入時の早い段階での納車が約束される。
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「iX」は2020年11月にBMWが開催したデジタルイベント「♯NEXTGen 2020」で発表されたSUVスタイルの新世代ピュアEV。2018年に開催されたロサンゼルス・オートショーで発表されたコンセプトモデル「ビジョンiNEXT」を市販モデルに昇華させたもので、コンセプト発表以来「iNEXT」という呼称で開発が進められてきたが、市販モデルでは「iX」というネーミングとなった。
BMWグループは新開発のスケーラブルなプラットフォームを採用したiXによって、BMWがSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と呼ぶSUVのコンセプトを再定義する。iXのボディサイズは未発表だが、全長と全幅はX5と、全高はX6と同程度のサイズとなり、ホイールのサイズはX7と同じになるという堂々としたもので、パワフルなプロポーションを実現。新開発のプラットフォームはアルミスペースフレーム構造で、カーボン製のケージを組み合わせることによって軽量化が追求されている。
ドライブトレインは第5世代を数える「BMW eDrive」。モーターは2基搭載され、合わせて500ps以上を発揮。停止状態から100km/hまでの加速を5秒未満でこなす加速性能が与えられる。その一方、100kWh以上の大容量バッテリーが組み合わされることにより、600kmを超える航続距離をマークすることが発表されている。
エクステリアデザインはキャラクターラインを減らし、ゆったりとした表面によって迫力のあるデザインを構成するとともに、空力性能を追求。空気抵抗係数(Cd値)は0.25を達成している。同社の説明によれば、新たなミニマリストデザインによって“駆けぬける歓び”の未来の形を表現したという。
サイドウインドーはフレームレスで、テールゲートには分割ジョイントがなく全幅いっぱいに広がっている。外観ではそのほか、前後バンパーやサイドスカートにブルーのアクセントが入り、「BMW i」モデルの一員であることを主張する。
フロントマスクでは、垂直でほぼ全面的に囲いこまれたキドニーグリルが目を引く。このグリルにはセンサーやカメラ、レーダーテクノロジーが統合されたインテリジェンスパネルの役割を果たす。BMWグループの歴代モデルで最も薄型となったフルLEDヘッドライトも特徴で、ハイビーム用マトリクス機能付きのBMWレーザーライトがオプションで用意される。リヤコンビネーションランプも極めてスリムで、リヤビューに先進的なイメージを創り出すのにひと役買っている。
キャビンは5名の乗員がラウンジのようにくつろげる空間を確保。新開発のヘッドレスト一体型シートやスリムなダッシュボード、ドアトリムなどには高品質素材が用いられ、高級感が追求されている。センタートンネルを持たないことにより、レッグルームとストレージコンパートメント用のスペースを確保。センターコンソールは高品質な家具のような仕上げとなっている。
ステアリングホイールは新開発の6角形仕様をBMWグループで初めて採用。サーキットにインスピレーションを受けてデザインされたもので、アクセス性の向上に加えてインフォメーションディスプレイの見やすさが追求されている。
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みんなのコメント
中国がBMWをパクったってこうはならないだろう。