鈴鹿サーキットで行われた2019スーパーGT第3戦。昨年のGT500王者である#1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)は得意とする鈴鹿で好結果を狙ったが、終盤に発生した不運なアクシデントもあり、13位でフィニッシュ。ポイント獲得はならなかった。
予選日からコース上に落ちたタイヤカスがタイヤの表面に付着する“ピックアップ”の症状に悩まされていた1号車。これにより予選でも狙い通りのタイムアタックを行うのが難しくなり、Q2進出は果たしたものの7番手という結果になった。
■F1初タイトル獲得から10年……バトン 、懐かしのヘルメットカラーを復活
決勝レースは山本がスタートスティントを担当。4周目のシケインで#16 MOTUL MUGEN NSX-GTのインに飛び込みオーバーテイクに成功し、そこからペースを上げて前の集団に追いつく予定だった。しかし、その後はピックアップに苦しめられてしまった。
「わずかなチャンスを見逃さずに早めに16号車を抜くことができたのが良かったですし、このレース唯一のハイライトだったと思います」
「16号車を抜いてから2~3周のペースは悪くなかったのですが、その後はピックアップが出てしまってしまいました。8号車との差を徐々に詰めていったものの、追い上げられるほどの爆発的な速さはなかったです。ちょっと厳しいなと思っていた時にセーフティカーが入りました」
そう語った山本。セーフティカー解除直後にピットインすることを決断したが、そこで後半スティントを担当するジェンソン・バトンがどのタイヤを履くかで議論になったという。
「セーフティカー明けのタイミングでJB(ジェンソン・バトン )に交代しましたが、そこでのタイヤ選択も相当悩みました。僕は(コンパウンドを)変えた方がいいんじゃないのかなと思いましたが、チームの中ではその後のレースの展開なども考えて、同じタイヤで行った方がリスクを最小限に留められるのではないかということで、結局同じコンパウンドのタイヤでJBも行くことになりました」
後半スティントに入ったところでポジションをひとつ上げて5番手を手に入れた1号車だったが、思ったようにペースを上げることができず徐々に苦しい展開となっていった。
特に残り15周を切ってからは#12 カルソニック IMPUL GT-Rが接近してきたが、それでもバトンはミスひとつない走りを見せポジションをキープした。しかし、残り9周に入ったところでGT300クラスの集団につかまり、デグナーふたつ目ではGT300を含め3ワイドの状態で進入した。ちょうど真ん中にいたバトンは完全に行き場を失い、#720 McLaren 720Sと接触。その際に左フロントタイヤがパンクしてしまい、緊急ピットインする。これで一気に入賞圏外へ脱落を余儀なくされた。
最終的に不運なアクシデントでポイントを取りこぼす結果となってしまったが、山本は週末全体を振り返り、1号車に上位争いができるだけのスピードがなかったことを明かした。そして次戦の第4戦タイでの挽回を誓った。
「今週末の僕たちは上位で争うスピードが足りてなかったのかなと思います。いま一度セッティングもタイヤも見直して、次回のタイに向けて切り替えて頑張りたいと思います」
「ここ(得意としている鈴鹿)で大量得点を目指していたんですけど、それが叶わなくて残念でした。でも終わってしまったものは取り返せないですし、次のタイは正直得意なサーキットではないですが、だからといって“(不得意だから)捨てレース”というふうには全く考えていないです」
「スーパーGTというレースは(流れが)良い時があれば悪い時もあります。また良い時にちゃんと結果を持ち帰れるような体制と環境づくりをみんなでしていきたいなと思います」
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