BR20の外装 50~60年代モチーフ
フェラーリは、フェラーリBR20を発表した。顧客の要望に基づいて製作された、世界で1台のいわゆるワンオフモデルである。
【画像】ほかにもありますフェラーリのワンオフ ベース車と比較【BR20/オモロガータ】 全107枚
フェラーリBR20は、4人乗りモデル「GTC4ルッソ」をベースとする。V12エンジンは共通であるが、BR20は2人乗りとなる。
デザインは、1950~60年代の410 SAや500スーパーファストをモチーフにしているという。いっぽうでフェラーリは「懐古趣味はまったく感じさせません」とコメントする。
専用デザインは多岐にわたるが、その最たるものはヘッドライトだという。GTC4ルッソより低い位置にあり、デイライトはスリムだ。これによってボンネットがいっそう長くなめらかに見えるという。
4→2シーターに それでも全長伸ばす
全長はベースとなったGTC4ルッソより3インチ長く、これが特徴的なリアのオーバーハングをもたらす。
リアウインドウとCピラーを分離させた「フライング・バットレス」をモダンにアレンジした車体後部もBR20を特徴づけるディテールだ。
599 GTBフィオラノなどとデザイン上の繋がりを感じさせるだけでなく、空力的な通り道となっており、空気の出口はスポイラー下の黒い帯で隠されている。
またキャビンの印象を軽くするため、屋根をブラックにペイントしている。結果的にフロントウインドウからリアスクリーンまでつながっているように見える。
リアスクリーンは気流を導くようにテールゲート表面から立ち上がっている。
四灯のテールライトは、低く配置された専用デザインのテールパイプと視覚的に呼応させることをめざした。
周囲のアグレッシブなデザインのディフューザーには、ボディ底部に可動フラップが設けられている。
カーボンのディテールがふんだんに取り入れられる点もBR20のポイントとなる。
BR20の内装 ブラウン×カーボン
インテリアは、濃淡2色のブラウンのレザーとカーボンファイバーで構成される。
シートもダークブラウン。フェラーリ内では「ヘリタジ・テスタ・ディ・モロ」の名のカラーである。
車内空間は、フロントウインドウから後部のラゲッジ・コンパートメントまでさえぎるものがない。乗り込むと明るく軽快な印象を受けるという。
リアベンチとラゲッジデッキは、オークにカーボンファイバー製インサートがあしらわれている。これをフラットに折りたたむと、奥行きのある荷室とドアハンドルが現れる。
顧客が製作のあらゆる過程で深く関わった点について、フェラーリは「伝統的なコーチビルダーの技の典型例といえます」とコメントする。
「スペシャル・プロジェクト」とは
「スペシャル・プロジェクト」プログラムの目的は、いわゆる「ワンオフ」と呼ばれるユニークなフェラーリを生み出すこと。
要望に添ってデザインが作り出され、顧客は唯一無二のモデルのオーナーとなる。
各プロジェクトは、クライアントのアイデアを出発点として、それをフェラーリ・スタイリングセンターのデザイナーチームが発展させる。
車両のプロポーションとフォルムを決定したら、デザインを詳細に検討し、スタイリング用クレイモデルを製作。その後、新ワンオフの製造に取りかかる。
プロセスには平均1年以上を要し、その間、顧客はデザインの評価や検証プロセスに密接に関わる。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「国民ブチギレ」 税金取りすぎでは…条件次第で約13万円!? 最も高い“自動車税”いくら? 納税祭りの仕組みとは
たぶん純エンジン最後のR35GT-Rは借金してでも買え!? ファイナルモデルを買えばきっと幸せになれるハ…ズ
ホンダ新型「最高級ミニバン」500万円超でもコスパ最強! 「ライバル車より良い!」の声も!? 新型「オデッセイ」への反響は?
まるで「旧車いじめ」!? 13年超のクルマの「自動車税」なぜ高くなる? それでも旧車に乗り続ける理由とは?
いつしか消えた軽自動車のホットハッチの復活希望! お金のない若者を育ててくれた「安くて面白くてバカッ速」モデルを振り返る
みんなのコメント
3台くらい買っておくか