現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > シャープ「新型ミニバン」世界初公開! 自動車業界「新勢力」がクルマの未来を変えそう!? 「開発スピードは2倍に」「今のEVは高すぎる」異例の大プロジェクトが加速中

ここから本文です

シャープ「新型ミニバン」世界初公開! 自動車業界「新勢力」がクルマの未来を変えそう!? 「開発スピードは2倍に」「今のEVは高すぎる」異例の大プロジェクトが加速中

掲載 4
シャープ「新型ミニバン」世界初公開! 自動車業界「新勢力」がクルマの未来を変えそう!? 「開発スピードは2倍に」「今のEVは高すぎる」異例の大プロジェクトが加速中

■電気機器メーカーが本格参入!?

 電気機器メーカー大手のシャープが、いよいよ自動車業界に参入か……!? そんな期待も抱かせるEVコンセプトカーが、同社の技術展示イベント「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」で世界初公開されました。
 
 既存のクルマのイメージをくつがえす「LDK+(エルディーケープラス)」ですが、その開発背景も異例のものだったようです。

【画像】超カッコいい!? これがシャープ「新型ミニバン」の全貌です

 LDK+の開発体制は、2016年にシャープを買収した「鴻海科技集団(フォックスコン)」との提携で、EV周辺サービスを広く手がける「フォロフライ」が協力しています。

 外観は「デバイス感」を意識してシンプルさと機能性を追求しながら、力強さも感じられます。また生活家電を広く展開するシャープらしく、インテリアはまさに「室内」といった空間に仕上がっています。液晶シャッターを採用してプライベートな空間を実現し、180度回転可能な後部座席や65インチ大型ディスプレイなど、随所に居住性が意識されています。

 ボディサイズは全長5m弱×全幅約2m×全高約2mと、大きめのミニバンサイズ。参考までに、トヨタの人気高級ミニバン「アルファード」は「全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mm」ですから、こちらを少し幅広めにしたサイズ感と言えます。

■開発スピードは「従来の2倍」新プロジェクトへの「気合」とは

 なぜ自動車メーカーではないシャープが、今回EVコンセプトカーの開発・発表に打って出たのでしょうか。

 このプロジェクトの位置づけは、同社が今年5月に発表した中期経営計画で、「新プロジェクト“I-Pro”を活用した全社横断での新規事業立上げ、技術開発の加速」と打ち出された方針によるものです。

 開発担当者は「2023年の夏頃から下準備が始まり、実際に部門が発足したのが今年の5月になります。そこから急ピッチで、まずはコンセプトを打ち出そうという形で、LDK+が誕生しました」と話します。

 なんと、夏前にコンセプトが決まったばかりで、そこから今回のコンセプトカー発表という、異例のハイペースです。しかし、それくらいでハイペースとは言っていられないようです。

「台湾企業である鴻海の事業ペースの速さに合わせるためには、悠長なことはできない。今まで自動車メーカーさんだと3年、そういったスパンでの開発になってきますが、それを半分にしようというのが今回のコンセプトに盛り込まれ、私たちは必死についていきました」(同)

 開発は基本的にシャープが主体です。とはいえ、コンセプトを打ち出すうえで「あまりにも現実離れしたクルマになっていないか」を懸念し、フォックスコンのメンバーと企画会議を重ねたといいます。

 LDK+のベースになったのは、フォックスコンが持つプラットフォーム「モデルC」で、そこにシャープのデザインと装備が加わって完成しています。ただ、この「モデルC」やプラットフォーム活用ありきというわけではなく、今後プロジェクトのなかでそこも試行錯誤していきたいとしています。

 なお、バッテリーやモーターの規格は現段階でまだ固まっておらず、今回発表のLDK+も自走はできません。まずは「上物」が先行発表された形です。

 こうしてハイペースに着々と仕上がっていく「シャープのミニバン」ですが、気になる「市販化」の時期はいつ頃になりそうなのでしょうか。同担当者は「数年後を目処にお客様や市場に出していきたい」という目標を掲げていると話します。

 販売価格についても「現状のEVよりも安く、お求めやすいような価格を目指して頑張っていきたいと思います」と、意欲を見せるシャープ。

「やはり今のEVのネックとして、価格が高く、一部のユーザーに手が届くというのが現状です。カーボンニュートラルに広く貢献するためには、やはりEVも広く復旧するというのが重要なのかなと考えております」

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ホンダ斬新「スポーツセダン」がスゴイ! “カクカク”すぎる「戦闘機」風デザイン&漆黒ボディがカッコイイ! ド迫力の「e:N GT」とは?
ホンダ斬新「スポーツセダン」がスゴイ! “カクカク”すぎる「戦闘機」風デザイン&漆黒ボディがカッコイイ! ド迫力の「e:N GT」とは?
くるまのニュース
スズキ新型「ジムニー」登場は? 第1弾「全長4.3m以下SUV」世界初公開で期待高まる! カクカク「eビターラ」は25年夏頃に発売、気になるeジムニーどうなる?
スズキ新型「ジムニー」登場は? 第1弾「全長4.3m以下SUV」世界初公開で期待高まる! カクカク「eビターラ」は25年夏頃に発売、気になるeジムニーどうなる?
くるまのニュース
トヨタが超スゴい「新2ドアSUV」実車初公開! 現代版「ハイラックスサーフ」やん! "脱着ルーフ仕様"爆誕… 「市販化を!」望む声多し、米国で展示
トヨタが超スゴい「新2ドアSUV」実車初公開! 現代版「ハイラックスサーフ」やん! "脱着ルーフ仕様"爆誕… 「市販化を!」望む声多し、米国で展示
くるまのニュース
新型「“両開き”ミニバン」に大反響! 「前後スライドドア便利そう」「まるでホテル」「強度は大丈夫?」の声も! ガバッと開く「MIX」中国で発表!
新型「“両開き”ミニバン」に大反響! 「前後スライドドア便利そう」「まるでホテル」「強度は大丈夫?」の声も! ガバッと開く「MIX」中国で発表!
くるまのニュース
マツダが「スゴいエンジン」投入! 「新たなガソリンSKYACTIV-Z」27年に!? さらに「次期CX-5」は25年-27年に登場! 電動化戦略の現状は
マツダが「スゴいエンジン」投入! 「新たなガソリンSKYACTIV-Z」27年に!? さらに「次期CX-5」は25年-27年に登場! 電動化戦略の現状は
くるまのニュース
トヨタ新型「“超コンパクト”SUV」登場へ!? 精悍顔が超カッコイイ「静音モデル」! 「bZ1X」なのかもしれない「bZスモールクロスオーバー」とは
トヨタ新型「“超コンパクト”SUV」登場へ!? 精悍顔が超カッコイイ「静音モデル」! 「bZ1X」なのかもしれない「bZスモールクロスオーバー」とは
くるまのニュース
スズキ新型「スイフトセダン!?」初公開! 7年ぶり全面刷新の「“全長4m以下”セダン」誕生へ! 角目輝く“ディザイア”に「大変化」実施か…印国で登場へ
スズキ新型「スイフトセダン!?」初公開! 7年ぶり全面刷新の「“全長4m以下”セダン」誕生へ! 角目輝く“ディザイア”に「大変化」実施か…印国で登場へ
くるまのニュース
マジ? トヨタがスゴい「現代版ハイラックスサーフ」初公開! 2ドア×斬新ルーフ仕様に驚き!? 未発売ベース車使った「TRD Surf」 数時間後に米国SEMAに登場
マジ? トヨタがスゴい「現代版ハイラックスサーフ」初公開! 2ドア×斬新ルーフ仕様に驚き!? 未発売ベース車使った「TRD Surf」 数時間後に米国SEMAに登場
くるまのニュース
クルマだけど「走らないとき」の価値が高い! シャープの電気自動車が自動車メーカーとはひと味違う中身だった
クルマだけど「走らないとき」の価値が高い! シャープの電気自動車が自動車メーカーとはひと味違う中身だった
WEB CARTOP
トヨタ新型「高級セダン」がスゴイ! “全長5m”級&「レクサス」風デカすぎグリル採用! クラウンとは違う中国で人気な「アバロン」とは?
トヨタ新型「高級セダン」がスゴイ! “全長5m”級&「レクサス」風デカすぎグリル採用! クラウンとは違う中国で人気な「アバロン」とは?
くるまのニュース
トヨタ新型「ランドクルーザー」世界初公開! 斬新「横一文字ライト」&「装甲」採用のアーマード仕様! 洗練されすぎな「オーバーランド ヴィジョン」米で公開
トヨタ新型「ランドクルーザー」世界初公開! 斬新「横一文字ライト」&「装甲」採用のアーマード仕様! 洗練されすぎな「オーバーランド ヴィジョン」米で公開
くるまのニュース
トヨタ新型「“究極仕様”SUV」発表! まるで“走るスタジアム”!? ボタン1つで「超変形」度肝を抜く「タンドラ テールゲート」米で登場
トヨタ新型「“究極仕様”SUV」発表! まるで“走るスタジアム”!? ボタン1つで「超変形」度肝を抜く「タンドラ テールゲート」米で登場
くるまのニュース
「コンパクトSUV」で32年ぶりの復活! “カクカク”デザインのレトロスタイルが超カッコイイ! 新型「4(キャトル)」フランスで発表
「コンパクトSUV」で32年ぶりの復活! “カクカク”デザインのレトロスタイルが超カッコイイ! 新型「4(キャトル)」フランスで発表
くるまのニュース
トヨタ新型「ランドクルーザー」初公開! 旧車デザイン採用で超カッコイイ「ROX」! オシャベージュ内装×オープン仕様も良すぎる「本格モデル」米で登場へ
トヨタ新型「ランドクルーザー」初公開! 旧車デザイン採用で超カッコイイ「ROX」! オシャベージュ内装×オープン仕様も良すぎる「本格モデル」米で登場へ
くるまのニュース
三菱「新型“3列”SUV」初公開! ガソリンエンジン+“FF”採用! 軽量な”モノコックボディ”&斬新サンルーフ採用の「DST」比国に登場
三菱「新型“3列”SUV」初公開! ガソリンエンジン+“FF”採用! 軽量な”モノコックボディ”&斬新サンルーフ採用の「DST」比国に登場
くるまのニュース
スズキ新型「SUV」世界初公開! 後席に斬新「隠れドアノブ」採用!? 四駆がスゴい新型「eビターラ」日本や欧州で発売決定
スズキ新型「SUV」世界初公開! 後席に斬新「隠れドアノブ」採用!? 四駆がスゴい新型「eビターラ」日本や欧州で発売決定
くるまのニュース
“全長5.2m”超え! 斬新「センチュリー“ミニバン”」に大反響! 「LMみたい」「プラネタリウムすごい」の声も! 高級感がハンパないビュイック「最上級モデル」に熱視線!
“全長5.2m”超え! 斬新「センチュリー“ミニバン”」に大反響! 「LMみたい」「プラネタリウムすごい」の声も! 高級感がハンパないビュイック「最上級モデル」に熱視線!
くるまのニュース
全長5m級! 三菱の「最上級セダン」!? 斬新「ジェットファイターグリル」×めちゃ“和モダン”デザイン採用! 「ランエボ技術」も搭載の「ZT」とは何だったのか
全長5m級! 三菱の「最上級セダン」!? 斬新「ジェットファイターグリル」×めちゃ“和モダン”デザイン採用! 「ランエボ技術」も搭載の「ZT」とは何だったのか
くるまのニュース

みんなのコメント

4件
  • ヤラザア、自然エネルギーサポート
    クルマ?
    二刀流?
    家電
    ソーラーカーポート
    移動式の蓄電カー
  • htbt
    市場規模が縮小しだしたEV分野に今から参入って遅すぎて経営戦略が弱すぎると思う。
    開発スピードを2倍にしても意味が無いだろ。
    こんなだから昨年は巨額赤字、倒産可能性ランキングに浮上するんだよ。
    目の付け所がシャープなんて言われたのは遠い昔だねぇ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.82199.0万円

中古車を検索
アルファードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.82199.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村