現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > これなら初心者でもOK!DIYで愛車を自分好みにカスタムする方法

ここから本文です

これなら初心者でもOK!DIYで愛車を自分好みにカスタムする方法

掲載 更新 1
これなら初心者でもOK!DIYで愛車を自分好みにカスタムする方法

■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!

よく吟味して購入したはずのクルマでも、使っているうちに「もっとこうできたらいいのに」という不満が生まれる。

SUVとして最強の動力性能の持ち主だった!トヨタ「RAV4 PHV」試乗記

大阪・万博記念公園で開催された「MOTOR CAMP EXPO 2021」では、近畿地方で活躍する企業がクルマとアウトドアに関連するユニークなギアを発表していた。その中から愛車をカスタムするためのヒントとなりそうな4アイテムを紹介しよう。

快適車内泊カーに変えるマルチラック

大阪で板金塗装を行なう「オートフレッシュセンター」は、新しく立ち上げたアウトドアブランド「Beeuseful」のマルチラック「アルミンシェルフ」(天板1万9800円~、脚1万1000円~)を発表した。簡単に愛車の後部に棚を作れるというもので、天板と脚はいくつかサイズがあり、しかも天板はスライドするので無駄なすき間ができないのが助かる。

荷物整理用の棚として使うほか、写真のように一部をシンクとするなど車内泊カーのようにするのも今どきの使い方だ。

専用の「シェルフワイヤー」(1650円)や「固定フック」(880円)を取り付けることで後部座席のテーブルになるのがおもしろい。天板には四隅以外にも穴があるのでS字フックやカラビナで小物を整理するのにも便利。

運転席のミニテーブルとした例。写真はパワーウインドウのスイッチがある出っ張りに載せているが、幅を伸ばしてウインドウのウェザーストリップに差し込んでもいいそう。

オートフレッシュセンターはもともとポルトガル製ルーフトップテント「ジェームス・バロウド」の販売店でもあり、“マットを敷き詰めた不安定なテント内で、おやつや飲み物の置き場所に困った”という声をヒントにアルミンシュラフを開発した。

そのためキャンプ場で単独利用も可能にしている。

脚はいくつか種類があり、ショート高さ300mmとロング高さ410mm。焚き火を囲むテーブルやローテーブルとほぼ同じ高さなので、手持ちのファニチャーとも合わせやすい。

六角レンチで組み立て・解体OK

大阪・松原市のDIY用品専門店「Dotsubo」は、アルミフレームとジョイントパーツの数々を紹介。

クルマの荷室にベッドや棚を作る際、木材は加工しやすい反面、強度を確保するには重くなる。加工が簡単で強度も高い金属パイプを使うという手もあるが、こちらは組み立て後に組み換えや分解しづらいものがある。

Dotsuboのパーツは軽く、六角レンチひとつで組み立ても分解、組み換えができるのが特徴だ。

L型やT型のコネクターだけでなく、可動型や回転するコネクターなど多種多様。DIY上級者でなくとも“どのように使おうか”とコネクターを眺めるだけでワクワクする。

1からパーツを選んで設計するのはハードルが高いと考えるDIY初心者のためにキットも用意している。

こちらは「アルミレッグ3脚セット」(1万2100円~)で、好きな天板を差し込んで使うテーブル用の脚。高さ違いのテーブルを作れ、写真のようにするほか、背の高い天板の下に低い脚を置いてもよさそうだ。

アルミレッグセットのほかにも、コーヒードリッパースタンドやマスクスタンド、N-VAN用ベッドキットなどほかにはないユニークなキットが販売中とのこと。

写真の参考車両にはスライダーを用いた棚が積載されていた。これなら重い荷物も取り出しやすいし、構造を応用すれば引き出しタイプのテーブルも作れそう。

ちなみに、現在はハイエース用のスライドキャリアと車中泊ベッドのキットを開発中というから楽しみだ。

もう社用車と呼ばせない

プロボックスの手に入れやすい価格と使いやすさに着目した、大阪のプロボックスカスタム専門店「PROBO STYLE」。

飾り気のないラゲッジはコンテナボックスを積み込むのにちょうどいい。

後部座席の背面側までカバーするレザー調の「ラゲッジシートカバー」(2万5000円~)を取り付ければ実用一辺倒の雰囲気から趣味性の高いクルマにガラリと変身する。内装にこだわりたい車内泊派によさそう。

こちらはカラーオーダーができる「ラゲッジフロア」(3万5200円)と「ラゲッジキャビネット」(7万9200円)。傷つきにくく汚れにくい素材を採用しており、スキーやサーフィンを楽しむアクティブなユーザーに好まれそう。

格上げ必至の木製「アームレスト」(2万4200円)とアシストグリップ(ウッドグリップ単品)(1万3200円)、灰皿を小物入れにする「ニッチボックス」(1万4300円)、本革の「キーカバー」(3850円)など、レザーと天然木を用いたアクセサリーを用意。順次新製品が発表されるので、楽しみに待ちたい。

ハイエースを夏キャンプ仕様にする蚊帳

カスタムとは少々毛色が違うが、夏の車内泊&キャンプに欠かせない「蚊帳ネット」(2万2000円~)を展示していたのは大阪のハイエース専門店「neru海」。

neru海の蚊帳ネットは小さな虫まで遮断する二重構造で、さらに取り付けはウェザーストリップに差し込むだけ。ハイエース専用設計なので嫌なたるみも虫が入ってくるすき間もなく、内側からも外側からも開閉できるようになっているのがうれしい。

スライドドア用(1万9800円~)も用意。虫よけだけでなく目隠し効果もあり、ちょっとくらい荷物でごちゃついていても見苦しくない。

昨年は愛知の金物メーカーが作ったDIY用コネクター「テツコウモリ」がキャンパーの間でスマッシュヒットしたことは記憶に新しい。

DIY魂をかきたてるアルミパーツ、載せるだけでいい手軽なキットなど近畿エリアだけでもこれだけのユニークなギアが見つかった。

ほかのエリアにも地域に根ざした企業が発信するおもしろいカスタム系ギアがありそうだし、もしかしたら、今回紹介した4つのブランドから全国的ヒットが生まれるかもしれない。

取材・文/大森弘恵

こんな記事も読まれています

なぜ「雨の日に洗車」勧める? 無駄じゃない? ガソスタで声掛けするワケは? 雨で汚れは落ちないのですか?
なぜ「雨の日に洗車」勧める? 無駄じゃない? ガソスタで声掛けするワケは? 雨で汚れは落ちないのですか?
くるまのニュース
自己判断でETCをつけちゃダメ!? このウワサの真偽はいかに
自己判断でETCをつけちゃダメ!? このウワサの真偽はいかに
バイクのニュース
いまやドイツでは縦列駐車でバンパーをぶつけて停めるのはNGなんです!【池ノ内ミドリのジャーマン日記】
いまやドイツでは縦列駐車でバンパーをぶつけて停めるのはNGなんです!【池ノ内ミドリのジャーマン日記】
LE VOLANT CARSMEET WEB
現行シトロエンC3のファイナルを飾る限定モデル「C3メルシー!」が日本上陸
現行シトロエンC3のファイナルを飾る限定モデル「C3メルシー!」が日本上陸
カー・アンド・ドライバー
「東京アウトドアショー2024」幕張メッセで開幕 12ブランドの自動車メーカーやインポーターが出展
「東京アウトドアショー2024」幕張メッセで開幕 12ブランドの自動車メーカーやインポーターが出展
日刊自動車新聞
[新型フリード]最速3カ月納車!? フリードのために書き下ろしたミセスの新曲が激アツ
[新型フリード]最速3カ月納車!? フリードのために書き下ろしたミセスの新曲が激アツ
ベストカーWeb
日産『ムラーノ』が11年ぶりフルモデルチェンジへ! 日本市場復活はどうなる?
日産『ムラーノ』が11年ぶりフルモデルチェンジへ! 日本市場復活はどうなる?
レスポンス
ラリー・ポーランドが開幕。スーパーSSでヒョンデが1-2発進、勝田貴元は4番手/WRCデイ1
ラリー・ポーランドが開幕。スーパーSSでヒョンデが1-2発進、勝田貴元は4番手/WRCデイ1
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツCLEにブランド唯一のカブリオレモデルを追加発売
メルセデス・ベンツCLEにブランド唯一のカブリオレモデルを追加発売
Auto Prove
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「日本型ライドシェア開始から3ヶ月~都市・地方の展望と課題~」
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「日本型ライドシェア開始から3ヶ月~都市・地方の展望と課題~」
レスポンス
ハスクバーナ2025年モデルのエンデューロマシン国内導入発表 2スト含め計6機種
ハスクバーナ2025年モデルのエンデューロマシン国内導入発表 2スト含め計6機種
バイクのニュース
スズキが“新”「ハスラー」公開! 精悍すぎる「黒顔」に上質内装採用! めちゃタフ仕様追加の「超人気モデル」に未だ反響多数
スズキが“新”「ハスラー」公開! 精悍すぎる「黒顔」に上質内装採用! めちゃタフ仕様追加の「超人気モデル」に未だ反響多数
くるまのニュース
日産エクストレイルについて解説! VCターボエンジンと進化したプロパイロット搭載で話題のSUVとは
日産エクストレイルについて解説! VCターボエンジンと進化したプロパイロット搭載で話題のSUVとは
WEB CARTOP
メルセデス・ベンツの新世代2ドアクーペのCLEクーペに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+クーペ」を設定
メルセデス・ベンツの新世代2ドアクーペのCLEクーペに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+クーペ」を設定
カー・アンド・ドライバー
ミッドシップの新スポーツカー、ホンダ NS-Xとは[driver 1989年3-20号より]
ミッドシップの新スポーツカー、ホンダ NS-Xとは[driver 1989年3-20号より]
driver@web
エネチェンジの不正会計処理、「隠蔽認められず」も城口CEOに不適切な言動 調査委員会が報告書
エネチェンジの不正会計処理、「隠蔽認められず」も城口CEOに不適切な言動 調査委員会が報告書
日刊自動車新聞
【未来予想図】VW製クーペルックSUV 次世代T-Rocはこうなる 新型VW T-Rocの未来予想図とその初期情報をお届け!
【未来予想図】VW製クーペルックSUV 次世代T-Rocはこうなる 新型VW T-Rocの未来予想図とその初期情報をお届け!
AutoBild Japan
【ホンダ フリード 新型】e:HEVを初搭載、2タイプ設定で価格は250万8000円から
【ホンダ フリード 新型】e:HEVを初搭載、2タイプ設定で価格は250万8000円から
レスポンス

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村