■「MAZDA6」生産終了のタイミングで現れた「EZ-6」の正体とは
2024年4月25日、北京モーターショーで初公開となったマツダの新たな電動車である「EZ-6」は、中国市場でマツダと合弁事業のパートナーとなっている長安汽車の協力のもと、長安マツダが開発・製造を行うもので、2024年中に中国で販売されるとアナウンスされました。
しかしそのスタイリッシュな4ドアセダンのフォルムは、ほぼ同時期の2024年4月中旬に生産を終了した「マツダ6(旧・アテンザ)」の後継車を思わせるものでした。これは単なる偶然なのでしょうか。
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EZ-6は、マツダのデザインテーマである「魂動デザイン」に基づいたスタイリングをまとっており、一目でマツダ車であることが分かるもの。
走りの面でも、マツダらしい人馬一体の走行性能を持ち合わせていると言われている点も注目ポイントでしょう。
パワートレインは、満充電で約600kmの走行を想定しているBEV(バッテリーEV:電気自動車)と、1回の給油で1000km以上の走行を想定するPHEV(プラグインハイブリッド車)の2種類が用意されるとのこと。
駆動方式はFR、BEVモデルでは前後重量配分が50:50とベストバランスになるということも相まって、スポーティな走りが期待されます。
となるとにわかに期待したくなるのが、このモデルをベースとした「“新型”マツダ6」の登場ではないでしょうか。
マツダ6は、2002年に登場したアテンザを祖に持ち、さらにさかのぼれば1970年に登場した「カペラ」を源流とする歴史のあるモデルです。
現行型は今年の4月をもって生産を終了し、現在は在庫のみの販売となっていますが、マツダのフラッグシップセダン/ワゴンとして、根強いファンがいる車種です。
残念ながら現在のところ、直接的な後継車種の登場はアナウンスされていませんが、EZ-6はマツダ6と同じく車格を表す“6”の数字を持った車種であり、ボディサイズも現行型マツダ6から若干大きくなった程度となっているため、後継車種としてリリースされても違和感のないものと言えるでしょう。
もちろんセダンがベースであるため、ステーションワゴン版を作成するものそこまで大変ではないでしょうし、電動パワートレインを採用していることから、外部給電機能を用いて、スバル「レガシィアウトバック」のようなクロスオーバーモデルが誕生しても面白いかもしれません。
プラットフォームも完全に電動車用の設計ではなく、PHEVモデルが用意され、エンジンが搭載できるようになっていることも、次期マツダ6への転用に可能性を見出だすことができるポイントとなっています。
ただ実はこのEZ-6、前述した合弁事業のパートナーである長安汽車の電動車ブランド「深藍」の「SL03」というモデルがベースとなっており、マツダオリジナルの車両ではないのです。
しかしマツダもFRレイアウトを持ち、「CX-60」などに使用されているラージ商品群プラットフォームを保有しているため、EZ-6に対する反響次第では、次期マツダ6が登場する可能性もあるかもしれません。
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みんなのコメント
日本でのマツダ6はワゴンと合わせて約2000台しか売れず、販売終了した。だから、日本への導入はほぼないと推察する。
ネットでは信者も多いセダンだが、実際には販売低調が続いている。その中では中国など特定の市場でセダン信仰がまだあるのか比較的堅調だ。だからこの車は中国専売車だと思う。
まぁ、床一面に重量のある電池が敷き詰められてるから、前輪を前に出さなくても重量の前後配分ができるからなんだろうけど、単純にセダンの形として美しくない。
サイズもデカいし日本では売れないだろうね。間違いなく中国専売モデル。