多発する高齢者のアクセル・ブレーキ踏み間違え事故、人為的なミスを電気制御でカバーしようという商品がある。間違ってアクセルを急に踏み込んでしまうのが原因なら、その信号を瞬時にキャンセルしてしまおう、というのが“見張り番” の機能だ。高齢者に限らずミスは誰にでもある。その時のリスクを「後付け」で最小限にしてくれる画期的な商品なのだ。
ニュースで頻繁に目にする踏み間違え事故。
その数はどんどん増え続け、ここ数年は年間6000件以上のペースで起こっている。
各自動車メーカーも防止装置普及に力を入れているが、少し前の世代には付いていないし、導入率はまだそれほど高くはない。
そこで登場したのがこの後付けアクセル制御アイテム「ペダルの見張り番」だ。
ブレーキと間違って強くアクセルを踏み込んでしまっても、それを検知してアクセル開度を電気的に制御し急発進や急加速を防いでくれる。
作動条件は停止時、または時速10km未満での徐行時で、ギアは前進だけでなく、バックにも対応している。
さらにアクセルとブレーキを同時に踏んでしまった際は、ブレーキの方が優先される機能も搭載。
そんなケースは多くはないだろうが、踏み間違えをする時はたいてい慌ててパニック状態になっているもの。このシステムも安心材料となるのは間違いない。
さてちょっと気になるのは、「どれくらい強く踏んだら作動するのか」という点だが、アクセル感度は3段階を用意。ボタン一つで簡単に切り替えできるので、好みの感度にセットすれば、日常的な運転に支障は出ない状態で使用できるだろう。適合は100車種以上。ハイブリッド車をはじめ、20アル&ヴェルといった一世代前の車種にも装着できるし、もちろん現行世代のクルマにも幅広く対応している。
販売&取り付けは全国のオートバックスグループで先行受付中なので、興味のある人は、ぜひ近くの店舗へ足を運んでみよう。
カー用品メーカー・ミラリードとの共同開発品。
電子制御スロットル車に対応するが、具体的にはWEBの適合リストを参照のこと。
価格は車種専用ハーネスと、オートバックス各店での取り付け工賃込み。
価格:4万3198円(税込)
本体のみの購入はできず、取り付けまでのセット販売になるが、1年間の交通事故傷害保険も付帯している。
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