走りに特化したフラッグシップ
執筆:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
【画像】新型メルセデスAMG EQS 53【標準のEQSやライバルと比較】 全120枚
翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)
新型メルセデスAMG EQS 53 4マティック+が発表された。メルセデス・ベンツの高性能車部門であるAMGにとって初の完全電動モデルで、最大出力761psのツインモーターを搭載し、ポルシェ・タイカン・ターボSやアウディRS eトロンGTに対抗する。
今回の新モデルに続き、同じEVA2プラットフォームを採用したEQシリーズの高性能バージョンや、AMG.EAアーキテクチャーを採用したAMG専用モデルなど、さまざまなEVが開発される予定だ。
EQS 53は、ベースとなるEQSに大幅なアップグレードを加えており、AMG専用の高出力モーターが前後アクスルに搭載されている。このモーターは、新しい巻線、より強い電流、インバーターを介した新しいアクチュエーションを採用しており、さらなる高回転を実現している。
EQS 53の標準モデルは最高出力658ps、最大トルク96kg-mを発揮するが、ダイナミック・プラス・パッケージを装着したモデルには、最高出力761ps、最大トルク104kg-mまでパワーアップする「レース・スタート」モードが用意されている。
このモードでは、0-100km/h加速を標準より0.4秒速い3.4秒で達成する。最高速度は、標準の220km/hから250km/hに向上する。
ツインモーターの採用により、完全可変式の4輪駆動を実現しているが、6相設計とAMG専用の冷却機能により、リアモーターを「特にパワフル」にして、モーターの効率を高めている。
AMG独自のセッティング
電力は、400V、107.8kWhのリチウムイオンバッテリーに蓄えられ、AMG独自の配線によりパフォーマンスを向上させ、仕様に応じて525~580kmの航続距離を実現しているという。EQS 53向けにバッテリーの管理システムがカスタマイズされており、「スポーツ」および「スポーツ+」の走行モードでより高いパフォーマンスを発揮する。
走行中は、ステアリングホイールのスイッチにより、回生エネルギーを3段階に調整可能だ。バッテリーの充電は、急速充電器を使って最大200kWで行うことができる。
サスペンションは、通常のEQSと同様に前後マルチリンクを採用しているが、AMGによれば、リアアクスルビーム、サブフレーム、モーターマウントなど、「ドライビング・ダイナミクスに影響を与える部品」はすべて再開発したとのこと。
AMGのエアサスペンション「ライド・コントロール+」を搭載し、電子制御式アクティブダンパーと標準のリアアクスルステアリングを組み合わせている。AMG GT 4ドア・クーペと同様に、エアサスペンションには2つの圧力リリーフバルブが装備されており、走行状況に応じて減衰力を「より正確に」調整することができるという。センサーデータを分析して減衰力を変化させることもできる。
サスペンション、ハンドリング、パワー供給、バッテリー管理を調整するさまざまな走行モードが搭載されており、合成サウンドも適宜変更できる。ホイールは21インチまたは22インチから選択でき、高性能ブレーキを標準装備している。大型のセラミックブレーキはオプションだ。
EQSサウンド・エクスペリエンス・システムには、新たにAMGモードが追加された。ダイナミック・プラス搭載モデルには、すべての車両機能に「イベントサウンド」を追加するモードも設定されている。
アグレッシブな空力パーツ
EQS 53には、AMG特有のデザイン要素が数多く採用されている。例えば、クロームのストリップバーを備えたブラックパネルや、フロントバンパー、エプロンなどがある。
標準のEQSのCd値は0.23だが、風洞実験により空気の流れを最適化した結果、リアディフューザー、サイドエアインテーク、大型リアスポイラーなどが改良されている。
室内には、ダッシュボードの幅いっぱいに「ハイパースクリーン」を設置。このスクリーンには、80以上の走行データを記録するAMGトラック・ペース・システム(オプション)をはじめ、AMG専用のモードやデザインが取り入れられている。
また、レッドのブレーキキャリパーやカーボンファイバー製のトリムエレメントを追加する「AMGナイトパッケージ・ダーククローム」など、さまざまなスタイリングオプションが用意されている。
EQS 53は、今年の後半に欧州で発売される予定。価格はまだ発表されていない。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント