スズキが軽トラック「キャリイ」を題材にした一風変わった取り組みをはじめた。子どもを中心に人気のプログラミングアプリ「スプリンギン」(運営会社:しくみデザイン)でキャリイを使ったゲームを制作してもらうコンテンストだ。スズキとは縁が少ないであろうキッズプログラマーとの接点づくりにつなげる。
スプリンギンは、文字を使わずに誰でもデジタル作品をつくれるアプリ。読み書きができない年齢の子どもも、プログラミングを通じて想像力や論理的思考などを身に着けられる教材として、2015年のサービス開始から100万回以上ダウンロードされているスマートフォンアプリだ。
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そのスプリンギンを使ってスズキとしくみデザインが開催するのが「SUZUKI×Springin'『軽トラ』コンテスト」だ。スズキが1961年に発売した「スズキライトキャリイ」から、2018年に発売した「スーパーキャリイ」まで5車種のキャリイを素材として提供。軽トラをテーマにしたゲームを作ってもらう。最優秀賞や優秀賞を受賞した作品は、スズキの企業ミュージアム「スズキ歴史館」で表彰する(9月22日開催)。
スズキがこうした取り組みを実施するのは、「熱意と想像力や集中力を持っている人にスズキの魅力を伝えたい」(広報部)からだ。採用活動などで自動車業界の人気が相対的に低下する中、クルマにさほど興味を持っていない子どもらとの接点にスプリンギンを活用する。スズキのラインアップの中で最も歴史があり、象徴的なモデルでもあるキャリイを題材にすることでスズキへの関心のきっかけにする狙いだ。
新しい層との接点づくりは今回の取り組みに限ったものではない。例えば昨年は、eモータースポーツレースで「ジムニー」のNFT(非代替性トークン)を配布した。NFTなどのデジタル技術に関心のある層に自社の魅力を発信する取り組みだ。
技術の進化や国内市場の縮小など事業環境が急速に変化する自動車業界。人材確保も顧客開拓も従来とは異なるアプローチが不可欠となる中、スズキは新しいファンづくりへ、デジタルの世界に活路を見いだす。
(水鳥 友哉)
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